83 / 335
第四章 スライムヴァンピール編
第2話 山脈の頂
しおりを挟む
私達は山脈の頂を目指して移動を開始する。
相変わらず魔物に遭遇しないんだよね……本当にこのまま遭遇せずに山脈超えが出来そうだと思う程だった。アニエラが気味が悪いのか?素直に思った事を口にする。
「ねえハルカ、流石に魔物がここまで居ないと気味が悪いよ(汗)」
「まぁ、エルピス山脈を超えるには良いんだけどね。全く魔物の気配が無いのは不気味だよね……」
『僕が〚気配感知〛をしてるけど、半径500m範囲には生命の気配は無いね。一応は注意して進もう』
並列思考の感知にも反応はない、不気味だけど安全って事だよね。
更に中層を進んでそろそろ高層域に入るんだけど、この辺りから龍が暴れた形跡が窺えて、竜とは桁違いだど判ったの。こんな化物に触れる事が出来たらどんな能力を得られるんだろう?と想像したら並列思考が話し掛けてきた。
『ハルカ、想像するのは良いけど実際にあれが居たとして、近づく事は絶対に認めないからね?』
『うん、判ってるよ。そんな無茶はしないよ』
更に道を進むと木々が無くなってきて、無機質な山肌へと変わっていった。本来ならどんな景色だったんだろう?魔物や動物は居たのかな?なんて考えてると、確かアニエラは山脈を越えて来てる筈だから、どんな景色だったのかを聞いてみたの。
「ねぇ、アニーは山脈を越えて来たんだよね?以前の景気はどんな感じだったのか覚えてる?」
「う~ん、トラビスとの移動は夜だけだったから、景色については全然判らないの(笑)」
「そっか、確かに日中の移動は危険だもんね。じゃあ、山頂の景色は2人とも初めてって事だね」
「うん!これからはもっと沢山の初めてをハルカと共有できるね♪」
そんな話しをしてると、エルピス山脈の頂に到着したので、山頂からのパノラマ景色を眺める事にした。先ずは北側から見ると沈黙の森の大きな森が見えて、アニエラが質問してきたの。
「ハルカはどの辺りから来たの?」
「沈黙の森の更に向こうで殆ど北の果ての所だよ。魔素が凄く薄くて弱い魔物ばかりだったよ」
次は私達がこれから向かう南側を見て、私がアニエラへ質問をしたの。
「アニーはどの辺りから来たの?」
「多分だけど、あの開けた場所のどっちかだと思うんだよね」
「そっか、取り敢えず右から行ってみようか?」
「OK!行こう~」
私達は山頂から南へ向かって下って行った。
相変わらず魔物に遭遇しないんだよね……本当にこのまま遭遇せずに山脈超えが出来そうだと思う程だった。アニエラが気味が悪いのか?素直に思った事を口にする。
「ねえハルカ、流石に魔物がここまで居ないと気味が悪いよ(汗)」
「まぁ、エルピス山脈を超えるには良いんだけどね。全く魔物の気配が無いのは不気味だよね……」
『僕が〚気配感知〛をしてるけど、半径500m範囲には生命の気配は無いね。一応は注意して進もう』
並列思考の感知にも反応はない、不気味だけど安全って事だよね。
更に中層を進んでそろそろ高層域に入るんだけど、この辺りから龍が暴れた形跡が窺えて、竜とは桁違いだど判ったの。こんな化物に触れる事が出来たらどんな能力を得られるんだろう?と想像したら並列思考が話し掛けてきた。
『ハルカ、想像するのは良いけど実際にあれが居たとして、近づく事は絶対に認めないからね?』
『うん、判ってるよ。そんな無茶はしないよ』
更に道を進むと木々が無くなってきて、無機質な山肌へと変わっていった。本来ならどんな景色だったんだろう?魔物や動物は居たのかな?なんて考えてると、確かアニエラは山脈を越えて来てる筈だから、どんな景色だったのかを聞いてみたの。
「ねぇ、アニーは山脈を越えて来たんだよね?以前の景気はどんな感じだったのか覚えてる?」
「う~ん、トラビスとの移動は夜だけだったから、景色については全然判らないの(笑)」
「そっか、確かに日中の移動は危険だもんね。じゃあ、山頂の景色は2人とも初めてって事だね」
「うん!これからはもっと沢山の初めてをハルカと共有できるね♪」
そんな話しをしてると、エルピス山脈の頂に到着したので、山頂からのパノラマ景色を眺める事にした。先ずは北側から見ると沈黙の森の大きな森が見えて、アニエラが質問してきたの。
「ハルカはどの辺りから来たの?」
「沈黙の森の更に向こうで殆ど北の果ての所だよ。魔素が凄く薄くて弱い魔物ばかりだったよ」
次は私達がこれから向かう南側を見て、私がアニエラへ質問をしたの。
「アニーはどの辺りから来たの?」
「多分だけど、あの開けた場所のどっちかだと思うんだよね」
「そっか、取り敢えず右から行ってみようか?」
「OK!行こう~」
私達は山頂から南へ向かって下って行った。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
187
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる