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第五章 ファミリア編
第64話 国境到着
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2日目、並列思考が付けたポイントへ転移してから、レアルコンプレト王国との国境近くを目指して飛行で移動を開始する。
昨日はボロボロだったエリカなんだけど、流石は吸血鬼だね一晩で完全回復していたので、2人で並んで飛んでるんだけど、かなり機嫌が悪かった……
(胸は大きいの器は小さいんだから……)
飛行しながら鳥の魔物を見つけて回収してると、街道のようなものが見えてきたので、国境まで繋がるものなのかエリカに聞いてみる。
「エリカ、あの筋みたいなのは街道なの?」
「あぁ、そうだよ。この辺りから荷馬車での移動をするのが良いと思うけど、並列思考はどう思うんだい?」
『良い場所だと思うよ。ここから半日ほど進むと街道の合流地点があるから、そこからは交通量も増えるからね』
エリカと並列思考の意見が一致したので、ここから荷馬車で移動する事になったので準備をする。
「眷属を感知して転移する方が楽だから、エリカはここで待っててね」
「おう、判ったよ」
私はエリカを残してファミリアへ転移で戻る前にルカへ〚以心伝心〛で伝えておく。
『ルカ、荷馬車での移動を始めるから、屋敷の前へ戻るからよろしくね』
『判りました』
私が屋敷の前へ転移して戻ると、ルカは冒険者協会で着ていたタイトなスーツ姿で待っていた。ラフな格好も似合うけど、ルカはスーツ姿が1番似合うね。
「そんなに見られると恥ずかしいです……」
「ははっ、スーツ姿が懐かしくてね。じゃあ、転移するから荷馬車に馬を繋ごうか」
「はい」
荷馬車に馬を繋いで、ルカには馬車へ乗ってもらったところで転移しようとすると、アニエラとトラパーネが見送りにやってきた。
「ハルカいってらっしゃーい!美味しそうな物があったらいっぱい買ってきてね」
「OK!留守の間を頼んだよ~」
「うん~」
「お任せください。お帰りをお待ちしてます」
「じゃあね~」
私は2人へ手を振りながら、エリカの元へと転移した。
エリカから少し離れた場所に、私と荷馬車が『パッ』と現れると流石に驚いたみたい。
「うぉっ!」
「ヘヘ、エリカお待たせ!」
「おっ、思ったより早かったじゃないか。直ぐにレアルコンプレト王国との国境へ向かうよ。あたいが御者をするからハルカはルカと一緒に馬車に乗ってな!」
「うん、ありがとう」
私が馬車に乗ると、国境を目指して馬車が動き始める。国境の近くと言っても馬車移動で3日は掛かるので、ずっと馬車の中に居るのは死ぬほど退屈だった……
『パカパカパカ……。』
軽快な音が止まると、ついに国境に着いたみたいで、御者に勤めていたエリカから声が掛かる。
「国境へ着いたよ。これから出入国審査を受ける為の列に並ぶからね。悪いけどルカはあたいと一緒に御者席に居てくれるかい?」
「判りました」
「私はこのままでいいの?」
「ハルカはファミリア商会の会長って事になってるから、そのまま馬車内で良いよ」
「OK!」
出入国審査が終わるまでの間は馬車の中で待つ事になった。
(早く審査が終わらないかな~?)
昨日はボロボロだったエリカなんだけど、流石は吸血鬼だね一晩で完全回復していたので、2人で並んで飛んでるんだけど、かなり機嫌が悪かった……
(胸は大きいの器は小さいんだから……)
飛行しながら鳥の魔物を見つけて回収してると、街道のようなものが見えてきたので、国境まで繋がるものなのかエリカに聞いてみる。
「エリカ、あの筋みたいなのは街道なの?」
「あぁ、そうだよ。この辺りから荷馬車での移動をするのが良いと思うけど、並列思考はどう思うんだい?」
『良い場所だと思うよ。ここから半日ほど進むと街道の合流地点があるから、そこからは交通量も増えるからね』
エリカと並列思考の意見が一致したので、ここから荷馬車で移動する事になったので準備をする。
「眷属を感知して転移する方が楽だから、エリカはここで待っててね」
「おう、判ったよ」
私はエリカを残してファミリアへ転移で戻る前にルカへ〚以心伝心〛で伝えておく。
『ルカ、荷馬車での移動を始めるから、屋敷の前へ戻るからよろしくね』
『判りました』
私が屋敷の前へ転移して戻ると、ルカは冒険者協会で着ていたタイトなスーツ姿で待っていた。ラフな格好も似合うけど、ルカはスーツ姿が1番似合うね。
「そんなに見られると恥ずかしいです……」
「ははっ、スーツ姿が懐かしくてね。じゃあ、転移するから荷馬車に馬を繋ごうか」
「はい」
荷馬車に馬を繋いで、ルカには馬車へ乗ってもらったところで転移しようとすると、アニエラとトラパーネが見送りにやってきた。
「ハルカいってらっしゃーい!美味しそうな物があったらいっぱい買ってきてね」
「OK!留守の間を頼んだよ~」
「うん~」
「お任せください。お帰りをお待ちしてます」
「じゃあね~」
私は2人へ手を振りながら、エリカの元へと転移した。
エリカから少し離れた場所に、私と荷馬車が『パッ』と現れると流石に驚いたみたい。
「うぉっ!」
「ヘヘ、エリカお待たせ!」
「おっ、思ったより早かったじゃないか。直ぐにレアルコンプレト王国との国境へ向かうよ。あたいが御者をするからハルカはルカと一緒に馬車に乗ってな!」
「うん、ありがとう」
私が馬車に乗ると、国境を目指して馬車が動き始める。国境の近くと言っても馬車移動で3日は掛かるので、ずっと馬車の中に居るのは死ぬほど退屈だった……
『パカパカパカ……。』
軽快な音が止まると、ついに国境に着いたみたいで、御者に勤めていたエリカから声が掛かる。
「国境へ着いたよ。これから出入国審査を受ける為の列に並ぶからね。悪いけどルカはあたいと一緒に御者席に居てくれるかい?」
「判りました」
「私はこのままでいいの?」
「ハルカはファミリア商会の会長って事になってるから、そのまま馬車内で良いよ」
「OK!」
出入国審査が終わるまでの間は馬車の中で待つ事になった。
(早く審査が終わらないかな~?)
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