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第2部 同棲編
85 久々の再会
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土曜日、恵は早めにカフェにきた。
9時でいいと言われたが気になってそわそわするので8時半につくようにでたのだ。
心の車の隣に恵のポルシェがとまる。
車の中で時間を潰そうと思っていると、黒のレガシイが恵の車の隣にとまった。
高瀬だった。
「あ、高瀬さん。」
どうしよう。少し不安になりながら恵は車を降りた。
「久しぶり!高瀬さんも手伝い?」と声をかける。
「うん。恵さんも?」
「そう。心からSOSがきたんだ。」
「忙しそうですよね。」
「うん。頑張ろう!」
と高瀬に声をかける。
「はい。」高瀬も明るい声。
良かった。高瀬さん、普通だった。
恵はいつも通りの様子にほっとするのだった。
カラカラと戸をあけて店に入る。
「おはようございます!」
すでに早苗と武田も心も美月もいた。
「おはようございます!早苗ちゃんと武田くん。土曜日だけ当分お姉さんと高瀬さんが手伝ってくれることになりました。よろしくお願いします。」
「そうなんですね、こちらこそよろしくお願いします。」と武田。
「早苗です。主にコーヒー担当になってますがホール係です。よろしくお願いします。」
と二人がめいめい自己紹介した。
「今日はよろしくお願いします。とにかく午前中から忙しいから。姉さんと高瀬さんは主に工場の手伝いをお願いしていい?皿洗いとか」と心。
「あっはい。」
「じゃあ二人とも着替えて。」と心にエプロンを渡される。
工場に行くと隼人と由美がいた。
「おはよう。今日は二人ともありがとうございます。」と、隼人。
「いえいえ、家にいても暇なんで」と恵が言う。
「そうですよ。困ったときはお互い様だから」と高瀬。
「ありがとうございます。最近忙しくてリウマチが悪化してきたもんだから、美月も心さんも心配して、どうにかまわせてはいるんだけど。」
「なるほど、そういうことなんですね。まかせてください。ねっ高瀬さん。」
「はい。僕たちも体力は自信ありますから」と高瀬。
「え、そこ?」
と恵は少し笑うがしっかり三角巾とマスクもつけて作業にとりかかるのだった。
~~~~~~~~
夕方、終わってみるとあっという間だったがなかなかハードだった。
「疲れたんじゃない?」と高瀬に聞く。
「恵さんこそ。」
「正直久しぶりの立ち仕事だったから足がパンパン。」足をたたいてみせる。
「だよね、僕も腰が痛い。」腰をさする。
二人で顔を見て笑いあった。
「ねえ、今日飲みに行こうよ。」
「うん。いいですね!」
また二人で仲良く飲めるようになって良かった。
恵も高瀬もお互いの気持ちは知らないが安堵していたのだった。
9時でいいと言われたが気になってそわそわするので8時半につくようにでたのだ。
心の車の隣に恵のポルシェがとまる。
車の中で時間を潰そうと思っていると、黒のレガシイが恵の車の隣にとまった。
高瀬だった。
「あ、高瀬さん。」
どうしよう。少し不安になりながら恵は車を降りた。
「久しぶり!高瀬さんも手伝い?」と声をかける。
「うん。恵さんも?」
「そう。心からSOSがきたんだ。」
「忙しそうですよね。」
「うん。頑張ろう!」
と高瀬に声をかける。
「はい。」高瀬も明るい声。
良かった。高瀬さん、普通だった。
恵はいつも通りの様子にほっとするのだった。
カラカラと戸をあけて店に入る。
「おはようございます!」
すでに早苗と武田も心も美月もいた。
「おはようございます!早苗ちゃんと武田くん。土曜日だけ当分お姉さんと高瀬さんが手伝ってくれることになりました。よろしくお願いします。」
「そうなんですね、こちらこそよろしくお願いします。」と武田。
「早苗です。主にコーヒー担当になってますがホール係です。よろしくお願いします。」
と二人がめいめい自己紹介した。
「今日はよろしくお願いします。とにかく午前中から忙しいから。姉さんと高瀬さんは主に工場の手伝いをお願いしていい?皿洗いとか」と心。
「あっはい。」
「じゃあ二人とも着替えて。」と心にエプロンを渡される。
工場に行くと隼人と由美がいた。
「おはよう。今日は二人ともありがとうございます。」と、隼人。
「いえいえ、家にいても暇なんで」と恵が言う。
「そうですよ。困ったときはお互い様だから」と高瀬。
「ありがとうございます。最近忙しくてリウマチが悪化してきたもんだから、美月も心さんも心配して、どうにかまわせてはいるんだけど。」
「なるほど、そういうことなんですね。まかせてください。ねっ高瀬さん。」
「はい。僕たちも体力は自信ありますから」と高瀬。
「え、そこ?」
と恵は少し笑うがしっかり三角巾とマスクもつけて作業にとりかかるのだった。
~~~~~~~~
夕方、終わってみるとあっという間だったがなかなかハードだった。
「疲れたんじゃない?」と高瀬に聞く。
「恵さんこそ。」
「正直久しぶりの立ち仕事だったから足がパンパン。」足をたたいてみせる。
「だよね、僕も腰が痛い。」腰をさする。
二人で顔を見て笑いあった。
「ねえ、今日飲みに行こうよ。」
「うん。いいですね!」
また二人で仲良く飲めるようになって良かった。
恵も高瀬もお互いの気持ちは知らないが安堵していたのだった。
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