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第四章 スライムヴァンピール編

第56話 懐かしのエルピス山脈

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 余りにもダンジョンへ行くのが楽しみで、私は全く寝付けなかった(笑)頭の中で羊を数えて眠気を誘おうとすると、私の部屋のドアが開いたの。

『ガチャ』

 私は反射的に寝たふりをしてしまった(汗)
 ベッドに横になり目を瞑ってると、『モゾモゾ』っとベッドの中に侵入してくる。アニエラが寝てる私にイタズラをしに来たと思ったので、暫く様子を見る事にしたの。

 アニエラは完全に私が寝てると思ってるのか、ネグリジェの中に手を入れてきて、そのまま下着に手を伸ばしてきた。寝てる私に気付かれないように『スーッ』と丁寧に下着を脱がした。起きてるのに妙に『ドキドキ』してきて、私の性癖は完全にアブノーマルなんだと確信してると、秘所にいきなり顔が近付いてきたところで、私はアニエラに声を掛けて驚かせようとしたの。

「アニー、実は起きてたんだよ(笑)」
「ひゃい!ごめんなさい!」
「えっ……パイン……じゃない」
「あっ……ハルカさん、許して!」
「あっ、ちょっ……あん」

 パインは謝った後は、貪るように吸い付いてきて、私は抵抗出来ずにパインを受け入れてしまったの。声が漏れてアニエラやエリカに気付かれて、並列思考セレブロを含めて全員が参戦してきたの。結局、情事は朝方まで続いたので、徹夜明けでエルピス山脈へと向かう事になったの。

「あの……ハルカさん、昨晩は済みませんでした。どうしても我慢出来なくて……」
「あっ、うん、ちょっと驚いたけどね(笑)」
「パインもなかなかやるね!おとなしい性格かと思ったけど寝込みを襲うとはねぇ~」
「お恥ずかしい限りです……」
「ほら、パインも困ってるから、ご飯を食べてエルピス山脈へ向かうよ!」
「あいよ!」

 朝食を済ませてからは、必要な荷物を〘無限収納〙に収めたら準備完了。出掛ける前にパインに暫く戻らない事を伝えてから出発する。

「じゃあ、行ってくるね!多分、1週間は戻らないと思うから留守番よろしくね」
「はい、任せてください。あと、黒照石のデータを記録しておきますね」
「うん、行ってきま~す」

 私達は家を出てエルピス山脈を目指す。

 街道を歩いて進んで行ってから、人気が無くなった所で飛行に切り替えて移動をする。移動速度が一気に上がったのて、数時間でエルピス山脈の麓近くに到着した。

 エルピス山脈は、私とアニエラが出会った場所だったけど、ドラゴンが来たせいで本来の姿を知らない。少し時間が経過してどう変わってるのか楽しみで仕方ない♪
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