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22 賭け
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喉の奥の更に深部でペニスを撫でられた神崎は、レイの頭を掴んで固定する。
「出すぞ。受け入れろ」
低く命じると、微笑んで喉を開くレイを引き寄せながら、腰を突き出す。
「っく、は……っ」
神崎が呻いて震わせた腰を、レイが抱きしめる。神崎のペニスがもたらす息苦しさに、咥えたまま咳をするレイ。その喉の動きが、神崎のペニスを締め付ける、
ごぽ、ごぽ、ぐぷ、ぐりゅ。
吐き出された精液は、痙攣する喉を勢いよく強引に通り抜けていく。膨張し、震えるペニスを何度か突き上げた神崎が、ゆっくり腰を引いていく。
ずりゅ、ごり、ずちゅ、と湿った音と粘膜を擦る音を立てながら、次第に顕になるペニス。レイは出ていくそれを引き止めるように、愛しげに舐め清めた。先端に吸い付いて白濁を全て飲み込むと、小さく咳をした。
神崎は表情を和らげ、レイの髪を優しく梳いた。
「気持ちよかった。レイは大丈夫か?」
喉を、性交には使ってはならないだろう場所まで犯した。水を、と動きかけて、レイの言葉を思い出す。
――水すら媚薬だと言っていたな。
少し考えた神崎が、レイの唇に口付ける。荒らした口内を宥めるように舌で撫で、唾液を流して飲ませた。
「水の代わりには、ならないだろうが……」
そんな気遣いにレイは微笑んで、もっととねだるように舌を出す。そこに唾液を送りながら、神崎はレイを抱き締めた。
レイのペニスに送る振動を止めれば、レイの呼吸が少落ち着いた。神崎は口付けを解き、レイの頬を撫でる。
「踊れるか?」
しゃらりと乳首から鎖が外れ、精液で粘つくそこが解放される。ぬるりと撫でられたレイが、神崎を見つめながら甘く息を吐いた。
「貴方の望みなら……いくらでも踊るよ」
神崎がふっと笑み、レイのペニスに口付ける。精液を舐め取り、その味に眉を寄せながらペニスの根元の輪を外した。
代わりに衣装をとケンが言う。レイは神崎の口に舌を差し込み、神崎の口内を清めると、役に立たない衣装を纏って神崎の前に膝をつく。神崎の手に新しい鎖があるのを見つけた。
「枷は付けようか。鎖を操るレイは綺麗だ」
神崎がレイを引き寄せ、額に口付けを落とす。頷いたレイの手足に重い枷が戻った。
「あとはこれだな」
レイの乳首に付けられたクリップを弾き、右の手枷の輪に細い鎖を繋ぐ。
「ケン、もしかして」
不安に目を揺らすレイに頷き、大丈夫だと囁く。その間にも鎖は伸ばされ、右胸を通り越し、左胸のクリップに付けられた。どうだと訊かれ、左手と右胸も繋がれたレイが動きを確かめるように手を動かす。
「っ、これは、キツいな」
鎖の長さが十分取られているので、踊りの動きは妨げないだろう。ただ、早く大きく手を動かせば動かすほど、激しく動く鎖に引かれて、乳首に刺激が走る。
神崎は満足気に笑い、一糸まとわぬまま脚を開いてソファに座る。片脚を座面に乗せ、肘掛に凭れるように開いて倒す。背中を背もたれに預けると、中心でぬらぬら光るペニスをレイに見せつけた。
「今から、踊るレイを犯すつもりでコレを扱く。お前も踊りながら俺に犯されていると思え」
神崎が反り返るペニスを二度扱いて見せると、レイの喉がごくりと鳴った。それを見た神崎がくすりと笑う。
「ああ、せっかくだから賭けをしようか。手を抜いたり、レイが先にイったらお仕置な。同時か、俺が先にイったら……お前の言う事を何でも聞いてやる」
神崎が手を開き、糸を引く先走りを見せる。レイに近づくように言うと、噛み付くように口付ける。困惑するレイの目を覗き込み、ふっと笑う。
「いいか、何でもだ。俺を抱いてみたいなら抱かれるし、金が欲しいならくれてやる」
探るようなレイに、今度は優しく口付けながら髪を撫でる。
「ここから出たいなら出してやるし……、もし、お前が望むなら――」
言い淀んだ神崎が、緩く首を振る。そして言い聞かせるように、レイに告げる。
「どんな手を使っても、お前の望みを叶えてやる。どうだ?」
それはレイにとって、意外な提案だった。
――私の、望み……?
挑発するように見つめられながらも、レイはじっと考える。
ここから出ることは、始めから期待していない。ヤヒロが何を要求するかは分からないが、到底普通の人に払える対価ではないだろう。こんな仕事だから、貞操云々も言えるわけがない。神崎にしか抱かれないというのは無理だ。
――望むこと全てが、無理、で終わってしまうような現実。それでも何か、願っていいなら、私の望みは……。
しばらくの逡巡のあと、レイがゆっくり頷いた。
「分かった、受けよう。……本当に、何でもいいんだね?」
レイの言葉に微笑んだ神崎はしっかりと頷き、レイを引き寄せて耳に口付ける。
「仕置をするより、恋人の望みを聞きたい。……できるな?」
欲を含む、熱い吐息。レイの耳を擽るのは、愛しさを乗せた甘い声。レイがもちろんだ、と頷けば、神崎がふっと笑う。
「レイ、愛している。さあ、踊ってくれ。何を使ってもいい、踊りで俺をイかせろ」
甘く掠れた声。そそり立つ神崎のペニスが、大きな手に包まれる。
レイは少し考えたあと、部屋のスピーカーを起動し、部屋の中央に向かった。
「出すぞ。受け入れろ」
低く命じると、微笑んで喉を開くレイを引き寄せながら、腰を突き出す。
「っく、は……っ」
神崎が呻いて震わせた腰を、レイが抱きしめる。神崎のペニスがもたらす息苦しさに、咥えたまま咳をするレイ。その喉の動きが、神崎のペニスを締め付ける、
ごぽ、ごぽ、ぐぷ、ぐりゅ。
吐き出された精液は、痙攣する喉を勢いよく強引に通り抜けていく。膨張し、震えるペニスを何度か突き上げた神崎が、ゆっくり腰を引いていく。
ずりゅ、ごり、ずちゅ、と湿った音と粘膜を擦る音を立てながら、次第に顕になるペニス。レイは出ていくそれを引き止めるように、愛しげに舐め清めた。先端に吸い付いて白濁を全て飲み込むと、小さく咳をした。
神崎は表情を和らげ、レイの髪を優しく梳いた。
「気持ちよかった。レイは大丈夫か?」
喉を、性交には使ってはならないだろう場所まで犯した。水を、と動きかけて、レイの言葉を思い出す。
――水すら媚薬だと言っていたな。
少し考えた神崎が、レイの唇に口付ける。荒らした口内を宥めるように舌で撫で、唾液を流して飲ませた。
「水の代わりには、ならないだろうが……」
そんな気遣いにレイは微笑んで、もっととねだるように舌を出す。そこに唾液を送りながら、神崎はレイを抱き締めた。
レイのペニスに送る振動を止めれば、レイの呼吸が少落ち着いた。神崎は口付けを解き、レイの頬を撫でる。
「踊れるか?」
しゃらりと乳首から鎖が外れ、精液で粘つくそこが解放される。ぬるりと撫でられたレイが、神崎を見つめながら甘く息を吐いた。
「貴方の望みなら……いくらでも踊るよ」
神崎がふっと笑み、レイのペニスに口付ける。精液を舐め取り、その味に眉を寄せながらペニスの根元の輪を外した。
代わりに衣装をとケンが言う。レイは神崎の口に舌を差し込み、神崎の口内を清めると、役に立たない衣装を纏って神崎の前に膝をつく。神崎の手に新しい鎖があるのを見つけた。
「枷は付けようか。鎖を操るレイは綺麗だ」
神崎がレイを引き寄せ、額に口付けを落とす。頷いたレイの手足に重い枷が戻った。
「あとはこれだな」
レイの乳首に付けられたクリップを弾き、右の手枷の輪に細い鎖を繋ぐ。
「ケン、もしかして」
不安に目を揺らすレイに頷き、大丈夫だと囁く。その間にも鎖は伸ばされ、右胸を通り越し、左胸のクリップに付けられた。どうだと訊かれ、左手と右胸も繋がれたレイが動きを確かめるように手を動かす。
「っ、これは、キツいな」
鎖の長さが十分取られているので、踊りの動きは妨げないだろう。ただ、早く大きく手を動かせば動かすほど、激しく動く鎖に引かれて、乳首に刺激が走る。
神崎は満足気に笑い、一糸まとわぬまま脚を開いてソファに座る。片脚を座面に乗せ、肘掛に凭れるように開いて倒す。背中を背もたれに預けると、中心でぬらぬら光るペニスをレイに見せつけた。
「今から、踊るレイを犯すつもりでコレを扱く。お前も踊りながら俺に犯されていると思え」
神崎が反り返るペニスを二度扱いて見せると、レイの喉がごくりと鳴った。それを見た神崎がくすりと笑う。
「ああ、せっかくだから賭けをしようか。手を抜いたり、レイが先にイったらお仕置な。同時か、俺が先にイったら……お前の言う事を何でも聞いてやる」
神崎が手を開き、糸を引く先走りを見せる。レイに近づくように言うと、噛み付くように口付ける。困惑するレイの目を覗き込み、ふっと笑う。
「いいか、何でもだ。俺を抱いてみたいなら抱かれるし、金が欲しいならくれてやる」
探るようなレイに、今度は優しく口付けながら髪を撫でる。
「ここから出たいなら出してやるし……、もし、お前が望むなら――」
言い淀んだ神崎が、緩く首を振る。そして言い聞かせるように、レイに告げる。
「どんな手を使っても、お前の望みを叶えてやる。どうだ?」
それはレイにとって、意外な提案だった。
――私の、望み……?
挑発するように見つめられながらも、レイはじっと考える。
ここから出ることは、始めから期待していない。ヤヒロが何を要求するかは分からないが、到底普通の人に払える対価ではないだろう。こんな仕事だから、貞操云々も言えるわけがない。神崎にしか抱かれないというのは無理だ。
――望むこと全てが、無理、で終わってしまうような現実。それでも何か、願っていいなら、私の望みは……。
しばらくの逡巡のあと、レイがゆっくり頷いた。
「分かった、受けよう。……本当に、何でもいいんだね?」
レイの言葉に微笑んだ神崎はしっかりと頷き、レイを引き寄せて耳に口付ける。
「仕置をするより、恋人の望みを聞きたい。……できるな?」
欲を含む、熱い吐息。レイの耳を擽るのは、愛しさを乗せた甘い声。レイがもちろんだ、と頷けば、神崎がふっと笑う。
「レイ、愛している。さあ、踊ってくれ。何を使ってもいい、踊りで俺をイかせろ」
甘く掠れた声。そそり立つ神崎のペニスが、大きな手に包まれる。
レイは少し考えたあと、部屋のスピーカーを起動し、部屋の中央に向かった。
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