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第二章 スライムヴェノム編

第6話 森の外周探索

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 沈黙の森フォレスト オブ サイレンスを拠点にすると決めたけど、森の中に住処を置くのって危険かな?と思ったら

『マスター、外周のなら脅威になる魔物も少ないので可能だと思います。更に樹木の上を住処にすれば発見される恐れも無いかと思います』

 相変わらず〚並列思考〛は良い仕事をしてくれると思うの。
 なので、森の外周を探索して良さそうな樹木を見つけたので、樹木の上で大きな枝が伸びてる場所に穴を掘り、隠れ住処を作る事にしたの。[ガイル]に変化して槍を使って削っていく『ガリッガリッ』と、音が鳴るのでゴブリンがやって来ると思うの、なので少し削っては〚音感知サウンドサーチ〛で足音がしないか確認を怠らない。安全第一だからね♪

 作業を続けてると、〚音感知サウンドサーチ〛に反応があった!
 足音から1体のゴブリンだと判ったので、毒殺戦法で倒す事にしたので、近づいて来るのを待ってると、杖をつきながら1体のゴブリンがやって来たの。
 杖をついてるので『脚でも悪いの?』と思ったら

『マスター、ゴブリンにも系統があります。恐らくですが、あのゴブリンは魔法を使えるかも知れません』

 おぉ~!確かに小説でと魔法を使うゴブリンとかも居たなと理解する。

 そしてやって来たゴブリンが私の真下に来たので、魔法スキル持ちのである事を祈りながら、ゴブリンの背中に向けて〚毒針スティンガー〛を刺すして直ぐに離れる。

「くっ、何があったの?」

 直ぐに振り返るが、私は既に小枝に変化してるので見つからない。焦るゴブリンは見えない敵を探す為に動き回るので、こちらの思うつぼで徐々に毒が蝕んでいく。知能があっても賢くないので、仲間の元へ逃げたりしないのね。
 そして毒が完全に効いて動けなくなったのを見計らって止めとどめを刺す

「頼むよ、私に魔法を〚刺突スピア〛!」
「あっ…」

 その一言を残して絶命した。

[ゴブリン]〚風魔法〛

『スキル〚風魔法〛を強奪しました』

 やったよ♪〚生活魔法〛じゃない、正真正銘の魔法である〚風魔法〛を手にしたよ~
 早速、使おうと思ったので適当に魔法を使おうとするも発動しない…なんで?(泣)

➖➖➖➖豆知識➖➖➖➖
ゴブリンについて

ゴブリン…人型の魔物で知能持つ。

ゴブリンの種類は4つの系統があり、能力毎に系統が別れている

ゴブリン[戦士ファイター系]
ゴブリン[騎士ナイト系]
ゴブリン[将軍ジェネラル系]
ゴブリン[皇帝エンペラー系]
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