20 / 58
19 陵辱 1
しおりを挟む
しゃら、と神崎が細い鎖を手繰る。銀色に光るそれをレイに見せつけるように指に絡め、その長さを示す。
「これでレイを飾ってやろう。……抵抗するなよ?」
神崎が悪戯っぽく言いながら、レイの腕を軽く指先で叩く。
「ケン……、これでいい?」
痛みの一切ないそれに戸惑いつつも、レイは自らの抵抗を封じるため、後ろ手に腕を組む。いい子、と撫でられて微笑みながら、神崎の繰る鎖を見つめた。
「座って」
手を組んだまま素直にぺたんと座り、不安げに見つめるレイの瞳。そこに期待が混じっているのを見、神崎が鎖でレイの肌を撫でる。冷たくざらつくそれに息を弾ませ、レイの口が僅かに開く。
神崎がそこに噛み付くように口付けると、レイも舌を絡ませて応える。そうしてレイが口付けに気を取られているうちに、鎖が乳首のクリップに取り付けられた。
戒められた乳首にかかる、僅かな重み。口付けを解いただけの距離で神崎が笑むと、鎖をペニスに通された輪に潜らせる。
神崎が鎖を引くたびに、ざりざりとペニスの付け根を擦られる。長い鎖に身体を震わせるレイのペニスから、透明な雫が糸を引いて垂れた。
乳首から下がる部分に僅かな弛みをもたせた鎖を、今度は竿に沿って這わせ、ペニスの先端の窪みに食い込ませる。ぴくりと震えるアレクの腹筋を撫でて宥めながら、竿に二度、三度と巻き付けながら根元に戻す。そこから身体側へと輪を潜らせ、鎖の端を逆の乳首のクリップに取り付ける。
「まるで貞操帯だな」
ペニスに細い銀色が絡みつくのに満足そうに頷いた神崎が、ついと先端を摘む。小さな穴の内側が鎖で擦られ、雫がくちゅりと音を立てる。神崎が指で掬いとったぬめりをレイの唇に塗りつけると、レイがびくりと震えた。神崎の指はそのまま口内に入り込み、舌を擽って出ていった。
「や、っ、胸、取れちゃう……」
ペニスと口内にもたらされた快感に仰け反ると鎖が張り、クリップが強く引かれて痛みが走る。それさえ快感にすりかわり、レイが高く喘いだ。
「綺麗だ。いやらしいレイも好きだよ」
くす、と笑って口付けながら、ペニスと乳首を繋ぐ鎖を弾く。そして。
カチリ。神崎の手元で音が鳴った。
「っあ、や、っ、あ、あぁあ……!」
微かな振動音。それに繋がる鎖にも、それが震える振動は伝わった。すがるように伸ばされたレイの手を取り、神崎のペニスに触れさせた。
掌に伝わる熱と、脈動。
「そのまま、俺の味と形を覚えてくれるか?」
神崎の指がレイの唇に触れ、そこを割開く。ここで、と吐息が告げる。太く長いペニスは、レイの後孔でも全てを飲み込めなかったのに。
「全部は入れない。……いいか?」
躊躇いを払われたレイは、ペニスと乳首を襲う振動に耐えながら微笑む。
「貴方の望むままに」
触れる指先に口付け、舌を這わせる。ふ、と笑った神崎が、レイの髪に手を差し込む。
「ありがとう」
優しく撫でる手つきとは裏腹に、神崎の瞳が獰猛な色を宿した。絶えず送られる刺激に震えるレイの目の前で、神崎が膝立ちする。
「ケン……」
目の前に突き出されたペニスはもう、先走りで濡れている。それを吸うように口付けて、上目遣いに神崎を見る。
ぐい、と、神崎の手が頭を押さえる。レイが口を開けて舌を出すと、ゆっくりペニスが擦り付けられ、入ってきた。
入れては引き、引いては入り。レイの口がペニスの大きさに慣れるのを待つように、神崎は優しく腰を使う。
「苦しく、ないか」
注意深くレイの様子を窺い、言葉を掛けながらも、ぬめる粘膜にペニスを包まれ、神崎の吐息が甘く震える。時折、何かを耐えるように眉根を寄せ、腰の動きを止める。
大丈夫だと小さく頷いたレイが、口内のペニスに圧をかける。吸い付き、裏筋に舌を這わせ、深い場所へと神崎を誘うように、両手で神崎の腰に抱きつく。
レイはペニスに与えられる振動に腰を揺らし、空っぽの後孔をシーツに擦り付けながら、切なげに眉を寄せた。
――もっと奥まで、きて。
願いは声にならないまま、行動に変わる。
「っく、レイ、気持ちいいよ……」
神崎の言葉に喜ぶ身体が、喉の奥を開いていく。ぐい、と神崎の腰を更に抱き寄せたレイが、そこに受け入れるために喉の角度を調整した。誘われるままに神崎は腰を進め、ペニスが少しずつ深い場所へと入っていく。
「っ。気持ちいいよ。ご褒美だ」
カチリ。振動に慣れ始めたアレクのペニスにもたらされる刺激が変わる。
「ん、っ、ぅ、んん……!」
強い刺激に慄いた身体に力が篭る。快感を逃がそうと前のめりになる身体と、縮こまろうとする腕と。
「っく、深い、な」
それらが重なり、レイの喉の更に奥から、ごぽり、と音が鳴った。神崎がレイの首筋に手を這わせると、飲み込まれたペニスの凹凸が分かる気がする。ざらつく粘膜と、粘り気のある唾液に絶えず刺激される先端から、とろりと先走りが溢れ出しては、レイの唾液に溶けていく。
「動かしても、いいか?」
神崎の呼吸が荒くなる。レイも、快楽に震える身体が望むまま、微笑むことで返事をする。
「いくぞ」
低く掠れた声で告げられたレイが首を差し出し喉を開く。伏せた目を開き神崎を見つめ、ペニスを咥えたまま艶やかに笑った。
「これでレイを飾ってやろう。……抵抗するなよ?」
神崎が悪戯っぽく言いながら、レイの腕を軽く指先で叩く。
「ケン……、これでいい?」
痛みの一切ないそれに戸惑いつつも、レイは自らの抵抗を封じるため、後ろ手に腕を組む。いい子、と撫でられて微笑みながら、神崎の繰る鎖を見つめた。
「座って」
手を組んだまま素直にぺたんと座り、不安げに見つめるレイの瞳。そこに期待が混じっているのを見、神崎が鎖でレイの肌を撫でる。冷たくざらつくそれに息を弾ませ、レイの口が僅かに開く。
神崎がそこに噛み付くように口付けると、レイも舌を絡ませて応える。そうしてレイが口付けに気を取られているうちに、鎖が乳首のクリップに取り付けられた。
戒められた乳首にかかる、僅かな重み。口付けを解いただけの距離で神崎が笑むと、鎖をペニスに通された輪に潜らせる。
神崎が鎖を引くたびに、ざりざりとペニスの付け根を擦られる。長い鎖に身体を震わせるレイのペニスから、透明な雫が糸を引いて垂れた。
乳首から下がる部分に僅かな弛みをもたせた鎖を、今度は竿に沿って這わせ、ペニスの先端の窪みに食い込ませる。ぴくりと震えるアレクの腹筋を撫でて宥めながら、竿に二度、三度と巻き付けながら根元に戻す。そこから身体側へと輪を潜らせ、鎖の端を逆の乳首のクリップに取り付ける。
「まるで貞操帯だな」
ペニスに細い銀色が絡みつくのに満足そうに頷いた神崎が、ついと先端を摘む。小さな穴の内側が鎖で擦られ、雫がくちゅりと音を立てる。神崎が指で掬いとったぬめりをレイの唇に塗りつけると、レイがびくりと震えた。神崎の指はそのまま口内に入り込み、舌を擽って出ていった。
「や、っ、胸、取れちゃう……」
ペニスと口内にもたらされた快感に仰け反ると鎖が張り、クリップが強く引かれて痛みが走る。それさえ快感にすりかわり、レイが高く喘いだ。
「綺麗だ。いやらしいレイも好きだよ」
くす、と笑って口付けながら、ペニスと乳首を繋ぐ鎖を弾く。そして。
