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第2部 同棲編
8 面接
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お店をでて、もうまっすぐ門仲へ帰ることにした。
だんだんカフェの運営も起動にのっているのだが、今後のことも考えてアルバイトを増員することになり、今日1人面接にくることになっていた。
マンションにもどり車の鍵や荷物をもって地下の駐車場に向かう。
以前傷がつけられたレクサスは廃車になり新しくアルファードに変わっていた。
美月の家に行くときは国産車にする、これはもう心の中では決められた事項だった。
「まだ新車のにおいがするね!」
「そうねー。買ったけど、あまり乗らなかったんでしょうね。」
「贅沢すぎる。」
「私もこの車たちどうすればいいか悩むのよね。だって美月の家に行くときは大抵これだし。他の車も乗らないとダメになっちゃうし。頭を悩ませるわ。」
「恵さんは車のらないの?」
「あの人はね、スポーツカーしか乗らないの。だからポルシェとかはあっちがお下がりもらってるはず。」
「ポルシェがお下がり、、、気が遠くなるわ。」
「じゃ向かおっか。」
「うん。」
心の運転で帰途についた。
「新しいバイトさんって何歳?」と心がきいた。
「えーとね、26歳だったかも。先月まで会社で働いてたみたい。大手だったよ。うちみたいなとこでバイトしなくても他に色々ありそうなのにね。」
「ふーん。ま、とりあえず試用期間ってことで働いてもらうのもありじゃない?」
「そうだね。人がいないと困るしね。」
武田くんも3月までだし、心がこれない平日を考えると少なくとも2人は増員したいところだ。
~~~~~~~~~~
「杉園早苗さん。ですか。」
「はい。これ履歴書です。」
「はい。」美月が履歴書を受け取り中を確認する。
「D-findに勤めてたんですね。どんなお仕事だったんですか?」
「私は一般事務として勤めてました。」
「そうなんですね、失礼ですが、なぜやめられたんですか?」
「…好きな人がその会社で働いていてふられたのでもう働けないと思って辞めました。」
「そうですか、立ち入ったことを聞いてしまってごめんなさい。あの、、うちはカフェなので今までのお仕事と全く違うと思うのですがそこらへんは大丈夫でふか?」
「大丈夫というと?」
「やりたくない仕事もあるかもしれないと思って。皿洗いもしますし、嫌なお客さんがいるときもあるかもしれませんし、いい時ばかりでもないと思って。」
「それは大丈夫です。元々、実家は喫茶店をしていて、もうたたんだんですが手伝いはしてましたから。」
「そうなんですか?即戦力ですね。じゃあ早速明日から試用期間ということできてもらえますか?」
「はい。」
美月は杉園早苗を仮採用したのだった。
だんだんカフェの運営も起動にのっているのだが、今後のことも考えてアルバイトを増員することになり、今日1人面接にくることになっていた。
マンションにもどり車の鍵や荷物をもって地下の駐車場に向かう。
以前傷がつけられたレクサスは廃車になり新しくアルファードに変わっていた。
美月の家に行くときは国産車にする、これはもう心の中では決められた事項だった。
「まだ新車のにおいがするね!」
「そうねー。買ったけど、あまり乗らなかったんでしょうね。」
「贅沢すぎる。」
「私もこの車たちどうすればいいか悩むのよね。だって美月の家に行くときは大抵これだし。他の車も乗らないとダメになっちゃうし。頭を悩ませるわ。」
「恵さんは車のらないの?」
「あの人はね、スポーツカーしか乗らないの。だからポルシェとかはあっちがお下がりもらってるはず。」
「ポルシェがお下がり、、、気が遠くなるわ。」
「じゃ向かおっか。」
「うん。」
心の運転で帰途についた。
「新しいバイトさんって何歳?」と心がきいた。
「えーとね、26歳だったかも。先月まで会社で働いてたみたい。大手だったよ。うちみたいなとこでバイトしなくても他に色々ありそうなのにね。」
「ふーん。ま、とりあえず試用期間ってことで働いてもらうのもありじゃない?」
「そうだね。人がいないと困るしね。」
武田くんも3月までだし、心がこれない平日を考えると少なくとも2人は増員したいところだ。
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「杉園早苗さん。ですか。」
「はい。これ履歴書です。」
「はい。」美月が履歴書を受け取り中を確認する。
「D-findに勤めてたんですね。どんなお仕事だったんですか?」
「私は一般事務として勤めてました。」
「そうなんですね、失礼ですが、なぜやめられたんですか?」
「…好きな人がその会社で働いていてふられたのでもう働けないと思って辞めました。」
「そうですか、立ち入ったことを聞いてしまってごめんなさい。あの、、うちはカフェなので今までのお仕事と全く違うと思うのですがそこらへんは大丈夫でふか?」
「大丈夫というと?」
「やりたくない仕事もあるかもしれないと思って。皿洗いもしますし、嫌なお客さんがいるときもあるかもしれませんし、いい時ばかりでもないと思って。」
「それは大丈夫です。元々、実家は喫茶店をしていて、もうたたんだんですが手伝いはしてましたから。」
「そうなんですか?即戦力ですね。じゃあ早速明日から試用期間ということできてもらえますか?」
「はい。」
美月は杉園早苗を仮採用したのだった。
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