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第2部 同棲編
76 愛のキューピッド
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心が恵に電話をするとOKの返事がもらえた。
「来週の土曜日からくるって。でもさ、一時的なものだよね。」
「そうだよねえ。土日だけ募集しようかな。」と美月。
「なかなか土日にきてくれる人はいないかもだけど、募集はかけてたほうがいいかもしれないですよ。」と川畑。
「そうします。」と美月。
一番は学生で長く働いてくれそうな人がきてくれることだがなかなかそんな人もいない。
「美月さん、昨日はありがとうございました。」武田が言った。
「何、武田くん。あらたまって。」
「昨日の夜、美月さんが僕の背中を押してくれたから、僕、ようやく田中さんに告白することができて。」
「え、ほんとに?」と美月が言う。
「武田くんと田中さんってそんな関係だったんだね。」と川畑。
「はい。実は大学入ったときから好きでしたって昨日帰りに告白したら友達からならってOKしてもらえて。本当に付き合うことになりました。」
「まじで!!やったあ。」と美月。
武田が田中を好きだということは知ってはいたが、ほんとにこうなるなんて美月のおせっかいもたまには役立つこともあるのね。
「良かったね、武田くん。」と心。
「あ、先生もありがとうございます。」
「私は何もしてないよ。」
「いえ、ここにバイトにきてからすごく田中さんとの距離も縮まったんですよ。やっぱり先生がここを紹介してくれたのがきっかけだから。美月さんはもちろんですが、僕と田中さんのキューピッドです。」
「キューピッドなんて、そんな照れる!」と美月。
「そうね、美月はキューピッドって言ってもおかしくないかもね。美月の押しが強かったからね。」とくくくと笑う心。
「この調子で永野さんと早苗さんもくっついたりして」と武田。
「やだなあ。」と早苗。
「早苗ちゃん結構気に入ってるのその彼?」と川畑が聞く。
「気に入ってるって言い方はおこがましいかもしれないけど。でもいい人そうだし悪くないと思ってます。」
「そうなんだ。若い人たちは血気盛んでいいなあ。」と川畑。
「川畑さんだってまだ若いじゃないですか!」と美月。
「うーん。でも全然恋愛に積極的になれないんですよ。自由が好きなんで。」
「そんな恋愛が不自由みたいな言い方やめてくださいよ。」と武田。
「不自由じゃないけど、相手がいることだから自分の思い通りにはできないしね。」と川畑が言う。
「それを思っても一緒にいたい人が現れるといいですね。」と心が言った。
川畑にはそんな人は本当に現れるのだろうか、本人は全くそんな気がしないのであった。
「来週の土曜日からくるって。でもさ、一時的なものだよね。」
「そうだよねえ。土日だけ募集しようかな。」と美月。
「なかなか土日にきてくれる人はいないかもだけど、募集はかけてたほうがいいかもしれないですよ。」と川畑。
「そうします。」と美月。
一番は学生で長く働いてくれそうな人がきてくれることだがなかなかそんな人もいない。
「美月さん、昨日はありがとうございました。」武田が言った。
「何、武田くん。あらたまって。」
「昨日の夜、美月さんが僕の背中を押してくれたから、僕、ようやく田中さんに告白することができて。」
「え、ほんとに?」と美月が言う。
「武田くんと田中さんってそんな関係だったんだね。」と川畑。
「はい。実は大学入ったときから好きでしたって昨日帰りに告白したら友達からならってOKしてもらえて。本当に付き合うことになりました。」
「まじで!!やったあ。」と美月。
武田が田中を好きだということは知ってはいたが、ほんとにこうなるなんて美月のおせっかいもたまには役立つこともあるのね。
「良かったね、武田くん。」と心。
「あ、先生もありがとうございます。」
「私は何もしてないよ。」
「いえ、ここにバイトにきてからすごく田中さんとの距離も縮まったんですよ。やっぱり先生がここを紹介してくれたのがきっかけだから。美月さんはもちろんですが、僕と田中さんのキューピッドです。」
「キューピッドなんて、そんな照れる!」と美月。
「そうね、美月はキューピッドって言ってもおかしくないかもね。美月の押しが強かったからね。」とくくくと笑う心。
「この調子で永野さんと早苗さんもくっついたりして」と武田。
「やだなあ。」と早苗。
「早苗ちゃん結構気に入ってるのその彼?」と川畑が聞く。
「気に入ってるって言い方はおこがましいかもしれないけど。でもいい人そうだし悪くないと思ってます。」
「そうなんだ。若い人たちは血気盛んでいいなあ。」と川畑。
「川畑さんだってまだ若いじゃないですか!」と美月。
「うーん。でも全然恋愛に積極的になれないんですよ。自由が好きなんで。」
「そんな恋愛が不自由みたいな言い方やめてくださいよ。」と武田。
「不自由じゃないけど、相手がいることだから自分の思い通りにはできないしね。」と川畑が言う。
「それを思っても一緒にいたい人が現れるといいですね。」と心が言った。
川畑にはそんな人は本当に現れるのだろうか、本人は全くそんな気がしないのであった。
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