2 / 45
第一話 追放宣告 後編
しおりを挟む
「ドラコアは確かに強敵だ。舐めてかかれる相手じゃない。それでも、僕達なら問題なく倒せていた」
アレクの言葉は微かに震えている。
「……俺のせい、だからか。でも、昔はこういうミスお前らだっていくらでもしてきたし、その度に皆で」
「皆死にかけたんだぞ!」
アレクがテーブルに拳を打ち付けると木製のテーブルが粉々に砕け散った。
「あんな所で、皆死にかけたんだぞ。気絶した君を背負いながら何を想っていたと思う!」
俯いた姿勢のまま拳を固めている。後ろに立つ他の連中も無表情にこちらを見つめている。
「……なら、捨ててけば良かったじゃねーかよ! 邪魔者なんだろ!?」
「イクヤ、歯を食いしばれ」
不意にライアンの声が降ってきたかと思うと、横っ面に衝撃が走りそのまま吹き飛ばされる。
視界が二転三転して漸く勢いがなくなる。打たれた左の頬が熱い。
「良かったなイクヤ。ライアンが張り飛ばしてなかったら俺が殴り殺してたぞ」
ファルコの冷淡な声が聞こえる。
「お前のそういう行動は何も今回だけじゃない。お前も分かってると思うが……ここ数カ月、何度も危うい場面があった。全体を見ている俺だからよく見える」
「仲間のカバーをするのが指揮役の仕事なんじゃねーのかよ、ファルコ」
「ああ、そうだ。だからお前が馬鹿な事をするのを織り込み済みでいつも作戦と指示を出してたんだよ。でも今回でハッキリしたろ。俺達とお前とじゃもう釣り合わないんだ」
分かっては、いた。俺のスキルでどんどん強くなっていくこいつらに対して、俺の成長速度は遅い。加えて、もうここ一年は大きな能力の向上が起きてなかった。
だからこそ自分よりも格上の相手を倒す事で、何かが変わると考えていた。ドラコアを仕留めに掛かったのは、千載一遇のチャンスだと思ったからだ。
「……悪かったよ、皆。頼むからまだ俺も入れてくれよ。お前達の事を嫌いになりたくないんだよ」
「ちっ」
ファルコがバツが悪そうに頭を掻き後ろを向く。
「頼む」
俺の心の底からの本音だった。誠意を見せる為に正座し、頭を床に付ける。
「本当にみっともない……」
フィオーラの侮蔑の響きのある呟きが聞こえる。
何とでも言えばいい。土下座でも何でもやってやる。
「イクヤ。君と過ごした日々は楽しかった。でも、もうこのパーティーに君の居場所は無い。皆で話し合ったんだけど、アディスを加入させる事になった」
「はあ!? あの女たらしをか!? アイツを入れるなんて馬鹿か!?」
「彼は気の良い友達だよ。君も知っての通り何度も入りたがってたわけだし」
「そりゃデイジーとフィオーラが狙いに決まってんだろ! あんな性欲塗れの野郎と一緒にやってくなんて無理だ!」
「別にあんたがよろしくやってく必要なんてないでしょ。あんたの代わりなんだから」
フィオーラが冷たく言い放つ。
「フィオーラ、あいつに何度も口説かれて迷惑してたんじゃなかったのかよ」
「そりゃね。でもうちの男衆相手に下手はできないでしょ。いざとなったら股間を吹っ飛ばせばいいし」
確かにフィオーラならやりかねないし、並み以上の男だとしても問題ないかもしれない。でも、デイジーは。
「奴は面倒な性格だが腕は確かだ。それこそ、お前のポジションをこなした上で援護もできる」
「俺とは飲み仲間だしな」
ファルコとライアンがそれぞれに賛同の声を上げる。
「イクヤ。君には悪いけど、もう終わりなんだ。僕達と君が一緒に居られる時間は」
「……結局、俺は余所の世界の人間で、便利な力を持ってたから一緒に居ただけって事かよ。搾るだけ搾り取って、その後は用済みってわけかよ」
情けない程に声が震える。怒りなのか、悲しいのか、悔しいのか、もう何も分からない。
「……ああ」
「仲間だと……友達だと思ってたのは俺だけだったって事かよ!」
「……そうだ」
「この……!」
右手を振り上げ力任せにアレクの顔をぶん殴る。
しかし、アレクは微動だにしない。逆に殴り掛かった俺が後退りさせられ、拳が痛む。
そして踏んだ木片に気づき、床に散らばる元テーブルだった残骸を見下ろす。
俺が本気で殴ってもびくともしなかったのに、アレクが殴れば粉々に砕け散る。
どうしようもない壁を、境界を感じ、ただ苛立ちばかりが加速する。
「君なら、きっと上手くやっていける。君のスキルは誰からも求められるものだ。それに君はこの三年で強くなった」
「……はっ、皮肉かよ」
目の前で示される力の差に、そして自分のスキルを利用する為に近づいてくる連中の顔が思い浮かび、叫び出したい衝動に駆られる。
そうじゃない、そうじゃないんだ。俺は、俺は……
「もう、僕達の背中は預けられないんだ。だから君とはここでお別れだ」
アレクの一言が静かに突き刺さる。同時に、頭に渦巻いていた様々な想いが引いていくのを感じた。
そうか。もう、俺は一緒に並んで立っちゃいけないのか……
まるで死刑宣告を受けたかのような気分だった。アレクの言葉が何度も頭を回り始める。
「は」
俺の中にあった様々な想いや気持ちが、その渦を掻き回していく。
「はは」
渦は大きくうねり、どす黒く濁り俺を壊していく。
「あははははははははははははははははははははははは!!」
笑いが止まらない。ああ、嗤わずにいられない。ふざけんな。クソが。お前ら。ああ。俺が。
笑いながらも、四人の様子が何故か冷静に見えた。
ファルコは溜息を吐いている。ライアンは困ったようにこちらを見つめている。フィオーラは俺から顔を背けている。アレクは……俯いていて前髪で目が隠れ表情が見えない。
「はははははははは……はあ……」
どす黒い渦が徐々に鎮まる。真っ白なキャンパスに、一滴の黒い雫が垂らされたような感覚。
その雫は染み始め、そして俺に根を下ろす。ゆっくりと、少しずつ、決して消えぬように。
「分かった、抜けるよ。もう邪魔なんだもんな。才能も開花しきったし、ステータスの上昇も最近は少なくなってきてるもんな。俺の事は利用し尽くしたし、便利な道具ぐらいにしか思っちゃいないんだもんな」
ずっと黙って見てやがる。何か一言でも気の利いたセリフを吐いてみろ。クズ共が。
「お前らの望み通り消えてやるよ。もう仲間でも友達でも何でもない」
この気持ちは忘れない。絶対に。誓ってやる。
「見てろよ。必ず強くなってやる。てめえら如きじゃ足元にも及ばない程にな。てめえらを抜いて”俺が最強になってやる”」
アレク達を指差し、啖呵を切る。
もう終わりだ。この街に居ればこいつらと顔を合わせるかもしれないが、言葉を交わすのはこれで最後だ。
これだけ言ってやったのに、誰一人反応しない。
だがそれでいい。
もう、交わす言葉はお互いに無いのだから。
踵を返し足音を鳴らしながら外へと向かう。
「……楽しみにしている」
小さく、そんな声が聞こえた気がしたが、空耳だろう。
アレクの言葉は微かに震えている。
「……俺のせい、だからか。でも、昔はこういうミスお前らだっていくらでもしてきたし、その度に皆で」
「皆死にかけたんだぞ!」
アレクがテーブルに拳を打ち付けると木製のテーブルが粉々に砕け散った。
「あんな所で、皆死にかけたんだぞ。気絶した君を背負いながら何を想っていたと思う!」
俯いた姿勢のまま拳を固めている。後ろに立つ他の連中も無表情にこちらを見つめている。
「……なら、捨ててけば良かったじゃねーかよ! 邪魔者なんだろ!?」
「イクヤ、歯を食いしばれ」
不意にライアンの声が降ってきたかと思うと、横っ面に衝撃が走りそのまま吹き飛ばされる。
視界が二転三転して漸く勢いがなくなる。打たれた左の頬が熱い。
「良かったなイクヤ。ライアンが張り飛ばしてなかったら俺が殴り殺してたぞ」
ファルコの冷淡な声が聞こえる。
「お前のそういう行動は何も今回だけじゃない。お前も分かってると思うが……ここ数カ月、何度も危うい場面があった。全体を見ている俺だからよく見える」
「仲間のカバーをするのが指揮役の仕事なんじゃねーのかよ、ファルコ」
「ああ、そうだ。だからお前が馬鹿な事をするのを織り込み済みでいつも作戦と指示を出してたんだよ。でも今回でハッキリしたろ。俺達とお前とじゃもう釣り合わないんだ」
分かっては、いた。俺のスキルでどんどん強くなっていくこいつらに対して、俺の成長速度は遅い。加えて、もうここ一年は大きな能力の向上が起きてなかった。
だからこそ自分よりも格上の相手を倒す事で、何かが変わると考えていた。ドラコアを仕留めに掛かったのは、千載一遇のチャンスだと思ったからだ。
「……悪かったよ、皆。頼むからまだ俺も入れてくれよ。お前達の事を嫌いになりたくないんだよ」
「ちっ」
ファルコがバツが悪そうに頭を掻き後ろを向く。
「頼む」
俺の心の底からの本音だった。誠意を見せる為に正座し、頭を床に付ける。
「本当にみっともない……」
フィオーラの侮蔑の響きのある呟きが聞こえる。
何とでも言えばいい。土下座でも何でもやってやる。
「イクヤ。君と過ごした日々は楽しかった。でも、もうこのパーティーに君の居場所は無い。皆で話し合ったんだけど、アディスを加入させる事になった」
「はあ!? あの女たらしをか!? アイツを入れるなんて馬鹿か!?」
「彼は気の良い友達だよ。君も知っての通り何度も入りたがってたわけだし」
「そりゃデイジーとフィオーラが狙いに決まってんだろ! あんな性欲塗れの野郎と一緒にやってくなんて無理だ!」
「別にあんたがよろしくやってく必要なんてないでしょ。あんたの代わりなんだから」
フィオーラが冷たく言い放つ。
「フィオーラ、あいつに何度も口説かれて迷惑してたんじゃなかったのかよ」
「そりゃね。でもうちの男衆相手に下手はできないでしょ。いざとなったら股間を吹っ飛ばせばいいし」
確かにフィオーラならやりかねないし、並み以上の男だとしても問題ないかもしれない。でも、デイジーは。
「奴は面倒な性格だが腕は確かだ。それこそ、お前のポジションをこなした上で援護もできる」
「俺とは飲み仲間だしな」
ファルコとライアンがそれぞれに賛同の声を上げる。
「イクヤ。君には悪いけど、もう終わりなんだ。僕達と君が一緒に居られる時間は」
「……結局、俺は余所の世界の人間で、便利な力を持ってたから一緒に居ただけって事かよ。搾るだけ搾り取って、その後は用済みってわけかよ」
情けない程に声が震える。怒りなのか、悲しいのか、悔しいのか、もう何も分からない。
「……ああ」
「仲間だと……友達だと思ってたのは俺だけだったって事かよ!」
「……そうだ」
「この……!」
右手を振り上げ力任せにアレクの顔をぶん殴る。
しかし、アレクは微動だにしない。逆に殴り掛かった俺が後退りさせられ、拳が痛む。
そして踏んだ木片に気づき、床に散らばる元テーブルだった残骸を見下ろす。
俺が本気で殴ってもびくともしなかったのに、アレクが殴れば粉々に砕け散る。
どうしようもない壁を、境界を感じ、ただ苛立ちばかりが加速する。
「君なら、きっと上手くやっていける。君のスキルは誰からも求められるものだ。それに君はこの三年で強くなった」
「……はっ、皮肉かよ」
目の前で示される力の差に、そして自分のスキルを利用する為に近づいてくる連中の顔が思い浮かび、叫び出したい衝動に駆られる。
そうじゃない、そうじゃないんだ。俺は、俺は……
「もう、僕達の背中は預けられないんだ。だから君とはここでお別れだ」
アレクの一言が静かに突き刺さる。同時に、頭に渦巻いていた様々な想いが引いていくのを感じた。
そうか。もう、俺は一緒に並んで立っちゃいけないのか……
まるで死刑宣告を受けたかのような気分だった。アレクの言葉が何度も頭を回り始める。
「は」
俺の中にあった様々な想いや気持ちが、その渦を掻き回していく。
「はは」
渦は大きくうねり、どす黒く濁り俺を壊していく。
「あははははははははははははははははははははははは!!」
