231 / 336
第五章 ファミリア編
第71話 久し振りのファミリア
しおりを挟む
地下室を増設してから小部屋を作った後に、転移魔法陣を設置したけど、対になる転移魔法陣がないので、私の転移魔法でファミリアへと久しぶりに帰った。驚かせないように並列思考に連絡を頼んだ。
「続きは明日にして、今日はファミリアへ帰るよ」
「そうですね。ふふっ、今日は私が夜番なので最高の良いタイミングです。ふふっ……」
出来る女のモードが解除されて、悦楽モードに入ったルカの表情は『ニヤニヤ』していた。私も普段は受けに回ってるけど、ルカが相手だと責めに回るので実は楽しみなんだけどね。
「そんないやらしい顔をしてないで、戻ったらファミリア商会の開業する話もあるんだからね?明日には改装業者も探すんだから、結構忙しいんだからね」
私が緩んだ顔をしたルカに、戻ってからの事を伝えると『ハッ』と表情を引き締めてから返事をした。
「ファミリア商会の開業については、スラムから素質のある子を見つけて、一から育てるには時間がないので、従業員を雇う必要がありますね。改装については【建設ギルド】へ依頼するのが手っ取り早いと思います」
「その辺りは考えてたんだね。ありがとうね」
流石は出来る女だ。ファミリア商会については、ルカに運営を任せるのが適任だね。屋敷の改装と従業員の雇入れは丸投げしちゃおう!
「よし、ファミリアへ戻るから私に捕まって!」
「はいよ」
「はい」
「OK!ファミリアへGO!!」
『パッ!』
私達がファミリアの屋敷のサロンへ転移すると、既にアニエラ達が待っていて、私が転移した瞬間に抱き着いてきたので、そのまま倒れ込んでしまった。
「ハルカ、おかえり~、いい匂い~」
「わっ、アニー、ただいま」
「「おかえりなさい」」
「みんな、ただいま。無事にグローニャについて、ファミリア商会の設立と、向こうで活動する為の屋敷も購入したからね。目立たない程度に遊びに行こうね」
グローニャへは転移魔法陣を使えば簡単に移動出来るので、気軽に遊びに行ける事を伝えると、アニエラが目を輝かせながら話し掛けてきた。
「それじゃあ、ダンジョンへ行こうよ!」
「おぉー、行っちゃおうか!」
アニエラがダンジョンと言ったので、私も行こうと思って返事をすると、ルカに止められた。
「駄目です。明日は建設ギルドへ改装の依頼をしに行くので、ハルカさんが居ないと話が進みません。ファミリア商会を開業するまでに、従業員も雇わないといけません。その辺りが落ち着くまではダンジョンは認めませんからね」
「あっ、うん……そういう事だから、暫くダンジョンは封印ね」
「む~、仕方ないね」
私とアニエラがガッカリしてると、トラパーネが『パンパン』と手を叩いて、場の雰囲気を変える一言を言った。
「さぁ、ハルカ様が戻って来られたので、宴をする準備をしましたよ。久しぶりのファミリアを堪能してくださいね!」
「うん、パーネありがとう!明日からもする事は多いけど、今日は思い切り楽しもう~」
「「おぉー!」」
トラパーネ達が準備をしてくれた宴では、久しぶりにファミリア全員が揃って、心より楽しいと思える時間を過ごしたの。
「続きは明日にして、今日はファミリアへ帰るよ」
「そうですね。ふふっ、今日は私が夜番なので最高の良いタイミングです。ふふっ……」
出来る女のモードが解除されて、悦楽モードに入ったルカの表情は『ニヤニヤ』していた。私も普段は受けに回ってるけど、ルカが相手だと責めに回るので実は楽しみなんだけどね。
「そんないやらしい顔をしてないで、戻ったらファミリア商会の開業する話もあるんだからね?明日には改装業者も探すんだから、結構忙しいんだからね」
私が緩んだ顔をしたルカに、戻ってからの事を伝えると『ハッ』と表情を引き締めてから返事をした。
「ファミリア商会の開業については、スラムから素質のある子を見つけて、一から育てるには時間がないので、従業員を雇う必要がありますね。改装については【建設ギルド】へ依頼するのが手っ取り早いと思います」
「その辺りは考えてたんだね。ありがとうね」
流石は出来る女だ。ファミリア商会については、ルカに運営を任せるのが適任だね。屋敷の改装と従業員の雇入れは丸投げしちゃおう!
「よし、ファミリアへ戻るから私に捕まって!」
「はいよ」
「はい」
「OK!ファミリアへGO!!」
『パッ!』
私達がファミリアの屋敷のサロンへ転移すると、既にアニエラ達が待っていて、私が転移した瞬間に抱き着いてきたので、そのまま倒れ込んでしまった。
「ハルカ、おかえり~、いい匂い~」
「わっ、アニー、ただいま」
「「おかえりなさい」」
「みんな、ただいま。無事にグローニャについて、ファミリア商会の設立と、向こうで活動する為の屋敷も購入したからね。目立たない程度に遊びに行こうね」
グローニャへは転移魔法陣を使えば簡単に移動出来るので、気軽に遊びに行ける事を伝えると、アニエラが目を輝かせながら話し掛けてきた。
「それじゃあ、ダンジョンへ行こうよ!」
「おぉー、行っちゃおうか!」
アニエラがダンジョンと言ったので、私も行こうと思って返事をすると、ルカに止められた。
「駄目です。明日は建設ギルドへ改装の依頼をしに行くので、ハルカさんが居ないと話が進みません。ファミリア商会を開業するまでに、従業員も雇わないといけません。その辺りが落ち着くまではダンジョンは認めませんからね」
「あっ、うん……そういう事だから、暫くダンジョンは封印ね」
「む~、仕方ないね」
私とアニエラがガッカリしてると、トラパーネが『パンパン』と手を叩いて、場の雰囲気を変える一言を言った。
「さぁ、ハルカ様が戻って来られたので、宴をする準備をしましたよ。久しぶりのファミリアを堪能してくださいね!」
「うん、パーネありがとう!明日からもする事は多いけど、今日は思い切り楽しもう~」
「「おぉー!」」
トラパーネ達が準備をしてくれた宴では、久しぶりにファミリア全員が揃って、心より楽しいと思える時間を過ごしたの。
0
お気に入りに追加
228
あなたにおすすめの小説

孤高のミグラトリー 〜正体不明の謎スキル《リーディング》で高レベルスキルを手に入れた狩人の少年は、意思を持つ変形武器と共に世界を巡る〜
びゃくし
ファンタジー
そこは神が実在するとされる世界。人類が危機に陥るたび神からの助けがあった。
神から人類に授けられた石版には魔物と戦う術が記され、瘴気獣と言う名の大敵が現れた時、天成器《意思持つ変形武器》が共に戦う力となった。
狩人の息子クライは禁忌の森の人類未踏域に迷い込む。灰色に染まった天成器を見つけ、その手を触れた瞬間……。
この物語は狩人クライが世界を旅して未知なるなにかに出会う物語。
使い手によって異なる複数の形態を有する『天成器』
必殺の威力をもつ切り札『闘技』
魔法に特定の軌道、特殊な特性を加え改良する『魔法因子』
そして、ステータスに表示される謎のスキル『リーディング』。
果たしてクライは変わりゆく世界にどう順応するのか。

転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す
エルリア
ファンタジー
【祝!第17回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞!】
転売屋(テンバイヤー)が異世界に飛ばされたらチートスキルを手にしていた!
元の世界では疎まれていても、こっちの世界なら問題なし。
相場スキルを駆使して目指せ夢のマイショップ!
ふとしたことで異世界に飛ばされた中年が、青年となってお金儲けに走ります。
お金は全てを解決する、それはどの世界においても同じ事。
金金金の主人公が、授かった相場スキルで私利私欲の為に稼ぎまくります。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

俺のスキルが無だった件
しょうわな人
ファンタジー
会社から帰宅中に若者に親父狩りされていた俺、神城闘史(かみしろとうじ)。
攻撃してきたのを捌いて、逃れようとしていた時に眩しい光に包まれた。
気がつけば、見知らぬ部屋にいた俺と俺を狩ろうとしていた若者五人。
偉そうな爺さんにステータスオープンと言えと言われて素直に従った。
若者五人はどうやら爺さんを満足させたらしい。が、俺のステータスは爺さんからすればゴミカスと同じだったようだ。
いきなり金貨二枚を持たされて放り出された俺。しかし、スキルの真価を知り人助け(何でも屋)をしながら異世界で生活する事になった。
【お知らせ】
カクヨムで掲載、完結済の当作品を、微修正してこちらで再掲載させて貰います。よろしくお願いします。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる