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ちょっとした大仕事
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回収予定地点に向かいアクセルを踏み込む。速度メーターは八十キロを差している。
「ははっ、マジかよ」
一台俺が乗るのと同じ形状のトラックがすれ違い、その目がルームミラーを見て後ろを見つめている事を悟る。
その先で二台で襲い掛かるトラック相手に、軽い身のこなしで縦横無尽に飛び回り回避する男の姿が。
この道の形状は東西を流れる片側一車線の道路。
北側が山の斜面になり、コンクリートの擁壁がそびえ立ち、南側は高いフェンスで仕切られたどぶ川が流れている。
ガードレールや縁石なども無く、目標に逃げ場の無い絶好の”回収場所”と言って良い。
擁壁はつるりとしたコンクリートで、多少駆け上がれてもその先に取っ掛かりが無く上には行けない。
どぶ川にしても飛び降りを防ぐためか、不自然な程高いフェンスに阻まれ一足で飛び込むのは難しいだろう。
それに底が深いわりに今は水の少ない時期。飛び込めばただの怪我では済まないと思われる。
なので普通であれば一台あれば事足りる仕事だった。
しかし今回の相手は手強い。既に三台のアタックを避けきっている。
「こちら十二号車。隣、十五号車だっけか?」
無線のマイクを取り話しかける。
「そうだ、十二号車」
少し遅れて男の声が聞こえる。
「速度を合わせて突っ込む。いいな」
「分かった。そっちに合わせる」
知らないが、さすがにお互い異世界で死地を越えている者同士。最低限のやり取りだけで意図を汲み足並みを合わせてくれた。
右を走る十五号車がピタリと並走し、サイドミラーがぶつかり割れる音が聞こえる。
しかし構わず更に近づけ、人一人を通す事も許さない程に付き、二台分の面積で目標目掛けて突進する。
男は道路の中央でトントンと低いジャンプを繰り返している。
……さあ、逃げられるか?
乾いた唇を舐めて、ハイビームで目くらましをしつつアクセルを踏み込む。
男は落ち着いた様子で変わらずジャンプを続けていたが、不意に走り出しこちらに向かってくる。
自棄を起こしたか、諦めたか。
呆気ない幕切れを想像しながらも手は緩めない。決して逃すまいと前方を凝視しハンドルを操る。
だが、男は方向を変え擁壁の方へと寄っていく。
どうするつもりか、擁壁ギリギリなら来ないと踏んでいるのか。だが車が半壊してでもこっちは突っ込むぞ。
走る男がぐんぐん迫ってくる。
よし、もうすぐ……と思った瞬間、信じられない事が起きた。
なんと男は擁壁に向かって飛んで数歩壁面を走り、更にそこから跳躍したのだ。
「うっそだろ!?」
飛び越える男を追うように、振り向きながら思わず大声を出す。
ガリガリと擁壁に車体を擦りつけている事に気づきハンドルを戻す。並走していた十五号車はブレーキを踏んで減速したようだ。
ミラー越しに確認すると着地してこちらを振り向く男の姿が。
「おいおいおいおい、現実に壁走りやってしかも壁飛びするとか、チートかよ!」
トラックの車体は三メートル近くある。それを飛び越えたのか。
いよいよ超人染みてきた相手に、何故だか嬉しい気分になってしまう。
もしかしたら、もしかしたら。あの男ならこの理不尽な異世界召喚に抗えるかもしれない。
「十二、十五号車は二百メートル先の空き駐車場で反転してください。このまま五、二十六、三十八、五十七号車は目標へアタックを」
淡々とした小林さんの声を聞き、頭が冷える。
そうだ、俺は俺の仕事をやらないと。
せっかく戦い抜いて手にした命。ここで反抗すれば殺されてしまうのは俺だ。
指示通り反転し、駐車場を出ようとするとさらに二台のトラックがこちらに向かっているのが見える。
無線の報告を聞く限り今のも失敗したようだ。
そこで駐車場から出ようとするのを止め、一時停止する。
「ちょっと十二の人! 早く出ないと……」
