38 / 225
異世界転生 出会い編
第37話 家を買うよ♪
しおりを挟む
私は家を買う為に不動産屋へ向かうつもりだったけど、ポロ町へ入るお金程度しかない事に気付いたので、手持ちの竜種の素材を売って金策する事にしたの。
「ねぇゼシカ、この町に竜種の素材を買ってくれそうなお店を知ってる?」
「祖父がアイテムを売った時に付いて行った事がある店なら知ってますが、竜種の素材を買取りが出来るかは判りません」
「取り敢えず案内してくれる?」
「かしこまりました」
買取りをしてくれるか判らないけど、行ってみる事にしたのでゼシカの後を付いていく。
「アリス様、ここです。この【奇天烈商会】が祖父と来た店です」
「名前からして色々な商売をしてそうね」
私達はドアを開けて商会の建物へ入ってみると、初老の男性が私達に声を掛けた。
「いらっしゃい!パパのお使いかな?」
「えっと、竜種の素材を買取って欲しいんです」
「はははっ、お嬢ちゃんが竜種素材を?玩具の間違いじゃないのかな?」
「いいえ、玩具じゃないよ、地竜の角を買取って欲しいの」
私が真剣な表情で説明すると、男性は少し困惑気味な顔をしながら丁寧な話し方になる。
「貴族の御令嬢なのでしょうか?貴重な物を勝手に持ち出されると、御両親に怒らてしまいますよ?」
これは、子供が竜種の素材を売りに来たのでオヤの持ち物を勝手にしやがれ売りに来たと疑われてるね(汗)
面倒なので〘拒絶〙を使う事にした。
『私の事を疑う事を〚拒絶〛する。更に素材の買取を拒否する事も〚拒絶〛する』
言葉に出せずに念じるように〘拒絶〙を発動させてから、もう1度男性に話し掛けてみる。
「この地竜の角を買取って欲しいの」
「おぉ、大変貴重な逸品ですね。店で用意出来る金貨が1,500枚しか無いのですが、売って頂く事は出来ませんか?」
「うん、金貨1,500枚で良いよ♪」
「ありがとうございます!直ぐに金貨を用意致します」
金貨1,500枚か簡単に大金が手に入ったので、そのまま不動産屋へ向かう事にした。
向かった不動産屋は【ポロ宅地販売商会】というお店で、選んだ理由は単純に目に止まったからなの(笑)
まぁ、当然なんだけど店に入ってから、物件紹介と書かれたカウンターの席に着くと、店員さんは困惑してた(笑)
「いらっしゃいませ?お嬢ちゃんは迷子になったなのかな?」
「いいえ、迷子じゃないよ。ここへ家を購入しに来たんだよ。えっと、あまり騒がしくない場所がいいかな。それと、そこそこの広さがある物件を紹介して欲しいの」
「ごめんなさいね、ここにはお菓子の家は置いてないのよ。駄菓子屋さんなら反対の通りにあるから、そっちへ行ってくれるかな?」
うん、素材を売りに行った時と同じだね。
普通に私みたいな子供が家を買いきたら、その時点で冗談で来てると思うもんね(笑)
面倒なので〘拒絶〙で解決する事にしたの。
『私へ物件販売を拒否する事を〚拒絶〛する』
「あの~、予算は金貨1,000枚までで、あまり騒がしくない場所で、そこそこの広さがある物件を紹介してください」
「はい、かしこまりました。条件にあう物件をお持ちしますので、少々お待ちくださいね」
暫く待つと物件を紹介してくれた。
「お待たせ致しました。こちらの物件はどうでしょうか?ポロ町の商業地区の小路通りある500㎡土地に、3LDKの2階建てに家庭菜園が出来る庭付きの物で金貨1,000枚になります」
家の状態は〘万物創成〙があるので気にする必要がないので、その家を購入する事にした。
「はい、購入したいと思うので手続きをお願いします。金貨1,000枚は今払いますね」
「かしこまりました」
売買契約書を交わして、金貨1,000枚を支払った事でポロ町に私達の第2拠点が出来たの。
店員さんに家まで案内してもらってから、家の鍵を受け取って早速家へ入ってみる。
1階にはダイニングキッチンとリビングにお風呂があって、2階には寝室になりそうな部屋が3つあり、1部屋だけある大きな部屋を私の寝室に、空いてる片方をゼシカの部屋にしたの。
家を購入した1番の目的の【拒絶の森】へ行き来する為の転移魔法陣はリビングに設置した。
大丈夫だと思うけど戻れるのか確認をする為に、私達は転移魔法陣に入ってみる。
『シュン』
一瞬で【拒絶の森】の拠点のサロンに移動出来たの♪ポロ町へ戻る前に材木を用意してから戻る事にした。第2拠点で必要な家具類を作るのに必要だったからね!
取り敢えず適当な材木を持ってポロ町へ戻ったの。リビングに必要な食卓テーブルや椅子を〘万物創成〙で作ると、ゼシカがお茶を淹れてくれたの。
「アリス様、家具等の作成お疲れ様です。お茶を淹れてきました」
ゼシカがお茶を淹れてくれたので休憩することにした。
このポロ町の家って、冒険者ギルドでクエスト受ける時くらいしか使わないんだよね。
そのうち私が〘万物創成〙で作った物を販売する店に改装するのも良いかも知れないね。
他にもこの拠点で色々と楽しい事が出来れば良いなと思いながら、ゼシカとお茶を飲みながら休憩をした後は【拒絶の森】へ帰ったの。
「ねぇゼシカ、この町に竜種の素材を買ってくれそうなお店を知ってる?」
「祖父がアイテムを売った時に付いて行った事がある店なら知ってますが、竜種の素材を買取りが出来るかは判りません」
「取り敢えず案内してくれる?」
「かしこまりました」
買取りをしてくれるか判らないけど、行ってみる事にしたのでゼシカの後を付いていく。
「アリス様、ここです。この【奇天烈商会】が祖父と来た店です」
「名前からして色々な商売をしてそうね」
私達はドアを開けて商会の建物へ入ってみると、初老の男性が私達に声を掛けた。
「いらっしゃい!パパのお使いかな?」
「えっと、竜種の素材を買取って欲しいんです」
「はははっ、お嬢ちゃんが竜種素材を?玩具の間違いじゃないのかな?」
「いいえ、玩具じゃないよ、地竜の角を買取って欲しいの」
私が真剣な表情で説明すると、男性は少し困惑気味な顔をしながら丁寧な話し方になる。
「貴族の御令嬢なのでしょうか?貴重な物を勝手に持ち出されると、御両親に怒らてしまいますよ?」
これは、子供が竜種の素材を売りに来たのでオヤの持ち物を勝手にしやがれ売りに来たと疑われてるね(汗)
面倒なので〘拒絶〙を使う事にした。
『私の事を疑う事を〚拒絶〛する。更に素材の買取を拒否する事も〚拒絶〛する』
言葉に出せずに念じるように〘拒絶〙を発動させてから、もう1度男性に話し掛けてみる。
「この地竜の角を買取って欲しいの」
「おぉ、大変貴重な逸品ですね。店で用意出来る金貨が1,500枚しか無いのですが、売って頂く事は出来ませんか?」
「うん、金貨1,500枚で良いよ♪」
「ありがとうございます!直ぐに金貨を用意致します」
金貨1,500枚か簡単に大金が手に入ったので、そのまま不動産屋へ向かう事にした。
向かった不動産屋は【ポロ宅地販売商会】というお店で、選んだ理由は単純に目に止まったからなの(笑)
まぁ、当然なんだけど店に入ってから、物件紹介と書かれたカウンターの席に着くと、店員さんは困惑してた(笑)
「いらっしゃいませ?お嬢ちゃんは迷子になったなのかな?」
「いいえ、迷子じゃないよ。ここへ家を購入しに来たんだよ。えっと、あまり騒がしくない場所がいいかな。それと、そこそこの広さがある物件を紹介して欲しいの」
「ごめんなさいね、ここにはお菓子の家は置いてないのよ。駄菓子屋さんなら反対の通りにあるから、そっちへ行ってくれるかな?」
うん、素材を売りに行った時と同じだね。
普通に私みたいな子供が家を買いきたら、その時点で冗談で来てると思うもんね(笑)
面倒なので〘拒絶〙で解決する事にしたの。
『私へ物件販売を拒否する事を〚拒絶〛する』
「あの~、予算は金貨1,000枚までで、あまり騒がしくない場所で、そこそこの広さがある物件を紹介してください」
「はい、かしこまりました。条件にあう物件をお持ちしますので、少々お待ちくださいね」
暫く待つと物件を紹介してくれた。
「お待たせ致しました。こちらの物件はどうでしょうか?ポロ町の商業地区の小路通りある500㎡土地に、3LDKの2階建てに家庭菜園が出来る庭付きの物で金貨1,000枚になります」
家の状態は〘万物創成〙があるので気にする必要がないので、その家を購入する事にした。
「はい、購入したいと思うので手続きをお願いします。金貨1,000枚は今払いますね」
「かしこまりました」
売買契約書を交わして、金貨1,000枚を支払った事でポロ町に私達の第2拠点が出来たの。
店員さんに家まで案内してもらってから、家の鍵を受け取って早速家へ入ってみる。
1階にはダイニングキッチンとリビングにお風呂があって、2階には寝室になりそうな部屋が3つあり、1部屋だけある大きな部屋を私の寝室に、空いてる片方をゼシカの部屋にしたの。
家を購入した1番の目的の【拒絶の森】へ行き来する為の転移魔法陣はリビングに設置した。
大丈夫だと思うけど戻れるのか確認をする為に、私達は転移魔法陣に入ってみる。
『シュン』
一瞬で【拒絶の森】の拠点のサロンに移動出来たの♪ポロ町へ戻る前に材木を用意してから戻る事にした。第2拠点で必要な家具類を作るのに必要だったからね!
取り敢えず適当な材木を持ってポロ町へ戻ったの。リビングに必要な食卓テーブルや椅子を〘万物創成〙で作ると、ゼシカがお茶を淹れてくれたの。
「アリス様、家具等の作成お疲れ様です。お茶を淹れてきました」
ゼシカがお茶を淹れてくれたので休憩することにした。
このポロ町の家って、冒険者ギルドでクエスト受ける時くらいしか使わないんだよね。
そのうち私が〘万物創成〙で作った物を販売する店に改装するのも良いかも知れないね。
他にもこの拠点で色々と楽しい事が出来れば良いなと思いながら、ゼシカとお茶を飲みながら休憩をした後は【拒絶の森】へ帰ったの。
109
お気に入りに追加
925
あなたにおすすめの小説

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…
小桃
ファンタジー
商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。
1.最強になれる種族
2.無限収納
3.変幻自在
4.並列思考
5.スキルコピー
5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」

【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる