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第五章 ファミリア編
第9話 謎の感知
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森林エリアを進んで行くと、魔物は結構現れるんだけど、狼や蜥蜴等の雑魚ばかりだった。
流石にそんな雑魚から奪える物は無いと判断したので、『イライラ』全開の2人に鬱憤を晴らしてもらってるの(笑)
「これまでを考えると楽過ぎるね♪」
「あぁ、でも憂さ晴らしには最高だよ!」
アニエラとエリカは『サクサク』と魔物を倒したせいなのか、いつもの精神状態に戻っていたの。足下に気をつけながらも、順調に森林を進んで行くと魔物の気配を感じる。
「2時の方向に魔物の気配があるよ。狼達とは違うから一応注意ね」
「任せな!」
エリカを先頭に気配がする方向へ進むと、突然、無数の刃が飛んできた。
『ヒュン、ヒュン……』
「なに?気づかれたのかい!」
エリカは刃の直撃は免れたけど、身体には無数の傷がついて血が流れる。傷を負った事よりも先制攻撃を受けた事に驚いた。
「相手は感知系のスキルがあるみたいね」
「致命的なダメージを与える攻撃じゃないけど、あの数の刃を全て躱すのは至難技だよ!」
「2人は私の後ろで待機ね。私が隠密で近づいて魔物を確認してくる」
「「任せたよ」」
『並列思考は隠密をお願いね』
『OK!』
隠密を発動させてから、気配をたどって魔物へと近づいて行くと、再び無数の刃が飛んできて、反応は出来たけど全てを躱せずに、エリカと同様に身体中に無数の傷を負ってしまう。
『ヒュン、ヒュン……』
「キャッ!隠密が効かないの?」
『信じられないね……どんな感知なんだろう?』
『一気に距離を縮めるよ!私の身体に風を纏わせて回転して!』
『OK!風の盾で防ぐんだね』
私は身体に風を纏わせて、刃の攻撃に備えながら一気に距離を縮める。再び刃が飛んでくるけど風の盾が全てを弾き返して前へ進む。
『ヒュン、ヒュン……』
『カッ、ガッ、カッ……』
刃の攻撃を弾きながら前へ進むと、ようやく魔物を視界に捉える事が出来たので、鑑定をして何物かを調べる。
【ジュバック】移動する事が出来ない樹木の魔物。大地に根を張り巡らせて振動で索敵をする。葉を刃に、枝を槍に、根を針に変えて近寄る者へと攻撃を仕掛ける。
なるほど、地面に足を付ける振動を感じてたのね。隠密が効かない理由が判った。万能だと思って隠密にも弱点があったんだね。
気づかれる理由が判ったので、私は浮遊してからジュバックへ近寄り、鞭を手にして火魔法を纏わせてから、鞭を振るってジュバックに巻き付けて、一気に挽き切ら両断すると魔石と角材を残して消滅した。
『ギュルギュル~』「シャ……」
私がドロップを回収してる間に、並列思考が〘以心伝心〙で戦闘が終わった事を伝たので、2人が駆け寄ってきたの。
流石にそんな雑魚から奪える物は無いと判断したので、『イライラ』全開の2人に鬱憤を晴らしてもらってるの(笑)
「これまでを考えると楽過ぎるね♪」
「あぁ、でも憂さ晴らしには最高だよ!」
アニエラとエリカは『サクサク』と魔物を倒したせいなのか、いつもの精神状態に戻っていたの。足下に気をつけながらも、順調に森林を進んで行くと魔物の気配を感じる。
「2時の方向に魔物の気配があるよ。狼達とは違うから一応注意ね」
「任せな!」
エリカを先頭に気配がする方向へ進むと、突然、無数の刃が飛んできた。
『ヒュン、ヒュン……』
「なに?気づかれたのかい!」
エリカは刃の直撃は免れたけど、身体には無数の傷がついて血が流れる。傷を負った事よりも先制攻撃を受けた事に驚いた。
「相手は感知系のスキルがあるみたいね」
「致命的なダメージを与える攻撃じゃないけど、あの数の刃を全て躱すのは至難技だよ!」
「2人は私の後ろで待機ね。私が隠密で近づいて魔物を確認してくる」
「「任せたよ」」
『並列思考は隠密をお願いね』
『OK!』
隠密を発動させてから、気配をたどって魔物へと近づいて行くと、再び無数の刃が飛んできて、反応は出来たけど全てを躱せずに、エリカと同様に身体中に無数の傷を負ってしまう。
『ヒュン、ヒュン……』
「キャッ!隠密が効かないの?」
『信じられないね……どんな感知なんだろう?』
『一気に距離を縮めるよ!私の身体に風を纏わせて回転して!』
『OK!風の盾で防ぐんだね』
私は身体に風を纏わせて、刃の攻撃に備えながら一気に距離を縮める。再び刃が飛んでくるけど風の盾が全てを弾き返して前へ進む。
『ヒュン、ヒュン……』
『カッ、ガッ、カッ……』
刃の攻撃を弾きながら前へ進むと、ようやく魔物を視界に捉える事が出来たので、鑑定をして何物かを調べる。
【ジュバック】移動する事が出来ない樹木の魔物。大地に根を張り巡らせて振動で索敵をする。葉を刃に、枝を槍に、根を針に変えて近寄る者へと攻撃を仕掛ける。
なるほど、地面に足を付ける振動を感じてたのね。隠密が効かない理由が判った。万能だと思って隠密にも弱点があったんだね。
気づかれる理由が判ったので、私は浮遊してからジュバックへ近寄り、鞭を手にして火魔法を纏わせてから、鞭を振るってジュバックに巻き付けて、一気に挽き切ら両断すると魔石と角材を残して消滅した。
『ギュルギュル~』「シャ……」
私がドロップを回収してる間に、並列思考が〘以心伝心〙で戦闘が終わった事を伝たので、2人が駆け寄ってきたの。
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