笑いが止まらない。ああ、嗤わずにいられない。ふざけんな。クソが。お前ら。ああ。俺が。
笑いながらも、四人の様子が何故か冷静に見えた。
ファルコは溜息を吐いている。ライアンは困ったようにこちらを見つめている。フィオーラは俺から顔を背けている。アレクは……俯いていて前髪で目が隠れ表情が見えない。
「はははははははは……はあ……」
どす黒い渦が徐々に鎮まる。真っ白なキャンパスに、一滴の黒い雫が垂らされたような感覚。
その雫は染み始め、そして俺に根を下ろす。ゆっくりと、少しずつ、決して消えぬように。
「分かった、抜けるよ。もう邪魔なんだもんな。才能も開花しきったし、ステータスの上昇も最近は少なくなってきてるもんな。俺の事は利用し尽くしたし、便利な道具ぐらいにしか思っちゃいないんだもんな」
ずっと黙って見てやがる。何か一言でも気の利いたセリフを吐いてみろ。クズ共が。
「お前らの望み通り消えてやるよ。もう仲間でも友達でも何でもない」
この気持ちは忘れない。絶対に。誓ってやる。
「見てろよ。必ず強くなってやる。てめえら如きじゃ足元にも及ばない程にな。てめえらを抜いて”俺が最強になってやる”」
アレク達を指差し、啖呵を切る。
もう終わりだ。この街に居ればこいつらと顔を合わせるかもしれないが、言葉を交わすのはこれで最後だ。
これだけ言ってやったのに、誰一人反応しない。
だがそれでいい。
もう、交わす言葉はお互いに無いのだから。
踵を返し足音を鳴らしながら外へと向かう。
「……楽しみにしている」
小さく、そんな声が聞こえた気がしたが、空耳だろう。
3
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです


勇者、追放される ~仲間がクズばかりだったので、魔王とお茶してのんびり過ごす。戻ってこいと言われても断固拒否。~
秋鷺 照
ファンタジー
強すぎて勇者になってしまったレッグは、パーティーを追放され、一人で魔王城へ行く。美味しいと噂の、魔族領の茶を飲むために!(ちゃんと人類も守る)

スキルを得られない特殊体質の少年。祠を直したらユニークスキルもらえた(なんで??)
屯神 焔
ファンタジー
魔法が存在し、魔物が跋扈し、人々が剣を磨き戦う世界、『ミリオン』
この世界では自身の強さ、もしくは弱さを知られる『ステータス』が存在する。
そして、どんな人でも、亜人でも、動物でも、魔物でも、生まれつきスキルを授かる。
それは、平凡か希少か、1つか2つ以上か、そういった差はあれ不変の理だ。
しかし、この物語の主人公、ギル・フィオネットは、スキルを授からなかった。
正確には、どんなスキルも得られない体質だったのだ。
そんな彼は、田舎の小さな村で生まれ暮らしていた。
スキルを得られない体質の彼を、村は温かく迎え・・・はしなかった。
迫害はしなかったが、かといって歓迎もしなかった。
父親は彼の体質を知るや否や雲隠れし、母は長年の無理がたたり病気で亡くなった。
一人残された彼は、安い賃金で雑用をこなし、その日暮らしを続けていた。
そんな彼の唯一の日課は、村のはずれにある古びた小さな祠の掃除である。
毎日毎日、少しずつ、汚れをふき取り、欠けてしまった所を何とか直した。
そんなある日。
『ありがとう。君のおかげで私はここに取り残されずに済んだ。これは、せめてものお礼だ。君の好きなようにしてくれてかまわない。本当に、今までありがとう。』
「・・・・・・え?」
祠に宿っていた、太古の時代を支配していた古代龍が、感謝の言葉と祠とともに消えていった。
「祠が消えた?」
彼は、朝起きたばかりで寝ぼけていたため、最後の「ありがとう」しか聞こえていなかった。
「ま、いっか。」
この日から、彼の生活は一変する。

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる