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飼い主と飼い猫のクリスマス
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「俺の精液との組み合わせ、気に入ったみたいだな」
くすりと笑い、颯真は樹の拘束を外す。樹を立ちがらせ、壁に手を付かせた。
「好きに動かしていいから。俺に口を犯されてるとこ想像してて」
耳元で囁くと同時に後孔をペニスで抉る。最奥も容赦なく割開き、結腸をがつがつと犯した。
樹は促されるままディルドを揺らし、短い声を上げる。
「っは。気持ちよさそうだな」
最奥を突かれる快感と颯真の白濁の匂いや味。口内を犯す、颯真のペニスとそっくりなディルド。視界を奪われた樹は、颯真自身に二人がかりで犯されているような感覚に囚われ始めた。
「イけ」
ペニスを塞いでいた棒を取り払われ、樹は白濁を撒き散らして達した。颯真も締め付けに逆らわず、樹の中に白濁を注ぎ込む。口内のディルドを強く押し込んだ樹は、意識を手放した。
◇◆◇◆◇
肌寒さに目を覚ました樹は、温もりを求めて腕をさ迷わせた。温かく滑らかな手触りに、夢現のまま擦り寄る。ふ、と笑った颯真は樹に腕枕をし、抱き寄せる。
――喜んで、くれるだろうか。
颯真が用意したプレゼントは、イヤーカフだった。銀色の土台にルビーとサファイアが飾られた、装飾の少ないシンプルなもの。
何となく形の良い樹の耳殼を撫で、そこに二人の色が飾られるのを想像してしまった。
「っ、やば……」
むくりと首をもたげたペニス。指を伸ばした先、抱き潰した樹の後孔は、柔らかく解れたままだ。
「樹。挿れるよ」
小声で許しを乞うと、返事も待たず、ゆっくりペニスを差し込む。起こさない程度に揺らしながら髪に顔を埋め、甘く息を漏らす。
「今だけ、起きて……」
リングで絞り出されたままの乳首を擦り、半開きで穏やかな寝息を立てる口を塞ぐ。そのまま抽挿を早め、脚を抱えて最奥の膜を擦る。
「起きないと、このまま……こじ開けるぞ」
は、と短く息を吐きながら、起きる気配のない樹を揺さぶる。そして、颯真は強く腰を打ち付け、最奥の膜を貫いた。
「っん、あ、んにゃぁ……っ、あ、あぁあぁぁぁ……っ!!」
衝撃で目を覚まし、突然の絶頂に混乱した樹は、悲鳴のような喘ぎ声を上げながら颯真にしがみつく。
「そう、ま、さん……っ、な、っ、にゃぁぁ……」
手足を絡ませ、まるでねだるような樹の体勢に、颯真の目がぎらりと光る。
「鳴き声まですっかり猫になっちゃったね」
無意識の声を指摘され、樹が羞恥に染まる。隠れる場所を探そうとする樹の顎を取り、視線をあわせた。
「可愛い猫には、ミルクをあげないと」
颯真は樹の口をキスで塞ぎ、唾液を流し込む。腰を打ち付け、樹の結腸を犯しながら、樹の乳首を捻じった。
「っ、く……」
ぶるりと颯真の腰が震え、樹の最奥に白濁を叩きつけると、樹はきつくしがみつきながら達した。
しばらく呼吸を整えた颯真は、樹の中にペニスを埋めたまま、ベッドヘッドから小さな箱を取り出した。そして樹を抱き起こし、対面座位にしたあと、綺麗に飾られたそれを樹に差し出した。
「樹、メリークリスマス。受け取ってくれる?」
樹は破顔し、箱を大切そうに捧げ持った。
「ありがとうございます!嬉しい……。開けてみていいですか?」
颯真が頷くと、樹はゆっくりリボンを解いた。破らないように慎重に剥いでいく様子に、颯真が笑みを深める。
「これ……は?めっちゃ綺麗……」
見とれる樹に笑みを深め、樹の耳殼の上部を撫でる。
「ここにつける、アクセサリー。イヤーカフっていうらしいよ」
撫でるたびに中を締め付ける樹をあやしながら、手触りのいい耳をくにくにと揉む。
「それね。両方とも付けてもいいし……片方だけでも良いんだって」
耳殼を揉む逆側の耳には舌を差し込み、甘噛みをする。甘えるような颯真の仕草に、樹は息を乱しながら颯真の髪を撫でた。
「それ、は……、颯真さんと分けても、良いってことですか……?」
二人の指を飾る宝石と同じ色が、どちらも付いたイヤーカフ。悪戯をやめて向き直った颯真の耳殼を、樹が撫でた。
「ここに……」
颯真はふっと笑って樹の左手を取り、指先にキスを落とす。爪を舐め、掌に口付け、普段指輪が光っている場所に舌を這わせる。
「良いよ。俺も……樹と同じのを付けたくて、コレにしたんだし」
分けるのを前提にしたものをクリスマスプレゼントとしてはどうなのかと悩みつつ、颯真は、樹が自分のものだと示したくて仕方がなかった。
「結婚は、したけど……。もっと目に見える形で樹を縛りたいんだ」
ぎゅ、と樹を抱きしめ、首輪をかじり、耳を食む。そのまま腰を突き上げれば、樹のペニスから白濁が吐き出される。
「だから、樹も……俺をもっと、樹に縛り付けてくれ」
哀願に近い微かな囁きは、樹にだけ届いた。
「じゃあ……、俺からのお願いも、聞いてくれますか?」
腰を揺らし、中のペニスを締め付けながら、樹は颯真の手を自らの乳首に触れさせる。
「っ、ここ、に、颯真さんの印、つける、から……」
くりくりと抓られて甘い息を零しながら、樹は颯真の耳たぶをかぷりと食んだ。
「颯真さんのここ、俺の印で飾らせて」
「……っ!」
樹の犬歯がそこに突き立てられる。その刺激に颯真が達し、樹の中が満たされる。樹も甘くイきながら、何度もそこに甘く噛み付いた。
「外に出る時の首輪の鎖も、もっと太くしていいです。颯真さんが望むなら、耳も尻尾の付いたディルドも、ずっと付けてます。だから」
軽く腰を上げ、颯真のペニスの中ほどまで引き抜き、樹は欲に濁った目で妖艶に微笑んだ。
「俺の全てを、颯真さんが支配して」
「……っく、っ!」
言い終えると同時に、樹が脱力する。勢いよく降ろされた樹の後孔の奥深く。
「っに、ゃあぁあああ!」
樹は自ら、颯真のペニスを最奥の膜の先まで招き入れた。その衝撃で透明な潮が吹き出し、二人を濡らす。颯真は樹を押し倒し、招かれた場所を激しく抉った。
「分かった。支配してやる」
颯真は樹の乳首のリングを取り外し、吸引器を付ける。
「だから、樹。君も、俺を好きに飾るといい」
両手を絡め、身体を繋いで。それでも足りないから、と颯真は笑う。
「クリスマスプレゼント。俺も、俺の全てを樹にやるよ」
颯真は樹を犯したまま、腫れて紅くなった乳首を吸い上げる。唇で食み、歯を立てては舐めしゃぶる。
「ん、っふ、んんん……っ」
樹の口にはピストンバイブが固定されている。そのリモコンは颯真の手の中。どんな動きをするか分からないまま、リモコンを見もせずに押されるボタンに、樹が翻弄される。
「気持ちよさそうだな、樹。ここも、少し大きくなったか」
ぺろ、と舐めて吸盤を貼り付ける。どちらも代わる代わる刺激され、吸い出されて、樹のペニスから白濁が垂れる。
「可愛い。樹、いつ、き……っ」
颯真は呻くように耳に吹き込み、ペニスを最奥に埋めて射精した。
どろどろの身体を風呂で清めた後、ベッドに寝転ぶ樹の後孔には、さっきまで咥えていたピストンバイブが埋められた。ペニスには棒が差し込まれ、先端だけを覆う器具で固定されている。
きゅぽ、と吸盤が外された。乳輪付近の肌が赤みを帯び、乳首がぷくりと勃ち上がっていた。
「どのくらいでピアスが付けられるようになるかな」
颯真は手際よく乳首を締め付けるリングを付け、先端をぴんと弾く。そこにローターを貼り付け、震わせた。
「っん!んんんぅぅ!」
口には柔らかいディルドが差し込まれ、後ろで繋がれた手には颯真の形をしたディルドを持ち、視界を塞がれた樹が、鎖を鳴らして仰け反る。
「樹。脚を閉じて、力を込めていて」
颯真は樹の背を押して前傾させ、褒めるように背中をなぞる。樹の手の中のディルドと自らのペニスにローションを垂らし、背後から脚の付け根にペニスの先端を押し当てた。
ゆっくりと差し込まれていくペニスは、バイブを押し込み、会陰を抉り、睾丸を擦り上げて。
「っ、ん?!ぅ、んんん……っ」
次第に颯真の腰の動きが早くなる。初めての素股に戸惑う樹の腕をなぞり、ディルドの付け根を握る。
「いくぞ」
ずちゅ、と湿った音を立ててペニスを抜き差ししながら、ディルドを動かし樹の手を犯す。リモコンのボタンを適当に押せば、樹はくぐもった悲鳴を上げる。
「ここが寂しそうだ」
樹のペニスの竿に指を這わせ、感触を楽しむように何度か扱くと、先端を覆う貞操帯のボタンを押し込んだ。
「……っ、!!」
性感帯を一気に責め立てられた樹は、身体を痙攣させて達する。颯真はそれに構わずに腰を突き上げ、ディルドを動かす。
「樹を犯しているのは全部、俺だ」
颯真以外のものが樹に触れるのが許せなくて、尿道プラグ以外は全て、颯真のペニスの形にしたから。
快楽で朦朧としている樹の脳が、颯真の言葉通りに映像を結ぶ。と同時に、樹に付けられた道具の振動が、全て最大になる。
「っぅ、う、あああぁああ!」
樹は目隠しの中で目を見開き、仰け反り、ビクビクと痙攣しながら深く達した。大きく開いた口の隙間から、叫び声と颯真の白濁が漏れる。それを見咎めた颯真が、樹の耳を甘噛みした。
「ちゃんと俺のを咥えてないとダメだろう?こんなに零して……悪い子だ。ほら、足もちゃんと締めて」
頬を伝う唾液混じりの白濁を拭い、口の中に戻しながら、颯真が樹に命令する。締まりの良くなった股を犯し、息を詰める。
「っく、イく……っ」
達し続ける樹のペニスに、颯真の白濁がかかる。その熱に、匂いに樹が身体を震わせると、颯真が樹の頬にキスを落とした。
「よく頑張ったな」
ぱらり、と目隠しが取り払われる。手の中からディルドを抜き取られ、拘束が解かれた。颯真はペニスを引き抜き、髪を撫でて褒める。
ぱちぱちと目を瞬かせる樹が視線をさまよわせると、颯真の白濁に濡れた自分のペニスが目に入った。
――もったいない……。
振り返った樹が口をもごもごさせると、颯真は口からディルドを引き抜いた。礼を告げた樹が、身体を上下反転させ、躊躇いなく颯真のペニスを口に含んだ。
ちゃんと熱を持つペニスに喉の奥まで犯され、樹は恍惚の表情を浮かべた。颯真は目の前にある樹のペニスの器具を外し、プラグをしたまま口に咥える。ピストンバイブの動きを止め、手で抜き差しすると、樹が甘い声を上げた。
樹の喉奥に吐精した颯真は、体勢を整えた樹を抱き寄せた。深いキスをしながら、ピストンバイブを外した後孔をペニスで撫でる。プラグを外した樹のペニスは、壊れたように白濁をたらたらと垂らし続けている。
「割と変態じみちゃったけど、どうだった?」
達し続けた樹は、とろとろと微笑みながら甘えたキスを返す。腕を回し、脚を腰に絡ませ、全身で颯真の温もりを堪能しているところだ。
「目隠しされてたから、……ほんとに、何人もの颯真さんに抱かれてるみたいでした」
舌を絡ませ、唾液を啜りあう。颯真はふっと笑い、樹の目を覗き込んだ。
「じゃあ、またヤろうな?」
吹き出すように笑った樹は、はい、と答え、颯真とのキスに酔いしれた。
くすりと笑い、颯真は樹の拘束を外す。樹を立ちがらせ、壁に手を付かせた。
「好きに動かしていいから。俺に口を犯されてるとこ想像してて」
耳元で囁くと同時に後孔をペニスで抉る。最奥も容赦なく割開き、結腸をがつがつと犯した。
樹は促されるままディルドを揺らし、短い声を上げる。
「っは。気持ちよさそうだな」
最奥を突かれる快感と颯真の白濁の匂いや味。口内を犯す、颯真のペニスとそっくりなディルド。視界を奪われた樹は、颯真自身に二人がかりで犯されているような感覚に囚われ始めた。
「イけ」
ペニスを塞いでいた棒を取り払われ、樹は白濁を撒き散らして達した。颯真も締め付けに逆らわず、樹の中に白濁を注ぎ込む。口内のディルドを強く押し込んだ樹は、意識を手放した。
◇◆◇◆◇
肌寒さに目を覚ました樹は、温もりを求めて腕をさ迷わせた。温かく滑らかな手触りに、夢現のまま擦り寄る。ふ、と笑った颯真は樹に腕枕をし、抱き寄せる。
――喜んで、くれるだろうか。
颯真が用意したプレゼントは、イヤーカフだった。銀色の土台にルビーとサファイアが飾られた、装飾の少ないシンプルなもの。
何となく形の良い樹の耳殼を撫で、そこに二人の色が飾られるのを想像してしまった。
「っ、やば……」
むくりと首をもたげたペニス。指を伸ばした先、抱き潰した樹の後孔は、柔らかく解れたままだ。
「樹。挿れるよ」
小声で許しを乞うと、返事も待たず、ゆっくりペニスを差し込む。起こさない程度に揺らしながら髪に顔を埋め、甘く息を漏らす。
「今だけ、起きて……」
リングで絞り出されたままの乳首を擦り、半開きで穏やかな寝息を立てる口を塞ぐ。そのまま抽挿を早め、脚を抱えて最奥の膜を擦る。
「起きないと、このまま……こじ開けるぞ」
は、と短く息を吐きながら、起きる気配のない樹を揺さぶる。そして、颯真は強く腰を打ち付け、最奥の膜を貫いた。
「っん、あ、んにゃぁ……っ、あ、あぁあぁぁぁ……っ!!」
衝撃で目を覚まし、突然の絶頂に混乱した樹は、悲鳴のような喘ぎ声を上げながら颯真にしがみつく。
「そう、ま、さん……っ、な、っ、にゃぁぁ……」
手足を絡ませ、まるでねだるような樹の体勢に、颯真の目がぎらりと光る。
「鳴き声まですっかり猫になっちゃったね」
無意識の声を指摘され、樹が羞恥に染まる。隠れる場所を探そうとする樹の顎を取り、視線をあわせた。
「可愛い猫には、ミルクをあげないと」
颯真は樹の口をキスで塞ぎ、唾液を流し込む。腰を打ち付け、樹の結腸を犯しながら、樹の乳首を捻じった。
「っ、く……」
ぶるりと颯真の腰が震え、樹の最奥に白濁を叩きつけると、樹はきつくしがみつきながら達した。
しばらく呼吸を整えた颯真は、樹の中にペニスを埋めたまま、ベッドヘッドから小さな箱を取り出した。そして樹を抱き起こし、対面座位にしたあと、綺麗に飾られたそれを樹に差し出した。
「樹、メリークリスマス。受け取ってくれる?」
樹は破顔し、箱を大切そうに捧げ持った。
「ありがとうございます!嬉しい……。開けてみていいですか?」
颯真が頷くと、樹はゆっくりリボンを解いた。破らないように慎重に剥いでいく様子に、颯真が笑みを深める。
「これ……は?めっちゃ綺麗……」
見とれる樹に笑みを深め、樹の耳殼の上部を撫でる。
「ここにつける、アクセサリー。イヤーカフっていうらしいよ」
撫でるたびに中を締め付ける樹をあやしながら、手触りのいい耳をくにくにと揉む。
「それね。両方とも付けてもいいし……片方だけでも良いんだって」
耳殼を揉む逆側の耳には舌を差し込み、甘噛みをする。甘えるような颯真の仕草に、樹は息を乱しながら颯真の髪を撫でた。
「それ、は……、颯真さんと分けても、良いってことですか……?」
二人の指を飾る宝石と同じ色が、どちらも付いたイヤーカフ。悪戯をやめて向き直った颯真の耳殼を、樹が撫でた。
「ここに……」
颯真はふっと笑って樹の左手を取り、指先にキスを落とす。爪を舐め、掌に口付け、普段指輪が光っている場所に舌を這わせる。
「良いよ。俺も……樹と同じのを付けたくて、コレにしたんだし」
分けるのを前提にしたものをクリスマスプレゼントとしてはどうなのかと悩みつつ、颯真は、樹が自分のものだと示したくて仕方がなかった。
「結婚は、したけど……。もっと目に見える形で樹を縛りたいんだ」
ぎゅ、と樹を抱きしめ、首輪をかじり、耳を食む。そのまま腰を突き上げれば、樹のペニスから白濁が吐き出される。
「だから、樹も……俺をもっと、樹に縛り付けてくれ」
哀願に近い微かな囁きは、樹にだけ届いた。
「じゃあ……、俺からのお願いも、聞いてくれますか?」
腰を揺らし、中のペニスを締め付けながら、樹は颯真の手を自らの乳首に触れさせる。
「っ、ここ、に、颯真さんの印、つける、から……」
くりくりと抓られて甘い息を零しながら、樹は颯真の耳たぶをかぷりと食んだ。
「颯真さんのここ、俺の印で飾らせて」
「……っ!」
樹の犬歯がそこに突き立てられる。その刺激に颯真が達し、樹の中が満たされる。樹も甘くイきながら、何度もそこに甘く噛み付いた。
「外に出る時の首輪の鎖も、もっと太くしていいです。颯真さんが望むなら、耳も尻尾の付いたディルドも、ずっと付けてます。だから」
軽く腰を上げ、颯真のペニスの中ほどまで引き抜き、樹は欲に濁った目で妖艶に微笑んだ。
「俺の全てを、颯真さんが支配して」
「……っく、っ!」
言い終えると同時に、樹が脱力する。勢いよく降ろされた樹の後孔の奥深く。
「っに、ゃあぁあああ!」
樹は自ら、颯真のペニスを最奥の膜の先まで招き入れた。その衝撃で透明な潮が吹き出し、二人を濡らす。颯真は樹を押し倒し、招かれた場所を激しく抉った。
「分かった。支配してやる」
颯真は樹の乳首のリングを取り外し、吸引器を付ける。
「だから、樹。君も、俺を好きに飾るといい」
両手を絡め、身体を繋いで。それでも足りないから、と颯真は笑う。
「クリスマスプレゼント。俺も、俺の全てを樹にやるよ」
颯真は樹を犯したまま、腫れて紅くなった乳首を吸い上げる。唇で食み、歯を立てては舐めしゃぶる。
「ん、っふ、んんん……っ」
樹の口にはピストンバイブが固定されている。そのリモコンは颯真の手の中。どんな動きをするか分からないまま、リモコンを見もせずに押されるボタンに、樹が翻弄される。
「気持ちよさそうだな、樹。ここも、少し大きくなったか」
ぺろ、と舐めて吸盤を貼り付ける。どちらも代わる代わる刺激され、吸い出されて、樹のペニスから白濁が垂れる。
「可愛い。樹、いつ、き……っ」
颯真は呻くように耳に吹き込み、ペニスを最奥に埋めて射精した。
どろどろの身体を風呂で清めた後、ベッドに寝転ぶ樹の後孔には、さっきまで咥えていたピストンバイブが埋められた。ペニスには棒が差し込まれ、先端だけを覆う器具で固定されている。
きゅぽ、と吸盤が外された。乳輪付近の肌が赤みを帯び、乳首がぷくりと勃ち上がっていた。
「どのくらいでピアスが付けられるようになるかな」
颯真は手際よく乳首を締め付けるリングを付け、先端をぴんと弾く。そこにローターを貼り付け、震わせた。
「っん!んんんぅぅ!」
口には柔らかいディルドが差し込まれ、後ろで繋がれた手には颯真の形をしたディルドを持ち、視界を塞がれた樹が、鎖を鳴らして仰け反る。
「樹。脚を閉じて、力を込めていて」
颯真は樹の背を押して前傾させ、褒めるように背中をなぞる。樹の手の中のディルドと自らのペニスにローションを垂らし、背後から脚の付け根にペニスの先端を押し当てた。
ゆっくりと差し込まれていくペニスは、バイブを押し込み、会陰を抉り、睾丸を擦り上げて。
「っ、ん?!ぅ、んんん……っ」
次第に颯真の腰の動きが早くなる。初めての素股に戸惑う樹の腕をなぞり、ディルドの付け根を握る。
「いくぞ」
ずちゅ、と湿った音を立ててペニスを抜き差ししながら、ディルドを動かし樹の手を犯す。リモコンのボタンを適当に押せば、樹はくぐもった悲鳴を上げる。
「ここが寂しそうだ」
樹のペニスの竿に指を這わせ、感触を楽しむように何度か扱くと、先端を覆う貞操帯のボタンを押し込んだ。
「……っ、!!」
性感帯を一気に責め立てられた樹は、身体を痙攣させて達する。颯真はそれに構わずに腰を突き上げ、ディルドを動かす。
「樹を犯しているのは全部、俺だ」
颯真以外のものが樹に触れるのが許せなくて、尿道プラグ以外は全て、颯真のペニスの形にしたから。
快楽で朦朧としている樹の脳が、颯真の言葉通りに映像を結ぶ。と同時に、樹に付けられた道具の振動が、全て最大になる。
「っぅ、う、あああぁああ!」
樹は目隠しの中で目を見開き、仰け反り、ビクビクと痙攣しながら深く達した。大きく開いた口の隙間から、叫び声と颯真の白濁が漏れる。それを見咎めた颯真が、樹の耳を甘噛みした。
「ちゃんと俺のを咥えてないとダメだろう?こんなに零して……悪い子だ。ほら、足もちゃんと締めて」
頬を伝う唾液混じりの白濁を拭い、口の中に戻しながら、颯真が樹に命令する。締まりの良くなった股を犯し、息を詰める。
「っく、イく……っ」
達し続ける樹のペニスに、颯真の白濁がかかる。その熱に、匂いに樹が身体を震わせると、颯真が樹の頬にキスを落とした。
「よく頑張ったな」
ぱらり、と目隠しが取り払われる。手の中からディルドを抜き取られ、拘束が解かれた。颯真はペニスを引き抜き、髪を撫でて褒める。
ぱちぱちと目を瞬かせる樹が視線をさまよわせると、颯真の白濁に濡れた自分のペニスが目に入った。
――もったいない……。
振り返った樹が口をもごもごさせると、颯真は口からディルドを引き抜いた。礼を告げた樹が、身体を上下反転させ、躊躇いなく颯真のペニスを口に含んだ。
ちゃんと熱を持つペニスに喉の奥まで犯され、樹は恍惚の表情を浮かべた。颯真は目の前にある樹のペニスの器具を外し、プラグをしたまま口に咥える。ピストンバイブの動きを止め、手で抜き差しすると、樹が甘い声を上げた。
樹の喉奥に吐精した颯真は、体勢を整えた樹を抱き寄せた。深いキスをしながら、ピストンバイブを外した後孔をペニスで撫でる。プラグを外した樹のペニスは、壊れたように白濁をたらたらと垂らし続けている。
「割と変態じみちゃったけど、どうだった?」
達し続けた樹は、とろとろと微笑みながら甘えたキスを返す。腕を回し、脚を腰に絡ませ、全身で颯真の温もりを堪能しているところだ。
「目隠しされてたから、……ほんとに、何人もの颯真さんに抱かれてるみたいでした」
舌を絡ませ、唾液を啜りあう。颯真はふっと笑い、樹の目を覗き込んだ。
「じゃあ、またヤろうな?」
吹き出すように笑った樹は、はい、と答え、颯真とのキスに酔いしれた。
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