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異世界転生 出会い編
第50話 セルラー子爵家へ
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翌朝、私達はユーザニア市へ向かう護衛依頼の為にセルラー子爵邸へと向かったの。
途中でアナからセルラー子爵家の事で話し掛けられる。私も貴族の事なんて知らないんだけどね(笑)
「アリス様、セルラー子爵邸って凄い豪邸なんですかね?護衛の説明を聞く時は、美味しい物とか出るのかな~?」
「アナ、何を言ってるの貴族ですよ!とっても美味しいお肉が出る決まってるでしょ♪」
「アナ姉様、朝からお肉は……」
「私は【拒絶の森】で生まれ育ったからさ、貴族の事はよく判らないね。着いてからのお楽しみだね(笑)」
しかし、美味しい物=肉って、決してブレないゼシカは流石だね……
色々と話しをしながら歩いてると、セルラー子爵邸の門前に到着したので、守衛らしき人が立っていたので声を掛けて挨拶をする。
「おはようございます、私は【光の絆】のアリスと申します。ミネバお嬢様のユーザニア市まで護衛する依頼の件で参りました。責任者へのお取次ぎをお願い致します」
「ミネバお嬢様の護衛?あぁ~、魔法学園の受験でユーザニア市へ向かうんでしたね!少しお待ちを、直ぐに執事を連れてきます」
「よろしくお願いします」
少し頼りない感じの守衛が、門から邸宅へ向かって行ったので、門の前で暫く待機してると、守衛と一緒に黒服を着たいかにも執事って感じの初老の人がやって来た。
「おはようございます、ようこそおいで下さいました。私はミネバお嬢様の専属執事のセバスチャンと申します。ミネバお嬢様のユーザニア市への護衛の件ですが、あなた方3人で護衛の任務全う出来ますのかな?」
執事でセバスチャンってテンプレかな?と思っていたら、私達に護衛の任務を全う出来るのか不信感を持ってるみたいだったの。
「任務の全うですか?戦力的な事なら私はワイバーン程度なら簡単に倒せますよ?それとも戦力的以外の要因なのでしょうか?」
私がワイバーンを簡単に倒せるとから、戦力的な事なら大丈夫と伝えると、セバスチャンは笑いながら返事をする。
「あなたがワイバーンを簡単に倒せる?ご冗談は程々にしてください。この町に在籍する冒険者で、ワイバーンを倒せる者なんておりませんからね(笑)」
「そう言われても、私は先日にワイバーン討伐依頼を達成してるので、冒険者ギルドで確認をしてもらえは判る筈ですよ?」
「そうですか、では従者を冒険者ギルドへ走らせ討伐の確認へ向かわせましょう。確認が終わるまで客間でお待ち下さい」
「かしこまりました」
従者が冒険者ギルドへ確認へ行ってる間は、客間でメイドにお茶とお菓子を用意してもらって『モグモグタイム』をしていると、少し引き攣った笑顔をしたセバスチャンが客間にやってきた。
「冒険者ギルドへ確認を致しました。疑う用な発言をして誠に申し訳ございませんでした。直ぐに旦那様の執務室へご案内致します」
セバスチャンは深く頭を下げて謝罪したので、私はそれを受け入れたの。
「いいえ、ミネバお嬢様の安全を考えての事ですからね、私を疑って信頼出来る者か確認をしたあなたは執事の鏡だと思いますよ」
「そう言って頂けると有り難いです。では執務室へ参りましょう」
私は素直に謝罪した事に好印象を持ったので、セバスチャンとの関係修正を済ませてから子爵の執務室へ向かった。
『コンコン』
「旦那様、【光の絆】の方が参られました」
「あぁ、入って貰いなさい」
「失礼します」
私達が子爵の執務室へ入ると、金髪で優雅な雰囲気の方が席に着いていた。隣には同じ金髪で青い瞳をした美少女が座って居たの。
「ようこそ【光の絆】の皆さん、私はセルラー子爵家当主【ノリス.セルラー】だ」
「私はセルラー子爵家次女【ミネバ.セルラー】ですわ」
「【光の絆】のアリスでございます。後に控えるのはゼシカとアナでございます」
簡単な挨拶を済ませた後は、ユーザニア市への護衛依頼について詳細な話をした。最近は魔素濃度が上昇していて魔物達が活性化してる為に、ユーザニア市への道中がかなり危険になって、今回の護衛依頼を冒険者ギルドへ出したらしいの。
ユーザニア市までは馬車移動で10日程度で、出発は明日には出たいとの事で、もし可能なら帰りの護衛も依頼したいらしい。ミネバお嬢様のユーザニアでの滞在期間は10日間。その間にユーザニア大聖堂へ行って祈りを捧げたり、適当な家を探して購入してれば時間を潰せるから、帰りの護衛依頼も受ける事にしたの。
子爵との護衛についての打ち合わせが終わったので、まったりしたいので拠点へ戻って明日の護衛開始まで適当に準備をしたのだった。
途中でアナからセルラー子爵家の事で話し掛けられる。私も貴族の事なんて知らないんだけどね(笑)
「アリス様、セルラー子爵邸って凄い豪邸なんですかね?護衛の説明を聞く時は、美味しい物とか出るのかな~?」
「アナ、何を言ってるの貴族ですよ!とっても美味しいお肉が出る決まってるでしょ♪」
「アナ姉様、朝からお肉は……」
「私は【拒絶の森】で生まれ育ったからさ、貴族の事はよく判らないね。着いてからのお楽しみだね(笑)」
しかし、美味しい物=肉って、決してブレないゼシカは流石だね……
色々と話しをしながら歩いてると、セルラー子爵邸の門前に到着したので、守衛らしき人が立っていたので声を掛けて挨拶をする。
「おはようございます、私は【光の絆】のアリスと申します。ミネバお嬢様のユーザニア市まで護衛する依頼の件で参りました。責任者へのお取次ぎをお願い致します」
「ミネバお嬢様の護衛?あぁ~、魔法学園の受験でユーザニア市へ向かうんでしたね!少しお待ちを、直ぐに執事を連れてきます」
「よろしくお願いします」
少し頼りない感じの守衛が、門から邸宅へ向かって行ったので、門の前で暫く待機してると、守衛と一緒に黒服を着たいかにも執事って感じの初老の人がやって来た。
「おはようございます、ようこそおいで下さいました。私はミネバお嬢様の専属執事のセバスチャンと申します。ミネバお嬢様のユーザニア市への護衛の件ですが、あなた方3人で護衛の任務全う出来ますのかな?」
執事でセバスチャンってテンプレかな?と思っていたら、私達に護衛の任務を全う出来るのか不信感を持ってるみたいだったの。
「任務の全うですか?戦力的な事なら私はワイバーン程度なら簡単に倒せますよ?それとも戦力的以外の要因なのでしょうか?」
私がワイバーンを簡単に倒せるとから、戦力的な事なら大丈夫と伝えると、セバスチャンは笑いながら返事をする。
「あなたがワイバーンを簡単に倒せる?ご冗談は程々にしてください。この町に在籍する冒険者で、ワイバーンを倒せる者なんておりませんからね(笑)」
「そう言われても、私は先日にワイバーン討伐依頼を達成してるので、冒険者ギルドで確認をしてもらえは判る筈ですよ?」
「そうですか、では従者を冒険者ギルドへ走らせ討伐の確認へ向かわせましょう。確認が終わるまで客間でお待ち下さい」
「かしこまりました」
従者が冒険者ギルドへ確認へ行ってる間は、客間でメイドにお茶とお菓子を用意してもらって『モグモグタイム』をしていると、少し引き攣った笑顔をしたセバスチャンが客間にやってきた。
「冒険者ギルドへ確認を致しました。疑う用な発言をして誠に申し訳ございませんでした。直ぐに旦那様の執務室へご案内致します」
セバスチャンは深く頭を下げて謝罪したので、私はそれを受け入れたの。
「いいえ、ミネバお嬢様の安全を考えての事ですからね、私を疑って信頼出来る者か確認をしたあなたは執事の鏡だと思いますよ」
「そう言って頂けると有り難いです。では執務室へ参りましょう」
私は素直に謝罪した事に好印象を持ったので、セバスチャンとの関係修正を済ませてから子爵の執務室へ向かった。
『コンコン』
「旦那様、【光の絆】の方が参られました」
「あぁ、入って貰いなさい」
「失礼します」
私達が子爵の執務室へ入ると、金髪で優雅な雰囲気の方が席に着いていた。隣には同じ金髪で青い瞳をした美少女が座って居たの。
「ようこそ【光の絆】の皆さん、私はセルラー子爵家当主【ノリス.セルラー】だ」
「私はセルラー子爵家次女【ミネバ.セルラー】ですわ」
「【光の絆】のアリスでございます。後に控えるのはゼシカとアナでございます」
簡単な挨拶を済ませた後は、ユーザニア市への護衛依頼について詳細な話をした。最近は魔素濃度が上昇していて魔物達が活性化してる為に、ユーザニア市への道中がかなり危険になって、今回の護衛依頼を冒険者ギルドへ出したらしいの。
ユーザニア市までは馬車移動で10日程度で、出発は明日には出たいとの事で、もし可能なら帰りの護衛も依頼したいらしい。ミネバお嬢様のユーザニアでの滞在期間は10日間。その間にユーザニア大聖堂へ行って祈りを捧げたり、適当な家を探して購入してれば時間を潰せるから、帰りの護衛依頼も受ける事にしたの。
子爵との護衛についての打ち合わせが終わったので、まったりしたいので拠点へ戻って明日の護衛開始まで適当に準備をしたのだった。
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