カチリ。神崎の手元で音が鳴った。
「っあ、や、っ、あ、あぁあ……!」
微かな振動音。それに繋がる鎖にも、それが震える振動は伝わった。すがるように伸ばされたレイの手を取り、神崎のペニスに触れさせた。
掌に伝わる熱と、脈動。
「そのまま、俺の味と形を覚えてくれるか?」
神崎の指がレイの唇に触れ、そこを割開く。ここで、と吐息が告げる。太く長いペニスは、レイの後孔でも全てを飲み込めなかったのに。
「全部は入れない。……いいか?」
躊躇いを払われたレイは、ペニスと乳首を襲う振動に耐えながら微笑む。
「貴方の望むままに」
触れる指先に口付け、舌を這わせる。ふ、と笑った神崎が、レイの髪に手を差し込む。
「ありがとう」
優しく撫でる手つきとは裏腹に、神崎の瞳が獰猛な色を宿した。絶えず送られる刺激に震えるレイの目の前で、神崎が膝立ちする。
「ケン……」
目の前に突き出されたペニスはもう、先走りで濡れている。それを吸うように口付けて、上目遣いに神崎を見る。
ぐい、と、神崎の手が頭を押さえる。レイが口を開けて舌を出すと、ゆっくりペニスが擦り付けられ、入ってきた。
入れては引き、引いては入り。レイの口がペニスの大きさに慣れるのを待つように、神崎は優しく腰を使う。
「苦しく、ないか」
注意深くレイの様子を窺い、言葉を掛けながらも、ぬめる粘膜にペニスを包まれ、神崎の吐息が甘く震える。時折、何かを耐えるように眉根を寄せ、腰の動きを止める。
大丈夫だと小さく頷いたレイが、口内のペニスに圧をかける。吸い付き、裏筋に舌を這わせ、深い場所へと神崎を誘うように、両手で神崎の腰に抱きつく。
レイはペニスに与えられる振動に腰を揺らし、空っぽの後孔をシーツに擦り付けながら、切なげに眉を寄せた。
――もっと奥まで、きて。
願いは声にならないまま、行動に変わる。
「っく、レイ、気持ちいいよ……」
神崎の言葉に喜ぶ身体が、喉の奥を開いていく。ぐい、と神崎の腰を更に抱き寄せたレイが、そこに受け入れるために喉の角度を調整した。誘われるままに神崎は腰を進め、ペニスが少しずつ深い場所へと入っていく。
「っ。気持ちいいよ。ご褒美だ」
カチリ。振動に慣れ始めたアレクのペニスにもたらされる刺激が変わる。
「ん、っ、ぅ、んん……!」
強い刺激に慄いた身体に力が篭る。快感を逃がそうと前のめりになる身体と、縮こまろうとする腕と。
「っく、深い、な」
それらが重なり、レイの喉の更に奥から、ごぽり、と音が鳴った。神崎がレイの首筋に手を這わせると、飲み込まれたペニスの凹凸が分かる気がする。ざらつく粘膜と、粘り気のある唾液に絶えず刺激される先端から、とろりと先走りが溢れ出しては、レイの唾液に溶けていく。
「動かしても、いいか?」
神崎の呼吸が荒くなる。レイも、快楽に震える身体が望むまま、微笑むことで返事をする。
「いくぞ」
低く掠れた声で告げられたレイが首を差し出し喉を開く。伏せた目を開き神崎を見つめ、ペニスを咥えたまま艶やかに笑った。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
黄色い水仙を君に贈る
えんがわ
BL
──────────
「ねぇ、別れよっか……俺たち……。」
「ああ、そうだな」
「っ……ばいばい……」
俺は……ただっ……
「うわああああああああ!」
君に愛して欲しかっただけなのに……
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる