102 / 336
第四章 スライムヴァンピール編
第21話 勧誘地獄……
しおりを挟む
お金とハンター証を受け取ったので、アニエラと買い物へ行こうと冒険者協会から出ようとすると、私達の進行方向にハンターらしき人達が集まって進む事が出来なかったので、道を開けるように言おうとすると、先に相手側から声を掛けてきた。
「俺はCランクのスーゴイだ。魔法鞄持ちなら俺のパーティーに入れてやるよ!」
「Cランクのタラーメだ、うちなら高待遇でメンバーに加えてやるぜ!」
他にも色々と声を掛けられてるけど、全てが魔法鞄目当ての勧誘だったので、全員に断りの返事をする。
「ごめんなさい。私は2人でパーティーを組んてるのでお断りします」
「そんな気にすんな!パーティーまとめて入れてやるよ!」
パーティーを組めば勧誘を断りのやすいと聞いてたのに……かなり面倒な事になった(汗)後ろに居るアニエラを見ると、買い物へ行きたいので少し『イライラ』してる感じにみえた。
すると、ひときわ大きな声で私達に向かって話し掛けると、大勢の人混みが道を開けたの。
「俺はBランクのアバルだ。この町で唯一のBランクである俺のパーティーへ入れてやるから感謝しろ!2人とも見た目もウマそうだから、たっぷりと可愛がってやるぜ(笑)」
唯一のBランクって……
ハンターの強さの定義がよく判らないんだけど、Bランクってそれだけ凄いんだよね?なんて考えていると、周りのハンターがぼやく。
「アバルって、可愛い女をパーティーに入れては目茶苦茶にしてるんだろ?あの娘は魔法鞄を持ってるのに……」
「おい、聞こえてるんだよ!ぶっ殺すぞ!」
「ひぇっ、なんでもないよ……」
かなり粗暴な人だけど、パーティーに入る気も可愛がられる気もないので断る。
「アバルさんのパーティーには入りませんし、可愛がってもらう気もありません。これから買い物へ行くので前を開けてもらえますか?」
私がパーティーへ入る事を断ると、周囲が一瞬で静まり返ったの。そして、激昂したアバルが私に詰め寄ろうとした時、部屋の奥から人が出てきてアバルを制止した。
「アバル、パーティーを組む者を無理に勧誘するのは規則違反だよ。まぁ、他の者にも言える事だけどね」
「チッ、ベス婆さんかよ。面倒なのが出て来たな……今日はここまでだ」
老婆が出てくるとアバルは去って行って、他のハンター達もこの場が散らばったので、勧誘地獄から解放されて『ほっ』としたの。
「俺はCランクのスーゴイだ。魔法鞄持ちなら俺のパーティーに入れてやるよ!」
「Cランクのタラーメだ、うちなら高待遇でメンバーに加えてやるぜ!」
他にも色々と声を掛けられてるけど、全てが魔法鞄目当ての勧誘だったので、全員に断りの返事をする。
「ごめんなさい。私は2人でパーティーを組んてるのでお断りします」
「そんな気にすんな!パーティーまとめて入れてやるよ!」
パーティーを組めば勧誘を断りのやすいと聞いてたのに……かなり面倒な事になった(汗)後ろに居るアニエラを見ると、買い物へ行きたいので少し『イライラ』してる感じにみえた。
すると、ひときわ大きな声で私達に向かって話し掛けると、大勢の人混みが道を開けたの。
「俺はBランクのアバルだ。この町で唯一のBランクである俺のパーティーへ入れてやるから感謝しろ!2人とも見た目もウマそうだから、たっぷりと可愛がってやるぜ(笑)」
唯一のBランクって……
ハンターの強さの定義がよく判らないんだけど、Bランクってそれだけ凄いんだよね?なんて考えていると、周りのハンターがぼやく。
「アバルって、可愛い女をパーティーに入れては目茶苦茶にしてるんだろ?あの娘は魔法鞄を持ってるのに……」
「おい、聞こえてるんだよ!ぶっ殺すぞ!」
「ひぇっ、なんでもないよ……」
かなり粗暴な人だけど、パーティーに入る気も可愛がられる気もないので断る。
「アバルさんのパーティーには入りませんし、可愛がってもらう気もありません。これから買い物へ行くので前を開けてもらえますか?」
私がパーティーへ入る事を断ると、周囲が一瞬で静まり返ったの。そして、激昂したアバルが私に詰め寄ろうとした時、部屋の奥から人が出てきてアバルを制止した。
「アバル、パーティーを組む者を無理に勧誘するのは規則違反だよ。まぁ、他の者にも言える事だけどね」
「チッ、ベス婆さんかよ。面倒なのが出て来たな……今日はここまでだ」
老婆が出てくるとアバルは去って行って、他のハンター達もこの場が散らばったので、勧誘地獄から解放されて『ほっ』としたの。
0
お気に入りに追加
210
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
男女比がおかしい世界に来たのでVtuberになろうかと思う
月乃糸
大衆娯楽
男女比が1:720という世界に転生主人公、都道幸一改め天野大知。 男に生まれたという事で悠々自適な生活を送ろうとしていたが、ふとVtuberを思い出しVtuberになろうと考えだす。 ブラコンの姉妹に囲まれながら楽しく活動!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に二週目の人生を頑張ります
京衛武百十
ファンタジー
俺の名前は阿久津安斗仁王(あくつあんとにお)。いわゆるキラキラした名前のおかげで散々苦労もしたが、それでも人並みに幸せな家庭を築こうと仕事に精を出して精を出して精を出して頑張ってまあそんなに経済的に困るようなことはなかったはずだった。なのに、女房も娘も俺のことなんかちっとも敬ってくれなくて、俺が出張中に娘は結婚式を上げるわ、定年を迎えたら離婚を切り出されれるわで、一人寂しく老後を過ごし、2086年4月、俺は施設で職員だけに看取られながら人生を終えた。本当に空しい人生だった。
なのに俺は、気付いたら五歳の子供になっていた。いや、正確に言うと、五歳の時に危うく死に掛けて、その弾みで思い出したんだ。<前世の記憶>ってやつを。
今世の名前も<アントニオ>だったものの、幸い、そこは中世ヨーロッパ風の世界だったこともあって、アントニオという名もそんなに突拍子もないものじゃなかったことで、俺は今度こそ<普通の幸せ>を掴もうと心に決めたんだ。
しかし、二週目の人生も取り敢えず平穏無事に二十歳になるまで過ごせたものの、何の因果か俺の暮らしていた村が戦争に巻き込まれて家族とは離れ離れ。俺は難民として流浪の身に。しかも、俺と同じ難民として戦火を逃れてきた八歳の女の子<リーネ>と行動を共にすることに。
今世では結婚はまだだったものの、一応、前世では結婚もして子供もいたから何とかなるかと思ったら、俺は育児を女房に任せっきりでほとんど何も知らなかったことに愕然とする。
とは言え、前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に、何とかしようと思ったのだった。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる