53 / 58
第51話 三人の新たな関係
しおりを挟む
「君達、覚悟はいいか」
陽に照らされた明るい部屋とは対照的に重い空気が漂っている。夏に向かう暑さが庭園内に造られた湖から水気を運び、風通しのよいはずの白花の館を湿らせていた。
小さな水音が響いた。涼を求めた水鳥が湖面を滑る音かもしれない。
ふと、クリストフが息を吸い込んだ。
苦しげな音に動かされるようにクリストフの侍女であるエレナが先にペンを取り、契約書に自らの名前を書き込んでいく。その手は震えることもなく、筆致に一切の迷いはなかった。
続いて、ローゼン公爵の侍従アルベルトの姉であり、エレナの教育係でもあるイルザがおもむろに手を動かした。
覚悟を決めた二人の静寂は、ペンの音に乱されることはない。ローゼン公爵は二人の署名を確認したのち、書類を丁寧に丸めて隣室のローゼン公爵の部屋の鍵付きの書箱に入れた。
改めてクリストフの部屋に戻ったローゼン公爵は、クリストフの汗を拭くための冷たい水が入った盥と布をエレナに用意させ、手ずからクリストフの額に浮かぶ汗を拭った。
そして、再度エレナとイルザに向き直った。
「さて、これで君達は我が家門の一員となったわけだ。我が家門の役目や重要事項、儀礼等については殿下の体調が回復し次第、学んでもらう必要がある。しかしまずは、シュヴァル男爵令嬢の疑問に答えるべきだな」
「閣下、どうかイルザとお呼びください。閣下は私の主となられました」
「いや、正確には君の主は私ではない。このことは後ほど説明する。だが、今後はそのように呼ばせてもらおう。——それで……」
ローゼン公爵は眼鏡を少し持ち上げた。
「王宮の侍医を呼ばずに当家の医師を呼んだ理由だが」
視線がクリストフに向けられる。
「殿下は魔力をお持ちだ。侍医の診察を受ければ、それが周囲に明らかになってしまう」
「えっ!?」
「今はまだ、それは望ましいことではない」
「王太子派と神殿派の対立が強まることになる……と……」
イルザの言葉にローゼン公爵は頷いた。もし、神殿派がクリストフの力を知れば、聖女の再来を謳いクリストフを担ぎ上げようとするだろう。
二人に視線を行き来させながら、エレナは驚きを隠せないままだ。
「で、ですが、ご出生時の魔力判定では……」
「確かに、魔力を判定する水晶は何の光も示さず魔力なしと判定された。その理由は分からぬが、殿下は相当な魔力をお持ちであり、魔法も……王家の炎をも操ることができる」
「ぞ、存じ上げませんでした……」
お側にいながら、とエレナは小さく呟いた。まだ成人に達してもいない少女の顔に浮かぶのは己に対する失望の色だった。
「君が気に病むことではない。殿下は人前では全くそのお力を使わぬようにされていた。おそらくは……御母上のお考えでな」
「ローナ様の……」
「君達にも、その考えを守ってもらいたい」
「殿下のお力を今しばらくは内密にされるということですね?」
イルザが改めて問う。
「いずれは明らかにせねばならぬ。だがそれは、私との婚姻の儀が無事に行われてからだ。そして、魔道具製作でよりお名前を広めてもらうことも重要だ」
「殿下ご自身のお力で社交界や市井でのお立場を確立し、閣下とご夫婦になられれば……」
「安易にお命を狙う輩も出るまい」
イルザの問いを締めくくったローゼン公爵の言葉に毒針事件のことを思い出したのか、エレナが硬い表情で唇を噛んだ。
「それに、私と婚姻を結んでしまえば殿下を王太子にと目論んでいる輩がいたとしても諦めるだろう。さすがに私が国母になるわけにもいかないだろうしな」
ローゼン公爵は左眉を持ち上げて少し笑みを浮かべた。そしてすぐに、表情を戻す。
「両陛下にこのことをお伝えできない理由だが」
ローゼン公爵はイルザに向き直った。
「君は、殿下の御母上が王宮を出られた件について、どのように知っている?」
「あまりよくは……。殿下をご出産されてまもなく、お一人で王宮を出られ、行方不明になられたとだけ。ですが、止むに止まれぬご事情があって出奔されたのではないかと考えています。例えば、殿下の御身に」
「そのとおりだ」
言葉が遮られても不快な空気は流れない。これが危険を孕んだ会話だと誰もが分かっているからだ。
「殿下の御母上であるローナ様は毒を盛られた。当時は王太子妃だった王妃陛下の侍女の一人にだ」
「えっ!!」
エレナがまた大きな声をあげた。
「その侍女については無論処分は済んでいるが、あのまま王宮に残れば、いずれは殿下の御命も狙われることとなったであろう」
「陛下の身辺に、いまだ疑わしき者が潜んでいる可能性があるということですね?」
イルザの問いかけにローゼン公爵が頷きを返す。
「すでに陛下には進言しており、王宮で働く者の身辺調査は何度か行なっている。だが何も出ない。巧妙に隠しているのだろうな」
「両陛下はこのことについて何と」
「謝罪をいただき、調査について私に一任してくださった。君達に話すのは憚られる話だが、その侍女が犯行に至った理由が王妃陛下のお言葉だった。勘違いはしないでほしいが、いわゆるただの愚痴だ。暗殺の指示などはしていない。まぁ、夫が身籠った女を連れてくるなど、気分のいいものではあるまい。その愚痴に、いらぬ忖度をした侍女が勝手に動いたのだ」
「ですが、あまりに軽率な……」
さすがのイルザも呆れを顔に覗かせた。
「そうだな。若く未熟であった……というにはあまりにも愚かだった。王妃陛下はその後は身を引き締めておられる」
「し、しかし!そもそもは国王陛下の浮気が」
「ハーマン子爵令嬢、それ以上は言うな」
「……だって、ローナ様がお体を壊してしまったのは、きっとその毒のせいに違いありません……」
叱責を受けて黙り込んだエレナが、ぽつりとこぼした。
「父が言っていました。ローナ様ご自身の体調が思わしくないのに母を治療してくれたと。殿下も……」
言葉を少し詰まらせながらエレナは続ける。
「母さんはいつもあまり具合が良くなかったって。ただの思い出話のようにこぼされたときがあって……。その裏にこんな事実があったというのに、ローナ様が害された王宮で暮らしているなんて知ったら、殿下はどう思われるか……」
俯いたエレナに、ローゼン公爵が少し苦い顔をした。
「ローナ様のお体については私も把握していた。何とかしようとしたが、ご本人が断固として望まれなかった。王妃陛下の幸せを壊した罰を受けると言ってな」
「どうしてローナ様は国王陛下と……。人の家庭を壊すような方だとは思えません」
「……それについてはいずれは然るべき説明がなされるであろう」
「閣下は事情をご存知なんですね?」
「あぁ。だが、今、私の口から話すことではない」
イルザの問いを断ち切って、ローゼン公爵は厳しい視線で窓の向こうに輪郭を作る王宮を見据えた。
「……とにかく、両陛下に殿下の魔力についてはお伝えできないが、お二人は殿下の身辺の安全を憂慮されており、身の回りで不審な動きがあれば教えてくださる手筈になっている。いいか、ハーマン子爵令嬢。如何な罪があろうと、殿下の最大の後ろ盾は両陛下なのだ。両陛下がいるからこそ、殿下に対するあらゆる物事に融通が利くようにもなっている。それを忘れるな」
「……はい……」
エレナは少し憮然としていた。
「少しは表情を取り繕ったらどうだ。君は貴族令嬢として、殿下をお守りする気がないのか?君の誓いは感情に左右されて捨てられるようなものなのか」
「ち、違います!」
「では、すました顔でもしてみせろ」
自身で両頬を大きく叩いたエレナの横で、イルザが尋ねた。
「閣下は王宮内の不審者について、何かお心当たりが?」
「あぁ、ある。少しはな。だが、どうにも奇妙な点がいくつかあり、少々厄介な問題だ。それに、私もまだあまり派手には動けない」
「まだ、ですか」
