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第1部 オカマと思っていたらその男はバイだった。
まさか part2
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ネットで販売するようになってコンスタントに注文が入るようになった。
1日に3件くらい申し込みがある。
今のところ発送の準備は心や美月で請け負ってる。
これくらいだったら対処できる。
そう思っていた。。。
「おーい。今日はすごい注文が入ってる。」
「え、なに?」
「羊羹が棹で10本。ネット販売のギリギリのところだな。」
「えー、そんなに?」
「多いですね。用意できますか?」
「うん。なんとかかなあ。10本以上は無理だったかもな。つくるのが追いつかない。今日のお客様もどれだけ入るかわからないしな。」
「しかし、多いですね。」
心と美月が注文情報を確認する。
そこにあった名前をみて2人顔を見合わせた。藤田艶子?
「母だ。」
心が言った。
「すいません。なんでこんなに注文してきたのか。。」
「いや、いいんだ。こっちはたくさん売れるのは嬉しいし。ただ、お母さんは心さんと美月のことしってるのか? 」
「、、知ってます。」
「反対してるんじゃないか?」
そんなこと言っちゃいけないと思ったが言葉にしてしまった。
「そんなことありません!」
心が言う。
「いや、こんなこと言うつもりなかったんだけど。すまん。。」
「いえ、私がほっておいたからすみません。」
「心さん、私もちゃんと向き合わなかったから。ごめん。」
お姉さんのこと会ってみる?と聞かれたのをずっと伸ばし伸ばしにしていた。
私がもう少し勇気を出していたら違ったかもしれない。
はっきりしてもらえないと疑惑が生まれるものだ。
「私が、お姉さんに会えていたらなんか違ったかも。」
「それは関係ないよ。これは私と母の問題だし。今日実家に行ってみるね。」
「うん。」
「隼人さん、私が実家に持っていきますので帰りもらっていいですか?」
「うん。用意しとくな。」
~~~~~~~~~~~~
心のマンションが5分くらい歩いたところに、心の父母が住む家がある。
家といっていいのか、こんなところにこんなのがあるとビルとしか見えない。
白壁の塀が周りを囲むきれいな会社?と思う人もいるかもしれない。
一歩中に入ると奥へと続く道があり、日本庭園と家がある。
インターホンを押す。
「はい。」
家のことを任せているお手伝いをしてくれている清子さんがでる。
「あ、私。」
「まあ、坊っちゃん!すぐ行きます!」
「いや、ゆっくりでいいよ。」
「坊っちゃん!!おかえりなさいませ!!」
抱きつかんばかりの勢いだ。
「清子さん、坊っちゃんはやめて。」心がいう。
「でも私にとっては坊っちゃんはずっと坊っちゃんですから!」
まだ20歳そこそこから働いている清子はもう立派なおばちゃんになってる。結婚したが子供に恵まれず結局離婚して住み込みの家政婦となってしまった。
「父さんと母さんいる?」
「ええ。いらっしゃいますよ。」
「どこ?」
「リビングかと思います。」
「わかった。」
心はリビングに向けてまっすぐあるきだした。
ドアを開いた。
奥のダイニングテーブルに女性とその手前のソファーに男性が座っている。
女性に近づき、「これ」と羊羹を差し出した。
「心!久しぶりじゃない!元気だった?」
とショートカットの茶髪の女性が言った。
「久しぶり、、、母さん。」
心がその女性に言った。
1日に3件くらい申し込みがある。
今のところ発送の準備は心や美月で請け負ってる。
これくらいだったら対処できる。
そう思っていた。。。
「おーい。今日はすごい注文が入ってる。」
「え、なに?」
「羊羹が棹で10本。ネット販売のギリギリのところだな。」
「えー、そんなに?」
「多いですね。用意できますか?」
「うん。なんとかかなあ。10本以上は無理だったかもな。つくるのが追いつかない。今日のお客様もどれだけ入るかわからないしな。」
「しかし、多いですね。」
心と美月が注文情報を確認する。
そこにあった名前をみて2人顔を見合わせた。藤田艶子?
「母だ。」
心が言った。
「すいません。なんでこんなに注文してきたのか。。」
「いや、いいんだ。こっちはたくさん売れるのは嬉しいし。ただ、お母さんは心さんと美月のことしってるのか? 」
「、、知ってます。」
「反対してるんじゃないか?」
そんなこと言っちゃいけないと思ったが言葉にしてしまった。
「そんなことありません!」
心が言う。
「いや、こんなこと言うつもりなかったんだけど。すまん。。」
「いえ、私がほっておいたからすみません。」
「心さん、私もちゃんと向き合わなかったから。ごめん。」
お姉さんのこと会ってみる?と聞かれたのをずっと伸ばし伸ばしにしていた。
私がもう少し勇気を出していたら違ったかもしれない。
はっきりしてもらえないと疑惑が生まれるものだ。
「私が、お姉さんに会えていたらなんか違ったかも。」
「それは関係ないよ。これは私と母の問題だし。今日実家に行ってみるね。」
「うん。」
「隼人さん、私が実家に持っていきますので帰りもらっていいですか?」
「うん。用意しとくな。」
~~~~~~~~~~~~
心のマンションが5分くらい歩いたところに、心の父母が住む家がある。
家といっていいのか、こんなところにこんなのがあるとビルとしか見えない。
白壁の塀が周りを囲むきれいな会社?と思う人もいるかもしれない。
一歩中に入ると奥へと続く道があり、日本庭園と家がある。
インターホンを押す。
「はい。」
家のことを任せているお手伝いをしてくれている清子さんがでる。
「あ、私。」
「まあ、坊っちゃん!すぐ行きます!」
「いや、ゆっくりでいいよ。」
「坊っちゃん!!おかえりなさいませ!!」
抱きつかんばかりの勢いだ。
「清子さん、坊っちゃんはやめて。」心がいう。
「でも私にとっては坊っちゃんはずっと坊っちゃんですから!」
まだ20歳そこそこから働いている清子はもう立派なおばちゃんになってる。結婚したが子供に恵まれず結局離婚して住み込みの家政婦となってしまった。
「父さんと母さんいる?」
「ええ。いらっしゃいますよ。」
「どこ?」
「リビングかと思います。」
「わかった。」
心はリビングに向けてまっすぐあるきだした。
ドアを開いた。
奥のダイニングテーブルに女性とその手前のソファーに男性が座っている。
女性に近づき、「これ」と羊羹を差し出した。
「心!久しぶりじゃない!元気だった?」
とショートカットの茶髪の女性が言った。
「久しぶり、、、母さん。」
心がその女性に言った。
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