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第五章 ファミリア編
第49話 今後の対策
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トーレス町からファミリアへ戻ると、インビエルノ王国からの調査団が帰った事を伝えた。
みんなは『ホッ』とした表情になり、元の生活に戻れると安堵してるみたいだけど、エリカの表情は厳しいままだった。おそらく私と同じ考え何だろうね。
「表向きの調査が終わったから、ここからは怪しいと思った所をすり潰しながら、裏側から徹底的に調べるんだろうね。ヤリテール商会へも正面切って入るのは危険だよ」
エリカの言葉にみんなは驚いていたので、私はエリカと同じ意見だと伝える事にした。
「調査はまだまだ続くね。国の重要戦力が突然消えてるんだからさ、足取りを掴んで答えがでる迄は調査は続く筈だよね」
「これからトーレス町での取引も出来なくなるって事なんですか?まだまだ自給自足には程遠いから、その事が心配になります」
パインはトーレス町との取引が出来なくなると、物資の不足になると思ったみたいね。次回からは空間魔法で直接取引へ行く事を伝えた。
「来月からの取引は、空間魔法で商談部屋へ転移すると伝えてるから、来月は大丈夫かな?」
「そうですか、良かった」
来月は大丈夫と伝えると、パインは少し安心してくれたけど、エリカはそれだけでは不安だと指摘する。
「でも、ヤリテール商会の建物にはあたい達が暮らしてた。ロックの失踪後に売却してるから、怪しいと思われてるんじゃないのかい?」
エリカの指摘は正しいものだったので、来月以降の事についての説明をする。
「うん、だから来月の取引以降は、ヤリテールに出向いてもらおうかと思ってるんだよね」
「はぁ?そんな事をしたらファミリアの存在がバレるだろ?」
エリカは当然だけど、周りのみんなからも同様の声が出て少し騒然としたので、手で静止してから最後まで説明をした。
「話はまだ途中だからね。ほら、巨大迷路を踏破した時に転移陣があったでしょ?あれの解析が殆ど終わったからさ、特定の者が魔力を流せば転移が出来る【転移魔法陣】を作るんだよ。これなら誰にも見られず追跡されないでしょ?」
『えっ、ハルカ?転移魔法陣なんて知らないんだけど?』
私が転移魔法陣の事を説明すると、並列思考が驚きながら話に加わってきた。
「転移陣の理屈さえ判ればさ、使用者限定の転移魔法陣なんて凄く簡単なんだよね。後は、魔法鞄も作る予定だからさ、大量の荷物を取引出来るから大丈夫だよ」
転移魔法陣だけではなく魔法鞄があれば、極短時間での大量の取引が出来るところまでを説明すると、全員が口を開けたまま驚いてた。
みんなは『ホッ』とした表情になり、元の生活に戻れると安堵してるみたいだけど、エリカの表情は厳しいままだった。おそらく私と同じ考え何だろうね。
「表向きの調査が終わったから、ここからは怪しいと思った所をすり潰しながら、裏側から徹底的に調べるんだろうね。ヤリテール商会へも正面切って入るのは危険だよ」
エリカの言葉にみんなは驚いていたので、私はエリカと同じ意見だと伝える事にした。
「調査はまだまだ続くね。国の重要戦力が突然消えてるんだからさ、足取りを掴んで答えがでる迄は調査は続く筈だよね」
「これからトーレス町での取引も出来なくなるって事なんですか?まだまだ自給自足には程遠いから、その事が心配になります」
パインはトーレス町との取引が出来なくなると、物資の不足になると思ったみたいね。次回からは空間魔法で直接取引へ行く事を伝えた。
「来月からの取引は、空間魔法で商談部屋へ転移すると伝えてるから、来月は大丈夫かな?」
「そうですか、良かった」
来月は大丈夫と伝えると、パインは少し安心してくれたけど、エリカはそれだけでは不安だと指摘する。
「でも、ヤリテール商会の建物にはあたい達が暮らしてた。ロックの失踪後に売却してるから、怪しいと思われてるんじゃないのかい?」
エリカの指摘は正しいものだったので、来月以降の事についての説明をする。
「うん、だから来月の取引以降は、ヤリテールに出向いてもらおうかと思ってるんだよね」
「はぁ?そんな事をしたらファミリアの存在がバレるだろ?」
エリカは当然だけど、周りのみんなからも同様の声が出て少し騒然としたので、手で静止してから最後まで説明をした。
「話はまだ途中だからね。ほら、巨大迷路を踏破した時に転移陣があったでしょ?あれの解析が殆ど終わったからさ、特定の者が魔力を流せば転移が出来る【転移魔法陣】を作るんだよ。これなら誰にも見られず追跡されないでしょ?」
『えっ、ハルカ?転移魔法陣なんて知らないんだけど?』
私が転移魔法陣の事を説明すると、並列思考が驚きながら話に加わってきた。
「転移陣の理屈さえ判ればさ、使用者限定の転移魔法陣なんて凄く簡単なんだよね。後は、魔法鞄も作る予定だからさ、大量の荷物を取引出来るから大丈夫だよ」
転移魔法陣だけではなく魔法鞄があれば、極短時間での大量の取引が出来るところまでを説明すると、全員が口を開けたまま驚いてた。
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