「分かってる、でもこのまま闇雲に突っ込んでも駄目だ。あいつ見たか? トラックを飛び越えるんだぞ?」
「まあそうだけど……」
「そこの二台さっさとどけ! 俺らが入れないだろ!」
反転しようと来るトラックの運転手が怒鳴る。
「……提案がある。こっちに四台、向こうが六台でいいんだよな、こば…オペレーター」
「ええ。今もう一台が躱されました。こちら側に来ますよ」
「五台五台か。んじゃあ向こうの三台でバラバラでアタック。その後二台並走で擁壁に追い込んで大ジャンプを引き出す。着地の後を狙ってこっちから五台で突っ込んで片を付ける」
「ええー……」
俺の提案に小林さんは言葉を詰まらせる。
配達員からの作戦の提案は基本的に行わない。あくまでオペレーターの指示に従うのが規定だ。
「はは、それ面白そうだな」
「外で見てたいわそれ」
「イカレてんな」
などと軽口が飛び始め、皆の笑い声がスピーカー越しに聞こえてくる。
「分かりました。それが失敗したら私の指示に従ってくださいね……もう」
「了解です。そんじゃ皆、手筈通りに」
「おう」
複数人の了解の声が重なり、各々出発する。
こちら側の五台が揃うのを確認し、足並みを揃えて発進させる。
唸るエンジンの振動が伝わり気持ちが嫌でも昂るのが分かる。
暫く走らせると三台向かってきているのが見えて道を開ける。
そして次いで衝突音とごりごりと何かを削るような音が聞こえてきて、ピタリとくっついた二台のトラックが男に迫っているのが見えた。
するとやはり先程のように走り出し、擁壁を蹴り軽やかに跳躍する。
「マジですげえ」
誰の声か、感嘆の声が聞こえる。
「皆、行くぞ」
躱された二台とすれ違い、着地し立ち上がろうとしている男目掛けて五台で迫る。
ハイビームのライトに照らされた顔、汗だくで疲れ切った表情。
若いな、多分まだ十代。
目前まで迫り諦めたように肩の力を抜く男は、泣き笑いのような表情を浮かべているように見える。
それはそうだ、たった今五台のトラックを回避した直後に、更にトラックの群れが迫ってきているのだ。
絶望的な気持ちにもなるだろう。
さすがに隙間は空くものの、五台も群れると壮観だ。
総重量約四十トンにも及ぶ質量を前に、諦める以外の選択肢など出ない筈だ。
降参するかのように両手を挙げかけた姿勢のまま、俺の右側を走るトラックに跳ね飛ばされていった。
「ははっ、マジかよ」
一台俺が乗るのと同じ形状のトラックがすれ違い、その目がルームミラーを見て後ろを見つめている事を悟る。
その先で二台で襲い掛かるトラック相手に、軽い身のこなしで縦横無尽に飛び回り回避する男の姿が。
この道の形状は東西を流れる片側一車線の道路。
北側が山の斜面になり、コンクリートの擁壁がそびえ立ち、南側は高いフェンスで仕切られたどぶ川が流れている。
ガードレールや縁石なども無く、目標に逃げ場の無い絶好の”回収場所”と言って良い。
擁壁はつるりとしたコンクリートで、多少駆け上がれてもその先に取っ掛かりが無く上には行けない。
どぶ川にしても飛び降りを防ぐためか、不自然な程高いフェンスに阻まれ一足で飛び込むのは難しいだろう。
それに底が深いわりに今は水の少ない時期。飛び込めばただの怪我では済まないと思われる。
なので普通であれば一台あれば事足りる仕事だった。
しかし今回の相手は手強い。既に三台のアタックを避けきっている。
「こちら十二号車。隣、十五号車だっけか?」
無線のマイクを取り話しかける。
「そうだ、十二号車」
少し遅れて男の声が聞こえる。
「速度を合わせて突っ込む。いいな」
「分かった。そっちに合わせる」
知らないが、さすがにお互い異世界で死地を越えている者同士。最低限のやり取りだけで意図を汲み足並みを合わせてくれた。
右を走る十五号車がピタリと並走し、サイドミラーがぶつかり割れる音が聞こえる。
しかし構わず更に近づけ、人一人を通す事も許さない程に付き、二台分の面積で目標目掛けて突進する。
男は道路の中央でトントンと低いジャンプを繰り返している。
……さあ、逃げられるか?
乾いた唇を舐めて、ハイビームで目くらましをしつつアクセルを踏み込む。
男は落ち着いた様子で変わらずジャンプを続けていたが、不意に走り出しこちらに向かってくる。
自棄を起こしたか、諦めたか。
呆気ない幕切れを想像しながらも手は緩めない。決して逃すまいと前方を凝視しハンドルを操る。
だが、男は方向を変え擁壁の方へと寄っていく。
どうするつもりか、擁壁ギリギリなら来ないと踏んでいるのか。だが車が半壊してでもこっちは突っ込むぞ。
走る男がぐんぐん迫ってくる。
よし、もうすぐ……と思った瞬間、信じられない事が起きた。
なんと男は擁壁に向かって飛んで数歩壁面を走り、更にそこから跳躍したのだ。
「うっそだろ!?」
飛び越える男を追うように、振り向きながら思わず大声を出す。
ガリガリと擁壁に車体を擦りつけている事に気づきハンドルを戻す。並走していた十五号車はブレーキを踏んで減速したようだ。
ミラー越しに確認すると着地してこちらを振り向く男の姿が。
「おいおいおいおい、現実に壁走りやってしかも壁飛びするとか、チートかよ!」
トラックの車体は三メートル近くある。それを飛び越えたのか。
いよいよ超人染みてきた相手に、何故だか嬉しい気分になってしまう。
もしかしたら、もしかしたら。あの男ならこの理不尽な異世界召喚に抗えるかもしれない。
「十二、十五号車は二百メートル先の空き駐車場で反転してください。このまま五、二十六、三十八、五十七号車は目標へアタックを」
淡々とした小林さんの声を聞き、頭が冷える。
そうだ、俺は俺の仕事をやらないと。
せっかく戦い抜いて手にした命。ここで反抗すれば殺されてしまうのは俺だ。
指示通り反転し、駐車場を出ようとするとさらに二台のトラックがこちらに向かっているのが見える。
無線の報告を聞く限り今のも失敗したようだ。
そこで駐車場から出ようとするのを止め、一時停止する。
「ちょっと十二の人! 早く出ないと……」
「分かってる、でもこのまま闇雲に突っ込んでも駄目だ。あいつ見たか? トラックを飛び越えるんだぞ?」
「まあそうだけど……」
「そこの二台さっさとどけ! 俺らが入れないだろ!」
反転しようと来るトラックの運転手が怒鳴る。
「……提案がある。こっちに四台、向こうが六台でいいんだよな、こば…オペレーター」
「ええ。今もう一台が躱されました。こちら側に来ますよ」
「五台五台か。んじゃあ向こうの三台でバラバラでアタック。その後二台並走で擁壁に追い込んで大ジャンプを引き出す。着地の後を狙ってこっちから五台で突っ込んで片を付ける」
「ええー……」
俺の提案に小林さんは言葉を詰まらせる。
配達員からの作戦の提案は基本的に行わない。あくまでオペレーターの指示に従うのが規定だ。
「はは、それ面白そうだな」
「外で見てたいわそれ」
「イカレてんな」
などと軽口が飛び始め、皆の笑い声がスピーカー越しに聞こえてくる。
「分かりました。それが失敗したら私の指示に従ってくださいね……もう」
「了解です。そんじゃ皆、手筈通りに」
「おう」
複数人の了解の声が重なり、各々出発する。
こちら側の五台が揃うのを確認し、足並みを揃えて発進させる。
唸るエンジンの振動が伝わり気持ちが嫌でも昂るのが分かる。
暫く走らせると三台向かってきているのが見えて道を開ける。
そして次いで衝突音とごりごりと何かを削るような音が聞こえてきて、ピタリとくっついた二台のトラックが男に迫っているのが見えた。
するとやはり先程のように走り出し、擁壁を蹴り軽やかに跳躍する。
「マジですげえ」
誰の声か、感嘆の声が聞こえる。
「皆、行くぞ」
躱された二台とすれ違い、着地し立ち上がろうとしている男目掛けて五台で迫る。
ハイビームのライトに照らされた顔、汗だくで疲れ切った表情。
若いな、多分まだ十代。
目前まで迫り諦めたように肩の力を抜く男は、泣き笑いのような表情を浮かべているように見える。
それはそうだ、たった今五台のトラックを回避した直後に、更にトラックの群れが迫ってきているのだ。
絶望的な気持ちにもなるだろう。
さすがに隙間は空くものの、五台も群れると壮観だ。
総重量約四十トンにも及ぶ質量を前に、諦める以外の選択肢など出ない筈だ。
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