激レア種族に転生してみた(笑)

小桃

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異世界転生 幼女編

第22話 最後の試練

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 あれから5年が経過して7歳となったけど、私は相変わらずボッチ生活なの(汗)
 身体の成長が早いみたいで、身長140cmに体重30kgと立派に育った。髪も伸ばしてロングヘアーにしてみたんだよ。

 この5年間は【拒絶の森】の外へ出て異世界人との接触を目指して、〘並列思考セラフィム〙と一緒に探索とレベル上げを頑張ったの。

 遠目に見て倒せないと思っていたワイバーンや、上半身は美しい女性で下半身は蜘蛛の姿をしたアラクネも、余裕をもって倒せる強さを手に入れた。

 私の名付けによって、唯一スキルから究極スキルへ進化した〘並列思考セラフィム〙は思考速度が格段に早くなったので、戦闘になると私が〚未来視〛で相手の動き予測して、〘並列思考セラフィム〙が最良の方法を導き出してから、私が攻撃を実行して魔物を倒すという必勝パターンで、現れた魔物達の討伐をして【拒絶の森】の外を目指して進んでいったの。

 そして、【拒絶の森】の外へ出るという目標を達成する為の最後の試練といえる、竜種ドレイクの攻略に取り掛かり始めたんだけど、一筋縄では行かなかった。
 
 この森が【拒絶の森】と言われる所以は、【地竜アースドレイク】【風竜ウインドドレイク】【水竜アクアドレイク】【火竜フレイムドレイク】の四種の竜種ドレイクが森への侵入を阻むから【拒絶の森】と言われる由来らしいの。

「四種の竜種ドレイクを倒せば【拒絶の森】の外へ出れるんだね」
『アリス様の思われた通りです。竜種ドレイクは群れないので各個撃破して行きましょう』

 私は〘並列思考セラフィム〙の言う通りに、一体ずつ倒していく事にした。

 最初に挑んだのは【地竜アースドレイク】で、翼を持たず地面を這うように動く事しか出来ない為に動きは遅いの。空から攻撃すれば【地竜アースドレイク】の物理攻撃は届かないので、私は魔法攻撃を仕掛ける。

「一方的に攻めちゃうよ!〚水槍ウォータースピア〛」

 鋭利な水槍が【地竜アースドレイク】の背中に刺さると血飛沫が飛び、唸り声をあげた。

「グギァオォオオオ~」

 一気に畳み掛けようと思い魔法を唱えようとした瞬間、青白い炎が私を襲う未来が視えたので緊急回避すると、ブレスが飛んできた。

『キュイーーーン』
「ふぅ~、〚未来視〛が無かったら危なかったね。お返しだよ〚炎剣フレイムソード〛」

 ブレスを吐いた【地竜アースドレイク】の口へ炎剣が入り、体の内側を炎で焼かれ目や耳から炎が溢れてそのまま息絶えた。

『アリス様、お見事です。角や鱗などを回収しておきましょう。様々な素材として重宝します』
「OK!それにしても【地竜アースドレイク】とは相性が良かったね。残り3体はもっと苦労すると思うから、〘並列思考セラフィム〙の活躍に期待するね♪」
『お任せください』

 無事に【地竜アースドレイク】を倒したので、次の竜種ドレイクを倒すために森を移動したの。

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