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第六章 国造り編

第7話 大盛況

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 4人の従業員を雇ってから数日後に建設ギルドへ向かって、屋敷の改装案を聞きに行った。今回、ルカ、トラパーネ、アネロの3人が同行する。私はデザインを確認するだけで、間取りなどは3人に全て任せておいた。

 建設ギルドから提案された外装も内装のデザインは、私のイメージを通りだったので、後は素材を用意するだけなので、並列思考セレブロに私のイメージを共有させて素材の作製を頼んでおく。

並列思考セレブロ、私のデザインイメージを共有して素材を作ってくれる?」
「OK!細かい所は僕では加工できないから、そこだけはハルカに任せるよ」
「OK!」

 デザインが決まった。屋敷内の間取りは3人とイボンヌで色々と話し合って、全員が納得する事が出来たところで全ての用事が終わった。最後にイボンヌから改装工事の取り掛かり時期についての説明があった。

「ファミリア商会で素材を用意して頂く事になってるので、素材の用意が出来れば、直ぐにでも工事に取り掛かれるように手配をしておきます。その時はこちらへお伝えくださいね」
「あっ、それなら明日からでも大丈夫ですよ。外装の素材は既に準備が出来てるので」
「そ、そうですか。流石に明日は無理なので、明後日には職人を連れて屋敷へ伺いますね」
「よろしくね」

 これで本当に全てが終わったので、ファミリアへ戻ってから素材の作製に取り掛かり、2日後の工事に間に合った。工事が始まると10日ほどで全てが完了したので、見本のディスプレイなど開店準備を整えて無事オープンを迎える事になった。

 事前に商業ギルドへほ、オープンの日を伝えていたので、商業ギルドが軽く宣伝をしてくれたお陰で、当日はそれなりの客が訪れていた。

 メイン通りから少し離れた場所だけど、高級な外観と馬車の停車場を設けた事で、平民だけではなく貴族まで訪れて、嗜好を凝らした家具に目を奪われて商品は次々と売れていった。

「ハルカ様、商品の製造に係る時間はどの程度なのですか?この調子なら直ぐに売り切れそうなんですが……」

 あまりの売れ行きに、アネロが大慌てで確認をしにきた。結構作ったつもりだったけど、良い感じで売れてるんだと思いながら返事をする。

「必要な数を教えてくれたら、今直ぐにでも作っちゃうよ?材料は〘無限収納〙にいくらでも入ってるから問題ないよ」
「えっと……そうなんですね。後でリストを作ってお渡ししますので、よろしくお願いします」

 結局、開店初日は用意した商品の殆どが売れてしまい、私が翌朝までに商品を用意すると、従業員達は開店までの短い時間で、用意した商品を汗を掻きながら必死に並べたのだった……

 ファミリア商会も無事に開店したし、そろそろダンジョンにでも遊びに行こうかな?

 


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