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第三節 The Surface Take
第77話 Hectic Searcher Ⅱ
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コンコン
乾いたノックの音が誰もいない廊下に2回響いていく。そんなノックの音に反応するように、中から「入っておいで」といつもの声高なしゃがれ声が返って来ていた。
少女はその声を聞き付けると、部屋の中に獣人達を連れて入っていった。
「その子達が一昨日の依頼でアンタが拾った子達かい?」
「えぇ、そうよ」
「そうかいそうかい」
『ようこそ、神奈川国へ。と言いたい所だけど、密猟の被害者であるアンタ達へそれを言っちゃあいけないね。ふぅ』
『先ずはアンタ達に報告だ。アンタ達を手に入れようとしていたヤツらはこの国の人間だった』
『この国の元首として、本当にアンタ達には申し訳無い事をしたと思う。許して欲しい。後でアンタ達を手に入れようとしてた、ソイツらにはキツーいお灸を据えてやるから、アンタ達も溜飲を下げて貰えるかい?』
マムは言の葉を2人に投げながら頭を下げていた。2人はこの部屋に入る直前から凄く緊張していた様子が少女には伝わってきていたが、部屋に入るとマムの(特に顔面の)迫力は尚一層の事2人に緊張を強いた様子だった。
然しながら国家元首から頭を直接下げられたサラとレミは、どうやら緊張を通り越して恐縮してしまった様子で表情も行動もあたふたとしていた。
そんな2人を見た少女はなんか微笑ましく思っていたが、流石に表情には出せなかった。
『所で、アンタ達はその娘の所で働くって事で良いのかい?望むなら他に職を斡旋してあげても構わないよ?』
『大丈夫です』 / 『大丈夫よ。じゃなかった、大丈夫です』
『この方の所が良いんです』 / 『メイド服も可愛いからお屋敷がいい。…です』
「ふぅモテモテだな。それにアンタの所でそんな服を用意してるとはね」
「もううっさいわね。茶化さないでよ」
「メイド服は爺のお手製よ。2人が着たらすっっっっっっっごく可愛いんだからッ!!」
「へぇ、それじゃあ今度見にいかないとだな」
「マムは忙しいでしょ?だから来なくていいわよッ」
「へっ、言ってくれるね?それじゃ言わせてもらうがアンタが真面目に報告書を上げてくれれば、ちったぁ、あたしゃラクになるんだけどねぇ?」
「うっ……。そ、それは言わないで…」
舌戦はマムの勝利に終わった。マムは終始ほくそ笑んでおり、ニヤニヤしながら少女に対して言の葉を紡いでいた。
ただし、マムはバイザーを外して少女と話していた事から、少女以外にその会話の内容を理解出来た者はおらず、その場にいた3人の獣人は頭に「?」を浮かべていた。
『さてそれじゃあ、決まりだ!アンタ達2人を、この国の住人として受け入れる。2人の戸籍を作るから、戸籍課に行っておいで』
『ありがとうございます』 / 『ありがとう。あっ!』
『っと言ったところで、そっちの2人にはこれから話しがあるからね、来たばっかりの子達じゃ勝手が分からないだろうし、どうしようかね…』
マムは困ったような口振りで皆に聞こえるくらいの独り言を紡ぎながら、徐ろに内線で連絡をしている様子だった。
それから少しの時間が起ちマムの部屋の扉が再びノックされた。
こんこんこん
「マムお呼びですか?」
「あぁ呼び付けてすまないね。今日から新しくこの国の住人になった2人だ。戸籍を作って欲しいから案内を頼むよ」
「先程、ミトラから連絡のあった獣人達ですね?かしこまりました、マム」
「この2人の現住所は貴女の所でいいのかしら?」
「ええ、アタシの屋敷で構わないわ」
「分かったわ」
『2人ともこっちへいらっしゃい』
「それではマム失礼致します」
サラとレミは、マムが呼び付けた女性に付いて部屋を出ていった。サラは部屋を出ていく際に、女性の見様見真似でお辞儀してから出たのに対してレミは普通に部屋を出ていった。
然しながらサラがお辞儀をしていた事に気付くと、引き返してサラと同じ様にお辞儀をしていた。
その光景が部屋に残された者達に何か「ほんわか」とした余韻を残したが、それはまぁ余談である。
『さて、アンタ達は炎龍の件だ。そっちの龍人族のお嬢さんが話しのでどころだね?聞かせて貰えるかい?』
マムの眼光はいつの間にかいつになく鋭くなっていた。
クリスは、龍人族の村で起きた惨状の全てを話していくのだった。
クリスの長い長い話しが終わりマムの口が開いていく。
『うむ、大体の内容は理解出来た。大変だったようだね。さてとここで、こっちも近隣の国と話しをした結果を話すとしようか』
『実際に事が起きているのは、静岡国の様だね。だが、今のところ静岡国は何も手は打っていない様子だ。実際に炎龍は発見されているが、静岡国側に「何も被害が出ていない」のだそうだよ』
『なッ!?』
『あたしゃ思うんだが龍人族の村は獣人種特別保護協定に拠って静岡国には登録されていない。だから今まで静岡国は自国内に龍人族の村がある事を知らなかったんじゃないのかい?』
『恐らくその通りだと思う。村の周囲には認識阻害の結界が張られてあるから、村の者以外は気付く事が出来ないようになっている』
『そうかやっぱりね。それなら静岡国は「被害が無い」と言い張る訳だ。そんな感じだからね、被害は無い以上、国益の為に要請はしないそうだ』
『でもま、静岡国単体で炎龍ディオルギアを討伐出来るたぁ思わないからこのまま自分達の市街地を炎龍が襲わなければ見てみぬフリかもしれんがね』
マムは静岡国との話し合いの結果を伝えた。「要請は無い」と。
それは即ち神奈川国からハンターを送り込めないという結論を齎している。故に静岡国がこのまま対応しなければ、「クリスの同朋は助からない」という結論を導き出しているとも言える。
クリスは膝から崩れ落ち、その場にへたり込んでしまっていた。
マムはその姿に、憐れみの感情を抱かざるを得なかった。
少女はクリスの姿を見て、殊更納得出来なかった。
だからこそ少女は「国が動かないのなら、自分が国を敵に回してでも動く」と、極論とも言える解答に達していた。マムは少女がそんな考えに辿り着きそうな事は熟知していた。
拠って少女の思考の変化を敏感に察知し、少女が今この場を飛び出していかないように制止をかけたのである。
「まぁ、人の話しは最後まで聞きな」
『何も絶対に助けにいけないってワケじゃない。あちらさんは「国益の為」と抜かしやがったからね。どうやら「国益」が欲しいらしい。だからあちらさんが提示した条件がこちらに可能であれば「要請を出す」のだそうだ』
『条件?』
『ああ。条件は、討伐に関わる全ての費用を神奈川国が持つ事。討伐成功時にはハンターの取り分以外の素材の全てを静岡国が接収する事。後、討伐失敗時には賠償金を神奈川国が静岡国に対して支払う事。だそうだ』
『ちょっと何その条件!!マム、それじゃあッ!』
『この国を代表してやれる事はこれが精一杯さ。後はアンタが決めな。どっちみち、生命を掛けるのはハンターだ。あたしゃ闘わんしね』
『それにもし要請がおりて受けた依頼が失敗という結果に終わっても、そん時はそん時だ。何とかなるし何とでもなる。生命を失うワケじゃあない』
『だが、この国は、この国に住む者達は苦しむ事になる。それだけを忘れなければ、後はアンタが決める事さね』
『アタシにこの国の国民の生活を背負えと?』
『この国、最高峰のハンターのアンタが討伐出来るって言うならこんなアホな条件でも笑って飲んでやる!』
『アンタが龍人族を救いたいって言うなら惜しみ無く協力してやる!!』
『マム……』
『だから背負う背負わないじゃなくて、アンタの横で泣き崩れている姿を痛ましく思えるかどうかじゃないか?手を差し伸ばしてあげたいと思えるかどうかじゃないかい?』
恐らく提示された賠償金額は天文学的な数字なのだろう。それこそ目眩がするほどで前後不覚に陥るほどかもしれない。
古龍種1匹分の素材の金額なんて、それ程の価値になって当然なのだ。
拠って確かに背負わされる責任は重い。「背負う背負わないじゃない」と言われても意識せずにはいられない。
然しながらマムの紡いだ言の葉は、少女に深く突き刺さりながらも奮い立たせていた。
乾いたノックの音が誰もいない廊下に2回響いていく。そんなノックの音に反応するように、中から「入っておいで」といつもの声高なしゃがれ声が返って来ていた。
少女はその声を聞き付けると、部屋の中に獣人達を連れて入っていった。
「その子達が一昨日の依頼でアンタが拾った子達かい?」
「えぇ、そうよ」
「そうかいそうかい」
『ようこそ、神奈川国へ。と言いたい所だけど、密猟の被害者であるアンタ達へそれを言っちゃあいけないね。ふぅ』
『先ずはアンタ達に報告だ。アンタ達を手に入れようとしていたヤツらはこの国の人間だった』
『この国の元首として、本当にアンタ達には申し訳無い事をしたと思う。許して欲しい。後でアンタ達を手に入れようとしてた、ソイツらにはキツーいお灸を据えてやるから、アンタ達も溜飲を下げて貰えるかい?』
マムは言の葉を2人に投げながら頭を下げていた。2人はこの部屋に入る直前から凄く緊張していた様子が少女には伝わってきていたが、部屋に入るとマムの(特に顔面の)迫力は尚一層の事2人に緊張を強いた様子だった。
然しながら国家元首から頭を直接下げられたサラとレミは、どうやら緊張を通り越して恐縮してしまった様子で表情も行動もあたふたとしていた。
そんな2人を見た少女はなんか微笑ましく思っていたが、流石に表情には出せなかった。
『所で、アンタ達はその娘の所で働くって事で良いのかい?望むなら他に職を斡旋してあげても構わないよ?』
『大丈夫です』 / 『大丈夫よ。じゃなかった、大丈夫です』
『この方の所が良いんです』 / 『メイド服も可愛いからお屋敷がいい。…です』
「ふぅモテモテだな。それにアンタの所でそんな服を用意してるとはね」
「もううっさいわね。茶化さないでよ」
「メイド服は爺のお手製よ。2人が着たらすっっっっっっっごく可愛いんだからッ!!」
「へぇ、それじゃあ今度見にいかないとだな」
「マムは忙しいでしょ?だから来なくていいわよッ」
「へっ、言ってくれるね?それじゃ言わせてもらうがアンタが真面目に報告書を上げてくれれば、ちったぁ、あたしゃラクになるんだけどねぇ?」
「うっ……。そ、それは言わないで…」
舌戦はマムの勝利に終わった。マムは終始ほくそ笑んでおり、ニヤニヤしながら少女に対して言の葉を紡いでいた。
ただし、マムはバイザーを外して少女と話していた事から、少女以外にその会話の内容を理解出来た者はおらず、その場にいた3人の獣人は頭に「?」を浮かべていた。
『さてそれじゃあ、決まりだ!アンタ達2人を、この国の住人として受け入れる。2人の戸籍を作るから、戸籍課に行っておいで』
『ありがとうございます』 / 『ありがとう。あっ!』
『っと言ったところで、そっちの2人にはこれから話しがあるからね、来たばっかりの子達じゃ勝手が分からないだろうし、どうしようかね…』
マムは困ったような口振りで皆に聞こえるくらいの独り言を紡ぎながら、徐ろに内線で連絡をしている様子だった。
それから少しの時間が起ちマムの部屋の扉が再びノックされた。
こんこんこん
「マムお呼びですか?」
「あぁ呼び付けてすまないね。今日から新しくこの国の住人になった2人だ。戸籍を作って欲しいから案内を頼むよ」
「先程、ミトラから連絡のあった獣人達ですね?かしこまりました、マム」
「この2人の現住所は貴女の所でいいのかしら?」
「ええ、アタシの屋敷で構わないわ」
「分かったわ」
『2人ともこっちへいらっしゃい』
「それではマム失礼致します」
サラとレミは、マムが呼び付けた女性に付いて部屋を出ていった。サラは部屋を出ていく際に、女性の見様見真似でお辞儀してから出たのに対してレミは普通に部屋を出ていった。
然しながらサラがお辞儀をしていた事に気付くと、引き返してサラと同じ様にお辞儀をしていた。
その光景が部屋に残された者達に何か「ほんわか」とした余韻を残したが、それはまぁ余談である。
『さて、アンタ達は炎龍の件だ。そっちの龍人族のお嬢さんが話しのでどころだね?聞かせて貰えるかい?』
マムの眼光はいつの間にかいつになく鋭くなっていた。
クリスは、龍人族の村で起きた惨状の全てを話していくのだった。
クリスの長い長い話しが終わりマムの口が開いていく。
『うむ、大体の内容は理解出来た。大変だったようだね。さてとここで、こっちも近隣の国と話しをした結果を話すとしようか』
『実際に事が起きているのは、静岡国の様だね。だが、今のところ静岡国は何も手は打っていない様子だ。実際に炎龍は発見されているが、静岡国側に「何も被害が出ていない」のだそうだよ』
『なッ!?』
『あたしゃ思うんだが龍人族の村は獣人種特別保護協定に拠って静岡国には登録されていない。だから今まで静岡国は自国内に龍人族の村がある事を知らなかったんじゃないのかい?』
『恐らくその通りだと思う。村の周囲には認識阻害の結界が張られてあるから、村の者以外は気付く事が出来ないようになっている』
『そうかやっぱりね。それなら静岡国は「被害が無い」と言い張る訳だ。そんな感じだからね、被害は無い以上、国益の為に要請はしないそうだ』
『でもま、静岡国単体で炎龍ディオルギアを討伐出来るたぁ思わないからこのまま自分達の市街地を炎龍が襲わなければ見てみぬフリかもしれんがね』
マムは静岡国との話し合いの結果を伝えた。「要請は無い」と。
それは即ち神奈川国からハンターを送り込めないという結論を齎している。故に静岡国がこのまま対応しなければ、「クリスの同朋は助からない」という結論を導き出しているとも言える。
クリスは膝から崩れ落ち、その場にへたり込んでしまっていた。
マムはその姿に、憐れみの感情を抱かざるを得なかった。
少女はクリスの姿を見て、殊更納得出来なかった。
だからこそ少女は「国が動かないのなら、自分が国を敵に回してでも動く」と、極論とも言える解答に達していた。マムは少女がそんな考えに辿り着きそうな事は熟知していた。
拠って少女の思考の変化を敏感に察知し、少女が今この場を飛び出していかないように制止をかけたのである。
「まぁ、人の話しは最後まで聞きな」
『何も絶対に助けにいけないってワケじゃない。あちらさんは「国益の為」と抜かしやがったからね。どうやら「国益」が欲しいらしい。だからあちらさんが提示した条件がこちらに可能であれば「要請を出す」のだそうだ』
『条件?』
『ああ。条件は、討伐に関わる全ての費用を神奈川国が持つ事。討伐成功時にはハンターの取り分以外の素材の全てを静岡国が接収する事。後、討伐失敗時には賠償金を神奈川国が静岡国に対して支払う事。だそうだ』
『ちょっと何その条件!!マム、それじゃあッ!』
『この国を代表してやれる事はこれが精一杯さ。後はアンタが決めな。どっちみち、生命を掛けるのはハンターだ。あたしゃ闘わんしね』
『それにもし要請がおりて受けた依頼が失敗という結果に終わっても、そん時はそん時だ。何とかなるし何とでもなる。生命を失うワケじゃあない』
『だが、この国は、この国に住む者達は苦しむ事になる。それだけを忘れなければ、後はアンタが決める事さね』
『アタシにこの国の国民の生活を背負えと?』
『この国、最高峰のハンターのアンタが討伐出来るって言うならこんなアホな条件でも笑って飲んでやる!』
『アンタが龍人族を救いたいって言うなら惜しみ無く協力してやる!!』
『マム……』
『だから背負う背負わないじゃなくて、アンタの横で泣き崩れている姿を痛ましく思えるかどうかじゃないか?手を差し伸ばしてあげたいと思えるかどうかじゃないかい?』
恐らく提示された賠償金額は天文学的な数字なのだろう。それこそ目眩がするほどで前後不覚に陥るほどかもしれない。
古龍種1匹分の素材の金額なんて、それ程の価値になって当然なのだ。
拠って確かに背負わされる責任は重い。「背負う背負わないじゃない」と言われても意識せずにはいられない。
然しながらマムの紡いだ言の葉は、少女に深く突き刺さりながらも奮い立たせていた。
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