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第一章 最弱スライム始動編

第10話 卑怯な勝利とレベルup

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 日が沈み周囲も暗くなったので、幼虫の元へ向かうが、その時も警戒を怠らないでゆっくりと近づいて行く、幼虫の様子を伺うと動く気配はないので、完全に寝てる様子。

 さらに〚刺突スピア〛が届く距離まで近づいて、攻撃しようと思ったけど留まる、一撃で仕留めないと反撃されて殺られるのかも?と思ってしまったからだ。すると

『是、一撃で確実に仕留める事が必要かと、頭と思われる位置を狙う事を推奨します』

 うん、私の不安は的中してたね。〚並列思考〛の言う通り確実に仕留める為に頭を狙う事にした。
 熟睡して動く気配が無い相手とはいえ、しっかりと頭に狙いを定めて

「喰らえ!〚刺突スピア〛!」

 柔らかなスライムボディが、鋭い角の形状になり眠っている幼虫の頭に突き刺さった!

「ピギャ…」

 幼虫は驚いたのだろうが、その瞬間には絶命していたと思う。最弱の私は、例え『卑怯』と言われても勝つ為の最良の手段なのだ。これから先もこの方法で戦い続ける。

 因みに倒す時に幼虫に触れてるので〚能力強奪〛を使用したけど、こんな感じだった

 [幼虫バグワム

 幼虫バグワムだから何も能力が無かった…

 周囲を警戒しながらも、他にも幼虫バグワムが居ないか見渡すが暗いので視界は悪い…それでも諦めずに探し続けると、大きな葉の裏側に幼虫バグワムが眠っていたの!『チャンス♪』心の中で叫びながら幼虫バグワムへ近づき〚刺突スピア〛で頭を貫き倒す。

 2匹目の幼虫バグワムを倒した所で〚並列思考〛が語り掛けきて

『マスター、レベルが上がりました。おめでとうございます』

 『おぉ~!やったよ~♪』

 私はレベルアップした様なので、早速ステータスを確認する事にした

「《ステータスオープン》!」

【名前】ハルカ Lv2 next9point
【種族】スライム
【HP】5
【MP】5
【体力】5
【敏捷】4
【精神】55
〚並列思考〛〚無限収納〛
〚変幻自在〛〚能力強奪〛
突撃ラッシュ〛〚刺突スピア

 ちゃんとレベルは上がっていたよ~♪
 幼虫バグワムは3point貰えるみたいで、あと3匹倒せばレベル3になるので、周囲を警戒しながら大きな葉を探していくと、幼虫バグワムが隠れる様に眠っているので〚刺突スピア〛で仕留めていった。
 この夜、幼虫バグワムを10匹仕留めて幼虫バグワム狩りを終えたの。

➖➖➖➖豆知識➖➖➖➖
ハルカの居る[ヒメネス州]について

[ヒメネス州]には6つの町村がある

[トーレス町]
[ファッティ町]
[アルバ町]
[ラポルテ町]
[ジョレンテ村]
[カンポ村]
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