囚われの踊り手は闇に舞う

徒然

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42 仕返し

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 埋まったままのレイのペニスに結腸からおりてきた精液が絡み、そのぬめりに脈打ち始めたペニスの感触に神崎の後孔が締まる。お互いを快感で起こし、甘い息を吐いた。
「レイ……、気分はどうだ?」
 するりと頬を撫でると、レイがふわりと微笑む。
「いいね。ケンが私のものになったみたいで嬉しい」
 ずちゅ、と拓かれ慣れた奥を突くと、神崎が噛み付くように口付ける。
「次は……お前を、俺のものにしたいんだけど?」
 後孔を深く犯されたまま、レイの腹にペニスを擦り付ける。は、と甘い息を吐きながら、神崎が自分の後孔から垂れる精液を指に絡め空っぽのレイの後孔に撫で付ける。
「ほら……すぐに入りそうだ」
 ぬめる指を二本差し込まれ、レイが甘く喘ぐ。そんなレイを見て、神崎が悪戯を思いついた。
「せっかく俺の中に居るんだ。ここにディルドを飲み込んで、俺を抱けよ」
 くすりと笑い、神崎のペニスと同じくらいのピストンバイブを見せる。
「俺を犯しながら、俺に犯されろ」
「ま、っ……っあ、あ……」
 ずぶりと差し込まれ、レイが神崎の中で射精する。がくがくと腰を揺らして達するレイの、ペニスが神崎の結腸をこじ開ける。
「っ、ぁ……、ほら、犯してやる、よ……っ」
 レイの奥までバイブを入れ、レイの腰に脚を絡める。神崎の指がバイブのボタンを押し、レイの中でピストンを始めた。
 「ま、って、ケン、きつい、これ、っあ、だめ、止まらな……っ」
 がくがくと腰を揺らして神崎の結腸を突きながら、レイが雌の顔で喘ぐ。息を乱しながら、神崎がレイの顎をとる。
「っく、あぁ、俺も気持ちいいよ」
 噛み付くように唇を奪い、舌を絡ませる。そのまま脚に力を込めると、レイが喘ぎながら結腸で射精する。
「俺に入れてるのに雌になるレイ、可愛いな」
 力を無くしたペニスが、神崎の中からずるりと抜ける。それに甘く息を漏らしながら、レイの手を取る。
「バイブとこれ、どちらがいい?」
 根元を括られたままのペニスに導くと、レイの顔がとろりと蕩ける。
「貴方がいい。……ケン、私を犯して」

 くっと笑った神崎はバイブを一気に引き抜き、ペニスをレイの後孔に押し当てる。
「お前を犯すよ」
 喘ぐレイの唇を塞いで耳元で囁くと、レイが首に腕を回す。
「来て……奥の、奥まで」
 レイが返すと、神崎のペニスがつぷりと差し込まれた。
 ゆっくりと後孔を拓くいつもより太いペニスの形に、レイが戸惑う。
 ――いつもと、違う……?
 くすりと笑った神崎が、レイの手をペニスの根元に触れさせる。昨夜レイが神崎に付けた、射精を封じるためのリングに。
「ちゃんと外さずにいたんだよ。お望み通り、お前の中に全部注ぐために」
 ずぶりと、リングの手前まで突き刺すと、レイが甘く啼く。その場所を細かく擦りながら、レイの耳元で囁いた。
「お前が外せよ。俺に、お前の奥まで犯させろ」
 欲にぎらついた目で射抜かれ、レイは震える手でそれを外す。いい子、と神崎に撫でられた瞬間、奥を隔てる膜までペニスが入ってくる。
「っは……、お前の精液を垂れ流しながら犯すのは、変な感じだな」
 神崎の後孔からたらりと垂れるそれを、レイは指で掬って中に押し込む。
「だめだよ、零さないで」
 自分の中に入っていたピストンバイブを手にしたレイが、それを一気に奥まで突き刺す。迷いなくボタンを押して動かすと、神崎がくっと笑った。
「っは、上等だ。薬がないのが残念だな」
 後孔への刺激に腰を波打たせながら、神崎のペニスが膜をつつく。
「お前にも教えてやるよ。この奥の、狂いそうな快感を」
 レイが頷いて脚を開き、腕で支えて引き寄せる。天を向いた後孔の奥を目掛け、神崎が一気に根元まで突き刺した。
「っあ、あ、やぁあああ……!」
 ぐぷり、ごつりと結腸を犯されて叫ぶレイの乳首を抓り、先走りを垂らすペニスを扱く。
「気持ちいいよな、ここ。……孕ませたくなる」
 レイのペニスを腹に押し付けて奥を抉る。先端から垂れる精液を腹や胸に伸ばして結腸を犯しながら、後孔を抉られる快楽に酔う。
「き、て、ケン、中に出して……」
 耐えるように顔を歪ませて奥をねだるレイに、神崎のペニスが更に熱を持つ。膜を行き来する鬼頭の張り出しが、奥に埋まったまま震える。
「出すぞ……っ、孕め」
 レイの後孔深くまで押し付け、そこで神崎が爆ぜる。びゅ、と結腸を濡らす精液にレイの身体がしなり、半ば意識を飛ばして痙攣する。
「っ、まだだ……」
 ピストンバイブが神崎の前立腺を刺激して、神崎のペニスはすぐに硬さを取り戻す。一度自然に抜けた場所を再び抉られ、レイは呼吸もままならないまま、はくはくと喘ぐ。

 レイの結腸に何度も射精したころ、レイは神崎の後孔からバイブを抜いた。それでも神崎は止められなくて、今度は純粋にレイの奥の感触を愉しむ。
「も、無理……っ、ケン」
 精液も潮も出し続けたレイは、酷く喉の渇きを感じる。神崎もレイの中からペニスを引き抜き、ふ、と息を吐いた。
「大丈夫か?……媚薬、ヤヒロに持ってきてもらうか?」
 気遣う振りをした発言にむくれるレイを、神崎は再び犯し始めた。
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