71 / 225
異世界転生 出会い編
第70話 光樹の樹魂
しおりを挟む
ミネバ様の護衛依頼を終えたので、冒険者ギルドへ向かって依頼完了の手続きをする。私は受付へ依頼主のサインを貰った護衛依頼書を提出した。
「確かにセルラー子爵令嬢の護衛依頼完了を確認しました。報酬代金はどうされますか?」
「ギルド口座へ入金してくれるかな。それと周辺にあるダンジョンの情報が欲しいんだけど」
特にする事がないので、ダンジョン攻略でもして楽しもうかと思ったら、意外な答えが返ってきた。
「かしこまりました。報酬代金は直ぐに入金しておきますね。それとダンジョンの情報なのですが、ポロ町の周辺にダンジョンはございません。ユーザニア市の周辺には【嘆きの地下迷宮】と【鬼の塔】の2つのダンジョンがございます。どちらもクラスCの中難易度ダンジョンになりますね」
ポロ町にダンジョンはないので、ユーザニア市へ戻らなければダンジョン攻略は出来ないのか、取り敢えずユーザニア市のダンジョン情報をもらえるか聞いてみる。
「ユーザニア市にある2つのダンジョン情報何だけど、ユーザニア市の冒険者ギルドでしか聞く事が出来ないのかな?」
「そうなりますね、ダンジョンの攻略情報は現地のユーザニア市で聞いて頂く事になります」
「そっか、判ったよ。ありがとう」
手続きを終えてからは、ポロ町の家に戻ってから【拒絶の森】へ向かった。少しゆっくりしてからユーザニア市へ向かってダンジョン攻略をする。一応は私の本拠地だし、光樹や守護龍達も居るから、たまには顔を出して主らしい事もしないとね!
転移魔法陣で久し振りに拒絶の森にある本拠地に着いた。光樹を見ると何か実ってる物が見えたので、早速鑑定をしてみる。
【樹魂】光樹の分魂体で、光樹の主が魔力を注ぐ事により眷属として実体化して活動する事ができる。
うん、私の魔力を注ぐ事で眷属として実体化出来るのね。拒絶の森を本拠地として維持する為に、管理を任せるには良さそうな気がしたので、実っていた4つの樹魂を手に取って魔力を注いでみると、樹魂は淡く発光しながら人型の姿になると同時に跪いた。
「我が主、我等は未来永劫の忠誠を誓います」
「私はアリス、あなた達には拒絶の森で開墾と管理をしてもらいたいけど良いかな?」
「仰せのままに!」
「じゃあ、貴方達に名前をあげるね。アリス.フェリシアが樹魂達に名を授ける【トライア】【トレミー】【トレシュ】【トレッサ】この本拠地を少しずつで良いから開墾してね。冒険と学院生活を済ませたら、拒絶の森で本格的に活動をするつもりだからよろしく」
「アリス様、我等には開墾の知識がございません。なにか助言を頂きたのですが?」
「〘並列思考〙に開墾の方法と計画を立てさせるから、決まれば連絡をするね」
「「かしこまりました」」
運良く拒絶の森を任せる事が出来る眷属を得た。今は本拠地と名ばかりの家屋があるだけで、見た目だけならユーザニア市にある屋敷の方が本拠地に見えちゃうね。それでも、私がこの世界に生まれた場所なので、特別な想い入れがあるの。光樹を中心とした街造りを、いずれは国造りをしてみたいんだよね。そんな事を考えていると大きな気配が近付いてきた。
「「偉大なるアリス様、お久しぶりにございます」」
私の眷属である守護龍人達が挨拶にやって来た。
「確かにセルラー子爵令嬢の護衛依頼完了を確認しました。報酬代金はどうされますか?」
「ギルド口座へ入金してくれるかな。それと周辺にあるダンジョンの情報が欲しいんだけど」
特にする事がないので、ダンジョン攻略でもして楽しもうかと思ったら、意外な答えが返ってきた。
「かしこまりました。報酬代金は直ぐに入金しておきますね。それとダンジョンの情報なのですが、ポロ町の周辺にダンジョンはございません。ユーザニア市の周辺には【嘆きの地下迷宮】と【鬼の塔】の2つのダンジョンがございます。どちらもクラスCの中難易度ダンジョンになりますね」
ポロ町にダンジョンはないので、ユーザニア市へ戻らなければダンジョン攻略は出来ないのか、取り敢えずユーザニア市のダンジョン情報をもらえるか聞いてみる。
「ユーザニア市にある2つのダンジョン情報何だけど、ユーザニア市の冒険者ギルドでしか聞く事が出来ないのかな?」
「そうなりますね、ダンジョンの攻略情報は現地のユーザニア市で聞いて頂く事になります」
「そっか、判ったよ。ありがとう」
手続きを終えてからは、ポロ町の家に戻ってから【拒絶の森】へ向かった。少しゆっくりしてからユーザニア市へ向かってダンジョン攻略をする。一応は私の本拠地だし、光樹や守護龍達も居るから、たまには顔を出して主らしい事もしないとね!
転移魔法陣で久し振りに拒絶の森にある本拠地に着いた。光樹を見ると何か実ってる物が見えたので、早速鑑定をしてみる。
【樹魂】光樹の分魂体で、光樹の主が魔力を注ぐ事により眷属として実体化して活動する事ができる。
うん、私の魔力を注ぐ事で眷属として実体化出来るのね。拒絶の森を本拠地として維持する為に、管理を任せるには良さそうな気がしたので、実っていた4つの樹魂を手に取って魔力を注いでみると、樹魂は淡く発光しながら人型の姿になると同時に跪いた。
「我が主、我等は未来永劫の忠誠を誓います」
「私はアリス、あなた達には拒絶の森で開墾と管理をしてもらいたいけど良いかな?」
「仰せのままに!」
「じゃあ、貴方達に名前をあげるね。アリス.フェリシアが樹魂達に名を授ける【トライア】【トレミー】【トレシュ】【トレッサ】この本拠地を少しずつで良いから開墾してね。冒険と学院生活を済ませたら、拒絶の森で本格的に活動をするつもりだからよろしく」
「アリス様、我等には開墾の知識がございません。なにか助言を頂きたのですが?」
「〘並列思考〙に開墾の方法と計画を立てさせるから、決まれば連絡をするね」
「「かしこまりました」」
運良く拒絶の森を任せる事が出来る眷属を得た。今は本拠地と名ばかりの家屋があるだけで、見た目だけならユーザニア市にある屋敷の方が本拠地に見えちゃうね。それでも、私がこの世界に生まれた場所なので、特別な想い入れがあるの。光樹を中心とした街造りを、いずれは国造りをしてみたいんだよね。そんな事を考えていると大きな気配が近付いてきた。
「「偉大なるアリス様、お久しぶりにございます」」
私の眷属である守護龍人達が挨拶にやって来た。
98
お気に入りに追加
929
あなたにおすすめの小説
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
スキル【縫う】で無双します! 〜ハズレスキルと言われたけれど、努力で当たりにしてみます〜
藤花スイ
ファンタジー
お転婆娘のセネカは英雄に憧れているが、授かったのは【縫う】という非戦闘系のスキルだった。
幼馴染のルキウスは破格のスキル【神聖魔法】を得て、王都の教会に引き取られていった。
失意に沈むセネカに心ない言葉をかけてくる者もいた。
「ハズレスキルだったのに、まだ冒険者になるつもりなのか?」
だけどセネカは挫けない。自分のスキルを信じてひたすらに努力を重ねる。
布や皮は当たり前、空気や意識に至るまでなんだって縫ってゆく。
頑張っているうちにいつしか仲間が増えて、スキルの使い方も分かってきた。
セネカは創意工夫を重ねてどんどん強くなっていく。
幼馴染と冒険の旅に出る日を夢見ながらひたすらに己を鍛え上げていく。
魔物から村を守るために命を賭した両親のような英雄になることを目指してセネカは走り続ける。
「私のスキルは【縫う】。
ハズレだと言われたけれど、努力で当たりにしてきた」
これは一途にスキルを磨き、英雄となった少女の物語
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
異世界でネットショッピングをして商いをしました。
ss
ファンタジー
異世界に飛ばされた主人公、アキラが使えたスキルは「ネットショッピング」だった。
それは、地球の物を買えるというスキルだった。アキラはこれを駆使して異世界で荒稼ぎする。
これはそんなアキラの爽快で時には苦難ありの異世界生活の一端である。(ハーレムはないよ)
よければお気に入り、感想よろしくお願いしますm(_ _)m
hotランキング23位(18日11時時点)
本当にありがとうございます
誤字指摘などありがとうございます!スキルの「作者の権限」で直していこうと思いますが、発動条件がたくさんあるので直すのに時間がかかりますので気長にお待ちください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる