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第2部 同棲編
18 早苗の恋人探し?
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月曜日のカフェが閉店する時間になった。
ラストのお客さんは4時に入った親子二人だった。
「美月ちゃん、なんかコーヒーの味が違うね。」
「りかさん、気付いた?」
「うん。コクがあるのに爽やかな味だよね。ねっお父さん。」
「うん。なんか違うな。」
「辰さんもわかった?」
「うん。わしには刺激が強いかもな。今日は寝れないかも。」
「そんなに?お父さんお茶にすればよかったのに!」とりか。
「実はね、このコーヒーは新しいバイトさんがいれてくれたの!早苗ちゃん、手が空いてからでいいからきてもらえないかな?!」
他のテーブルの片付けをしていた早苗に美月が声をかけた。
「新しく入ってくれた早苗ちゃんです!早苗ちゃん、りかさんと辰さん。和菓子屋のときからのご贔屓さんです。」
「宜しくお願いします。コーヒー気に入ってもらって嬉しいです!」
「ほんとに、おいしかったです!これからコーヒーしか頼みたくないくらい。あ、羊羹はもちろん食べるんだけど。これじゃ玉露をたのむことはなくなりそう!」
「玉露も頼んでくださいね!」とりか。
「優しいし、気もきくし、かわいいし、コーヒー入れるのも上手だしね。もうこれで彼氏いないっていうから信じられないよ。」と美月。
「え、彼氏いないんだ!じゃあ私がよさそうな人がいたら紹介する!どんな人がいい?」とりか。
「あまり多くは望んでないんですよ。適当に優しくて適当に稼いできてもらえて自由にさせてくれる人なら。」
「え、それくらいでいいの?」
「はい。」
「じゃあ3人くらいいるよー。今度カフェにつれてくる。その中から一番いい人選べば?」とりか。
「りかさん~。早いね。早苗ちゃんカフェにとって必要な人材だから結婚して急にやめられたら困るからそこらへん考慮してお願いします。」と美月。
「美月さん。私ここのアルバイトほんと好きなので絶対やめたくありません!理解してくれない人とは結婚はもちろん、付き合えません!」と早苗。
「早苗ちゃん!ありがとう!そういうことならたくさん連れてきてね!りかさん。」
「あっ、そろそろ終わりだから看板いれますねー。」と武田。
「武田くん、ありがとう!」と美月。
「ほんとにスターフィールドカフェのバイトさんたちはみんな気がきくな。」と隼人がやってきた。
「そろそろ帰ろうかな、りか。」と辰さん。
「そうだね。名残惜しいけど。テイクアウト用の羊羹もつつんでもらっていいかな?三種類一個ずつ二組お願い!」
「うん。いつもありがとう。」と美月が羊羹を包みに行った。
「早苗ちゃん、来週平日につれてくるね!」
「あははは。ありがとうございます。楽しみにしてますね。」
りかの早苗の恋人探しが始まることになった。
ラストのお客さんは4時に入った親子二人だった。
「美月ちゃん、なんかコーヒーの味が違うね。」
「りかさん、気付いた?」
「うん。コクがあるのに爽やかな味だよね。ねっお父さん。」
「うん。なんか違うな。」
「辰さんもわかった?」
「うん。わしには刺激が強いかもな。今日は寝れないかも。」
「そんなに?お父さんお茶にすればよかったのに!」とりか。
「実はね、このコーヒーは新しいバイトさんがいれてくれたの!早苗ちゃん、手が空いてからでいいからきてもらえないかな?!」
他のテーブルの片付けをしていた早苗に美月が声をかけた。
「新しく入ってくれた早苗ちゃんです!早苗ちゃん、りかさんと辰さん。和菓子屋のときからのご贔屓さんです。」
「宜しくお願いします。コーヒー気に入ってもらって嬉しいです!」
「ほんとに、おいしかったです!これからコーヒーしか頼みたくないくらい。あ、羊羹はもちろん食べるんだけど。これじゃ玉露をたのむことはなくなりそう!」
「玉露も頼んでくださいね!」とりか。
「優しいし、気もきくし、かわいいし、コーヒー入れるのも上手だしね。もうこれで彼氏いないっていうから信じられないよ。」と美月。
「え、彼氏いないんだ!じゃあ私がよさそうな人がいたら紹介する!どんな人がいい?」とりか。
「あまり多くは望んでないんですよ。適当に優しくて適当に稼いできてもらえて自由にさせてくれる人なら。」
「え、それくらいでいいの?」
「はい。」
「じゃあ3人くらいいるよー。今度カフェにつれてくる。その中から一番いい人選べば?」とりか。
「りかさん~。早いね。早苗ちゃんカフェにとって必要な人材だから結婚して急にやめられたら困るからそこらへん考慮してお願いします。」と美月。
「美月さん。私ここのアルバイトほんと好きなので絶対やめたくありません!理解してくれない人とは結婚はもちろん、付き合えません!」と早苗。
「早苗ちゃん!ありがとう!そういうことならたくさん連れてきてね!りかさん。」
「あっ、そろそろ終わりだから看板いれますねー。」と武田。
「武田くん、ありがとう!」と美月。
「ほんとにスターフィールドカフェのバイトさんたちはみんな気がきくな。」と隼人がやってきた。
「そろそろ帰ろうかな、りか。」と辰さん。
「そうだね。名残惜しいけど。テイクアウト用の羊羹もつつんでもらっていいかな?三種類一個ずつ二組お願い!」
「うん。いつもありがとう。」と美月が羊羹を包みに行った。
「早苗ちゃん、来週平日につれてくるね!」
「あははは。ありがとうございます。楽しみにしてますね。」
りかの早苗の恋人探しが始まることになった。
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