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第二章 スライムヴェノム編

第14話 ハルカの魔法威力は予想以上

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 簡単にゴブリンの首を切断出来たの。
 これには〚並列思考〛も驚いた様で、私に訪ねてきたの。

『マスター、使用した魔力量を考えると、今の威力はありえません。どの様なイメージをされたのか教えて下さい。』
『えっと、円形の刃で回転を加えると斬れ味が良さそうだから、回転させながら撃った感じになるかな?刃物って押すよりも引く方が切れるからその応用だね。』
『なるほど、流石は私のマスターです。素晴らしい発想とイメージ力です。お祝いに魔力を動かすそうかと思いますが直ぐにでも動かしますか?』
『遠慮しとくね(笑)』

 なんか褒められたので嬉しい♪
 とにかく少ない魔力でも私の〚風の刃ウインドカッター〛なら、ゴブリンの首を簡単に落とせる事が判ったの。これからの戦略が広がるね♪

 そんな訳で、少し大きめの音を鳴らして待ち伏せして、やって来たゴブリンを〚風の刃ウインドカッター〛で仕留める事を繰り返してその日を終えたの。

 魔法って本当に凄いと思う。打撃系だと完全に動きを止めた相手しか倒せないのに、魔法なら急所を外しても大ダメージを与えてるので、反撃される事なく次の攻撃で倒せるの。
 まだまだ弱い相手ばかりだから、簡単に倒せてるのは判ってるけど、幼虫バクワムですら倒すのに苦労してたからね…もしかしたら最強も夢じゃないと思えるね(笑)

 森の外周から中へ入ろうかと思ったけど、[森狼フォレストウルフ]を倒せたら進む事にしたの。ゴブリンより強いと思うんだけど、森の外周で生活してるって事を考えると、外周から中に居るゴブリンはそれ以上に強いって事だからね。[森狼フォレストウルフ]に勝てない様だと、中へ進んでも強いゴブリン達に破れて直ぐには死ぬだけ。
 私は安全第一主義なので確実に[森狼フォレストウルフ]を倒してから行くんだ。

 そんな訳で、明日からは[森狼フォレストウルフ]を見つけて倒す事にしたの。

『それじゃ、明日に備えて休むから後の事はよろしくね♪』
『お任せ下さい。(起きない程度に可愛がってさしあげます)』

➖➖➖ハルカのステータス➖➖➖
【名前】ハルカ Lv28
【種族】スライムヴェノム
【称号】幼虫の天敵
【称号】蟲殺し
【HP】72
【MP】72
【体力】92
【敏捷】72
【精神】195
〚並列思考〛〚無限収納〛
〚変幻自在〛〚能力強奪〛
突撃ラッシュ〛〚刺突スピア
夜目ナイトビジョン〛〚悪食〛
音感知サウンドサーチLv5〛〚臭感知スメルサーチLv1〛
〚風魔法Lv1〛〚瞬速フラッシュLv1〛
毒針スティンガーLv4〛〚隠密ステルスLv3〛
〚格闘術Lv1〛〚生活魔法〛
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