「殿下との婚姻が無事済めば、すぐにでも愚か者を炙り出してみせよう」
微かな呻き声が聞こえた。三人は速やかにクリストフのベッドに近寄り、クリストフの様子を窺った。
ローゼン公爵は、婚約者であるクリストフの額に白い手を伸ばし、汗を拭うように額に滑らせて、それから真っ赤になってしまっている頬を撫ぜた。しばし言葉もなくクリストフを見つめ、それから苦しみを助長しないように静かな言葉を紡ぐ。
「……私が花嫁などと、幸いの女神様のご神託に一時は疑問を感じもしたが…」
熱く柔らかい頬から手を離してもなお、その視線はクリストフの顔に注がれている。
「常にお側に控え、お守りする公然の理由ができた。殿下には申し訳ないが、私はこれを存分に利用させてもらう」
立ち尽くす三人の間に、クリストフの苦しげな吐息が静寂をもたらした。寝苦しいのかベッドの上で小さく丸くなっている。
エレナとイルザは追加の氷水を用意するためにそっと部屋を離れた。
そして、医師が到着するまでの間、ローゼン公爵はずっとクリストフの側に付き添っていたのだった。
陽に照らされた明るい部屋とは対照的に重い空気が漂っている。夏に向かう暑さが庭園内に造られた湖から水気を運び、風通しのよいはずの白花の館を湿らせていた。
小さな水音が響いた。涼を求めた水鳥が湖面を滑る音かもしれない。
ふと、クリストフが息を吸い込んだ。
苦しげな音に動かされるようにクリストフの侍女であるエレナが先にペンを取り、契約書に自らの名前を書き込んでいく。その手は震えることもなく、筆致に一切の迷いはなかった。
続いて、ローゼン公爵の侍従アルベルトの姉であり、エレナの教育係でもあるイルザがおもむろに手を動かした。
覚悟を決めた二人の静寂は、ペンの音に乱されることはない。ローゼン公爵は二人の署名を確認したのち、書類を丁寧に丸めて隣室のローゼン公爵の部屋の鍵付きの書箱に入れた。
改めてクリストフの部屋に戻ったローゼン公爵は、クリストフの汗を拭くための冷たい水が入った盥と布をエレナに用意させ、手ずからクリストフの額に浮かぶ汗を拭った。
そして、再度エレナとイルザに向き直った。
「さて、これで君達は我が家門の一員となったわけだ。我が家門の役目や重要事項、儀礼等については殿下の体調が回復し次第、学んでもらう必要がある。しかしまずは、シュヴァル男爵令嬢の疑問に答えるべきだな」
「閣下、どうかイルザとお呼びください。閣下は私の主となられました」
「いや、正確には君の主は私ではない。このことは後ほど説明する。だが、今後はそのように呼ばせてもらおう。——それで……」
ローゼン公爵は眼鏡を少し持ち上げた。
「王宮の侍医を呼ばずに当家の医師を呼んだ理由だが」
視線がクリストフに向けられる。
「殿下は魔力をお持ちだ。侍医の診察を受ければ、それが周囲に明らかになってしまう」
「えっ!?」
「今はまだ、それは望ましいことではない」
「王太子派と神殿派の対立が強まることになる……と……」
イルザの言葉にローゼン公爵は頷いた。もし、神殿派がクリストフの力を知れば、聖女の再来を謳いクリストフを担ぎ上げようとするだろう。
二人に視線を行き来させながら、エレナは驚きを隠せないままだ。
「で、ですが、ご出生時の魔力判定では……」
「確かに、魔力を判定する水晶は何の光も示さず魔力なしと判定された。その理由は分からぬが、殿下は相当な魔力をお持ちであり、魔法も……王家の炎をも操ることができる」
「ぞ、存じ上げませんでした……」
お側にいながら、とエレナは小さく呟いた。まだ成人に達してもいない少女の顔に浮かぶのは己に対する失望の色だった。
「君が気に病むことではない。殿下は人前では全くそのお力を使わぬようにされていた。おそらくは……御母上のお考えでな」
「ローナ様の……」
「君達にも、その考えを守ってもらいたい」
「殿下のお力を今しばらくは内密にされるということですね?」
イルザが改めて問う。
「いずれは明らかにせねばならぬ。だがそれは、私との婚姻の儀が無事に行われてからだ。そして、魔道具製作でよりお名前を広めてもらうことも重要だ」
「殿下ご自身のお力で社交界や市井でのお立場を確立し、閣下とご夫婦になられれば……」
「安易にお命を狙う輩も出るまい」
イルザの問いを締めくくったローゼン公爵の言葉に毒針事件のことを思い出したのか、エレナが硬い表情で唇を噛んだ。
「それに、私と婚姻を結んでしまえば殿下を王太子にと目論んでいる輩がいたとしても諦めるだろう。さすがに私が国母になるわけにもいかないだろうしな」
ローゼン公爵は左眉を持ち上げて少し笑みを浮かべた。そしてすぐに、表情を戻す。
「両陛下にこのことをお伝えできない理由だが」
ローゼン公爵はイルザに向き直った。
「君は、殿下の御母上が王宮を出られた件について、どのように知っている?」
「あまりよくは……。殿下をご出産されてまもなく、お一人で王宮を出られ、行方不明になられたとだけ。ですが、止むに止まれぬご事情があって出奔されたのではないかと考えています。例えば、殿下の御身に」
「そのとおりだ」
言葉が遮られても不快な空気は流れない。これが危険を孕んだ会話だと誰もが分かっているからだ。
「殿下の御母上であるローナ様は毒を盛られた。当時は王太子妃だった王妃陛下の侍女の一人にだ」
「えっ!!」
エレナがまた大きな声をあげた。
「その侍女については無論処分は済んでいるが、あのまま王宮に残れば、いずれは殿下の御命も狙われることとなったであろう」
「陛下の身辺に、いまだ疑わしき者が潜んでいる可能性があるということですね?」
イルザの問いかけにローゼン公爵が頷きを返す。
「すでに陛下には進言しており、王宮で働く者の身辺調査は何度か行なっている。だが何も出ない。巧妙に隠しているのだろうな」
「両陛下はこのことについて何と」
「謝罪をいただき、調査について私に一任してくださった。君達に話すのは憚られる話だが、その侍女が犯行に至った理由が王妃陛下のお言葉だった。勘違いはしないでほしいが、いわゆるただの愚痴だ。暗殺の指示などはしていない。まぁ、夫が身籠った女を連れてくるなど、気分のいいものではあるまい。その愚痴に、いらぬ忖度をした侍女が勝手に動いたのだ」
「ですが、あまりに軽率な……」
さすがのイルザも呆れを顔に覗かせた。
「そうだな。若く未熟であった……というにはあまりにも愚かだった。王妃陛下はその後は身を引き締めておられる」
「し、しかし!そもそもは国王陛下の浮気が」
「ハーマン子爵令嬢、それ以上は言うな」
「……だって、ローナ様がお体を壊してしまったのは、きっとその毒のせいに違いありません……」
叱責を受けて黙り込んだエレナが、ぽつりとこぼした。
「父が言っていました。ローナ様ご自身の体調が思わしくないのに母を治療してくれたと。殿下も……」
言葉を少し詰まらせながらエレナは続ける。
「母さんはいつもあまり具合が良くなかったって。ただの思い出話のようにこぼされたときがあって……。その裏にこんな事実があったというのに、ローナ様が害された王宮で暮らしているなんて知ったら、殿下はどう思われるか……」
俯いたエレナに、ローゼン公爵が少し苦い顔をした。
「ローナ様のお体については私も把握していた。何とかしようとしたが、ご本人が断固として望まれなかった。王妃陛下の幸せを壊した罰を受けると言ってな」
「どうしてローナ様は国王陛下と……。人の家庭を壊すような方だとは思えません」
「……それについてはいずれは然るべき説明がなされるであろう」
「閣下は事情をご存知なんですね?」
「あぁ。だが、今、私の口から話すことではない」
イルザの問いを断ち切って、ローゼン公爵は厳しい視線で窓の向こうに輪郭を作る王宮を見据えた。
「……とにかく、両陛下に殿下の魔力についてはお伝えできないが、お二人は殿下の身辺の安全を憂慮されており、身の回りで不審な動きがあれば教えてくださる手筈になっている。いいか、ハーマン子爵令嬢。如何な罪があろうと、殿下の最大の後ろ盾は両陛下なのだ。両陛下がいるからこそ、殿下に対するあらゆる物事に融通が利くようにもなっている。それを忘れるな」
「……はい……」
エレナは少し憮然としていた。
「少しは表情を取り繕ったらどうだ。君は貴族令嬢として、殿下をお守りする気がないのか?君の誓いは感情に左右されて捨てられるようなものなのか」
「ち、違います!」
「では、すました顔でもしてみせろ」
自身で両頬を大きく叩いたエレナの横で、イルザが尋ねた。
「閣下は王宮内の不審者について、何かお心当たりが?」
「あぁ、ある。少しはな。だが、どうにも奇妙な点がいくつかあり、少々厄介な問題だ。それに、私もまだあまり派手には動けない」
「まだ、ですか」
「殿下との婚姻が無事済めば、すぐにでも愚か者を炙り出してみせよう」
微かな呻き声が聞こえた。三人は速やかにクリストフのベッドに近寄り、クリストフの様子を窺った。
ローゼン公爵は、婚約者であるクリストフの額に白い手を伸ばし、汗を拭うように額に滑らせて、それから真っ赤になってしまっている頬を撫ぜた。しばし言葉もなくクリストフを見つめ、それから苦しみを助長しないように静かな言葉を紡ぐ。
「……私が花嫁などと、幸いの女神様のご神託に一時は疑問を感じもしたが…」
熱く柔らかい頬から手を離してもなお、その視線はクリストフの顔に注がれている。
「常にお側に控え、お守りする公然の理由ができた。殿下には申し訳ないが、私はこれを存分に利用させてもらう」
立ち尽くす三人の間に、クリストフの苦しげな吐息が静寂をもたらした。寝苦しいのかベッドの上で小さく丸くなっている。
エレナとイルザは追加の氷水を用意するためにそっと部屋を離れた。
そして、医師が到着するまでの間、ローゼン公爵はずっとクリストフの側に付き添っていたのだった。
44
お気に入りに追加
291
あなたにおすすめの小説

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。

こっそりバウムクーヘンエンド小説を投稿したら相手に見つかって押し倒されてた件
神崎 ルナ
BL
バウムクーヘンエンド――片想いの相手の結婚式に招待されて引き出物のバウムクーヘンを手に失恋に浸るという、所謂アンハッピーエンド。
僕の幼なじみは天然が入ったぽんやりしたタイプでずっと目が離せなかった。
だけどその笑顔を見ていると自然と僕も口角が上がり。
子供の頃に勢いに任せて『光くん、好きっ!!』と言ってしまったのは黒歴史だが、そのすぐ後に白詰草の指輪を持って来て『うん、およめさんになってね』と来たのは反則だろう。
ぽやぽやした光のことだから、きっとよく意味が分かってなかったに違いない。
指輪も、僕の左手の中指に収めていたし。
あれから10年近く。
ずっと仲が良い幼なじみの範疇に留まる僕たちの関係は決して崩してはならない。
だけど想いを隠すのは苦しくて――。
こっそりとある小説サイトに想いを吐露してそれで何とか未練を断ち切ろうと思った。
なのにどうして――。
『ねぇ、この小説って海斗が書いたんだよね?』
えっ!?どうしてバレたっ!?というより何故この僕が押し倒されてるんだっ!?(※注 サブ垢にて公開済みの『バウムクーヘンエンド』をご覧になるとより一層楽しめるかもしれません)

オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる
クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる