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第六章

第三七一話 サイドムーア②

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 パッカパッカと馬車に揺られて東を目指す。

 金糸に縁取られた皇室の証紋を掲げ、外見も中身も凝った意匠が施された豪華な馬車は街道をのんびり走っていた。

「第四皇子様だよ。お立場は結構ヤバいらしい……おれ自信無いぞ」
「ノーマン卿の御息女までいるんだ。しかもニイタカ様の……正妻? 側室? どっちにしても万一のことでもあれば……」

 御者台に座るのは謁見の日に送迎を務め、帝城の金箔を削られ、エレベーターの復旧に尽力したことで一目置かれた二人。望まぬ形で名が売れてしまった衛兵たちだった。

「「はぁ」」

 それからというもの、確実に面倒な大使一行の世話はルイージとピノキオのコンビが対応するという暗黙の了解ができてしまった。

 御者席に憂鬱な空気が流れる一方で、後方の車内は華やかだった。

「いやぁ~、すまないね。お二人とも。僕はかなり弱っちいもので」
「殿下にもしもの事があってはなりません」
「ホヅミさんとも意気投合されていたようですし、今度とも末永いお付き合いとなりましょう」

 車内の座席には最高級のダウンをこれでもかと詰め込んだクッションが敷かれ、尻の下に感じるフカフカの弾力は路面の悪さを感じさせない。

「こんな美女集団に囲まれてるヤツが憎くてしょうがない。はははははっ!」
「ふふっ。お上手ですね。カルタ様もお喜びになるでしょうに」
「むむっ……一本取られたなこりゃ」

 帝都の東大通りから馬車で移動すること約十二時間。ナツとメリッサはハンバルを護衛して帝都とイースの中間地点に位置する宿場町へ向かっていた。

 目的地は直轄領の東端にあるハブ大貯水池を越えて、イーシュタル派閥の伯爵領内にあるイーゲントという町だ。

 小さめながら領主の町にほど近く直轄領からの乗り入れも容易な立地で、荷馬車の交易路の中継地点として重宝されていた。最近まで荒れに荒れていたイースから離れていることもあって、東でも比較的安全な場所と言える。

「初めて見ましたが大水門は圧巻でした」
「おや、そうかい? 北部では見慣れた光景なんだけどねぇ」
「ナツさんはオプシーの出身ですから仕方ありません。教皇に呼ばれなければホヅミにいさんにもお見せしたかった」

 ハブ大貯水池は直径五マイルの円形クレーター。

 間違いなく女神の裁きが降った跡地を利用しているが、大運河が整備されたのは帝国が興って間もない大昔のこと。記録はどこにも残されていない。

 東西南北の大水門は初見の者なら誰もが驚く威容で聳え立ち、水平線の彼方に小さく頭を覗かせるほど巨大な漆黒の遺物で、それら四つの門は勝手に開閉するらしい。

「勝手に、ということは皇室の所管ではないんですか?」
「一応ね、西門の所管は皇室。東南北門は各三大公爵家の所管で、管理は派閥が一丸となって行うんだ」

 ハンバルの言う管理とは大水門への魔力チャージのこと。全魔法適性に対応しており、毎年恒例のチャージ祭りでは三大派閥に属する貴族のほとんどが死に体となる。官民ともに多くの人と金が動く帝国北部の一大イベントだが、商人を除けば南部の人間には縁が無い。

 皇族は魔力容量の大きい人間が多いため、いざという時に彼らの助力を得るべく繋がりを求めた結果として皇室内には貴族家に紐付く派閥が存在する。

「ノルマ分のチャージが出来なかった家は大恥を掻くことになります。帝国貴族としては絶対に避けたい一大珍事なのです」
「なるほど。とても現実的な問題なのですね」
「まぁ、皇族派閥の興りはそれが理由で、今でもその目的が一番大きいとは言えるかな。他の細かい利権や立場の絡みもあるから一概には言えないけど」
「そうですか。ホヅミさんなら大水門の自動制御の方に興味津々でしょうが……ふふっ」
「あっ! 絶対そうですね! そこがにいさんの可愛いところです!」

 大水門はパルム大湖とハブ大貯水池、二つの水源の貯水量を一定の範囲に保つように動くのではないか、というのが長年の実績から得られる推測らしい。その動きに変化が見られたのは記録にある限り一度だけだ。

「三千年前の女神の裁きのあとだよ。南方大運河への水量が絞られたんだ。勝手にね」
「殿下は博識でいらっしゃいます。自分は知りませんでした」
「僕は過去と現在のことがそこそこ分かるだけさ。普通の人間はそうだけど、君たちの良人は違うんだろう?」
「ハンバル様、ホヅミさんも未来がわかるわけでは……」
「だとしても十分な脅威さ。遥かに進んだ、いやズレたと言うべきか……。彼の元いた世界の知恵はトティアスで有効に使えてしまうんだからね」

 双眸を細めて笑うハンバルは瞳の奥では笑っていない。ナツはルーシーと同じくこの青年の意も計りかねていた。穂積とウマが合うとは思うが、片や裏表なく異端で、片や表から裏を歩む手合いだ。

 敵対した場合に備えておくことは必要だが――、

(間夫の意に沿うのが一番難しいんですね……ハル姉さん)

 どうしても欲が混じってしまう。欲しがってしまうから上手くいかない。聖都からの連絡が途絶えて十日が経つが、直ぐにでもリヒトを焚き付けようと喚くヒステリックな感情を殺すのが大変だった。

 だからこそ彼女を帝都に残し、ハンバルの護衛は自分が務めることにした。これはおそらく逃げなのだが不思議と楽しい。まだらな性根がゆっくりゆっくり一色に染まっていく感じがして、下腹が愚図りっぱなしの今が愛おしい。

(ふふっ……今なら何でもできそう)

 隣に座るメリッサが脇腹をツンツンしてきたので目を移すと、下腹に手を当ててニヤニヤしていた。本当に分かりやすい女だが、聖都行き前日の夜を思い出して浸っていたことを見抜かれてしまった。動物的な勘の冴えは他の追随を許さず、それは最近の手合わせにも現れている。

「もうそろそろ到着だねぇ。しばらく東には来てないけど……どうなってるか見ものだよ、まったく」
「ところで殿下。バルカ卿はなぜイーゲントで落ち合おうと?」
「あの文伝だけじゃわからない。ただ、使われていた暗号形式は僕とカルタだけが知るものだったから」

 三日前、カルタからマーメイド・ラグーンに文伝が届いた。イースの内偵に当たっていた彼女は『直接伝えたい情報があるので至急イーゲントまで来られたし』とだけ暗号文伝を送ってきたのだ。

「現場に呼び付けられるようなことは……実はちょくちょくあるんだ。僕は舐められてるのかな?」
「愛されているとも言えます。お傍で仕えたいのでしょう」
「殿下を我々に預けたのは苦肉の策だったと。気持ちは良くわかります」
「一本取られっぱなしだなぁ……君らも脅威だよ」
「ふふふふっ」
「うはははっ」
「ははは……」

 怖いのは傾奇姫ビクトリアだけだと思っていたハンバルだが、真に恐ろしいのは彼女を落としたニイタカ・ホヅミだった。

(何人いることやら……怖い怖い)

 生涯を賭けると誓ったただ一つの目的のため、魔力容量のハンデを乗り越え苦労して築き上げた派閥があっという間に崩壊した。トドメを刺したのはイーナン・イーシュタルだが、すべての引き金は拿捕作戦の失敗からの、黒鯨出現からの、近衛艦隊の崩壊だ。

(皇子が付いて、初陣飾って、これからって時に……あの傾奇だよ)

 すべての戦略を消し飛ばす熱波の暴風。強烈に植え付けられたビクトリアの力は軍略を練る上で無視できない脅威だ。たとえ現時点で不調であろうと、彼女が生きている限りアルローと事を構えるつもりは無い。

(追加だ……ニイタカ・ホヅミとは絶対に敵対しない)

 あの男の脅威はビクトリア程度では収まらない。数ある特異性の中でも特に厄介なのは、古代語の読解能力でも、魔法を無効化する領域魔法でも、実在の不確かな魔女でもなく、周りを固める女たちの多様性だ。

(僕にはわからない世界だ。派閥みたいに崩壊するならいいんだけど……このナツってのがいる限り望み薄だな)

 目の前の二人に加えて異端審問官フィーア元情報部員リヒト、さらにはアジュメイル家の末娘ルーシーまで陣営ハーレムに加え、アルローには他にも女が居るらしい。

(控えめに言ってカルタより使える人材ばっかなんだよねぇ。さらに増える可能性もあるか……派閥みたいに。怖い怖い。このナツだけでも消えてくんないかな)

 バレなければ敵対のうちに入らないが、絶対にバレてはいけないので当面は仲良くしておくつもりだ。


**********


 昼下がりの頃、馬車はイーゲントに乗り入れた。

 深夜のうちに店を出たので宿を探す余裕もあるが、少々、様子がおかしい。宿屋や商店の建ち並ぶ表通りは閑散としている。

 ハンバルのようにフットワークの軽い皇族は珍しく、直轄領以外で皇室紋を掲げる馬車は滅多に見ないはずなのだが、通りを走る馬車を覗き見た住民は慌てて窓扉そうひを閉めた。

「おい、ウォーレス卿。剣を貸してくれ」
「二刀か? なまくらでいいなら」
「強化すれば一緒だ。援護頼む」
「おう。死ぬなよブラド卿」

 三本先の路地から微かに感じた殺気に、衛兵たちは戦闘準備を整えた。

 平時は後ろ向きな愚痴を語らい燻っていても二人は帝城務めの衛兵。一般の憲兵とは練度が違う。ルイージとピノキオはそれなりに腕に覚えがあった。

「ルイージ様、ビノキオン様」
「「ナツ殿! 我にお任せあれ!」」

 御者台後ろの小窓が開きナツが顔を出した。

 途端に勇ましくなる衛兵の二人。

「いや、私が戦うのだ。ウォーレス卿は直衛であろう」
「いやいや、ブラド卿は近接戦しかできんではないか。寄せられた時に備えられよ。我の魔法があるのだから万一にも無かろうがな」
「貴公! 先と言っていることが違うだろ!」
「何を言う! 二本無いと不安だと言うから剣を貸してやったんじゃないか!」
「あん!?」
「やるかぁ!?」
「ふふっ……お二人ともお強いので安心です」

 互いに良いところを見せようと必死な男たちを笑顔でヨイショした。

 彼らには自分も大使の女であることを伝えていない。相手をしてやる気は欠片も無いが可能性は誰にでもある。可能性だけで良ければいくらでも差し出せる。

「しかし、ハンバル様が戦闘は極力避けよと仰せに。次の路地を曲がって迂回せよとのことでございます」
「「承知っ!」」
「ふふふっ……本当に頼もしくていらっしゃいます。よろしくお願いしますね」
「「応っ!」」

 可能性の小窓はパタンと閉まった。

「僕は命じてないよぉ? というか気付かなかったし」
「申し訳ありません。街中では被害が大きくなるかと思いまして」
「……そこを気にするんだ?」
「できるだけホヅミさんの意に沿いたいですから」

 次の路地を曲がれば郊外へ出る一本道。イーゲントの郊外はお馴染みのスラムだが、こういう空気になると住民はすぐに逃げる。危険な場所に留まる理由など無く、安全に籠もれるような住居も無いからこその強さだ。

「ギリギリ抜け出せそうですが、包囲されかかってましたね」
「無闇に突っ込めば袋のネズミです! それに街中では思い切りやれませんからね! うはははっ!」

 住民たちは明らかに怯えているように見えるが憲兵の姿は無い。つまり、今のイーゲントは領主の治安維持が及ばない状況に陥っている。

「……ハンバル様? 暗号が漏れた可能性はありますか?」
「残念ながら先月変えたばかりだ。メリッサ殿、カルタは斬っていいからね」
「……バルカ卿が裏切ったとお考えですか?」
「さぁ、それはわからないけど。例え裏切ってなくても変わらないさ。イーシュタルに利用されるくらいなら……ねぇ?」
「殿下、貴方にはちっとも感じません。見合いを断って正解でした」
「はははっ。そんな話もあったねぇ……百本取られたな」

 馬車は路地を左折しスラムへとひた走る。待ち構えていた気配たちは動かず、じっと馬車の背を見つめているようだった。

 てっきり追撃があるものと思っていたのだが、当てが外れたメリッサは準備していた『風刃』を解き、ナツに向けて首を振る。

『ガタタンッ……ゴト、ゴトンッ』

 路面状態が悪くなり速度が落ちた。にも関わらず追われないことを怪訝に思っていると、御者台から小窓をノックする音が響く。

「ナツ殿」
「ルイージ様、どうでしょう? 後方に追手は無いようですが」
「抜けるに支障はありませぬが……あれは、そうでしょうか?」
「そうとは?」

 ルイージはどう報告したものか迷い、ピノキオは『風刃』を準備しつつ放つのを躊躇っている。

 周囲には木板を立て掛けただけの箱や朽ちかけた荒屋がひしめいていて、馬車が通れるような道は一つしかない。

 その道を阻むように立つ人影が二つあった。

「――あれは……なぜ?」

 さすがのナツも混乱した。敵とは思えない。寧ろ彼女にとっては馴染み深い相手で、そのあり得ない行動に理解が追いつかない。

 皇室の馬車の行手を遮っているのは、二人の遊女だったからだ。

「止まれ!!」
「――はっ!」

『ヒヒィ――ンッ! ブルルルッ!』

 ハンバルの命令に即応したルイージが馬を御して制動を掛ける。

「打ちますか!?」
「手を出すな! 後退せよ――」

『ボシュ――ドゴォオオンッ!』

 後方で地面が炸裂した。

「……やるなぁ~。誘い込まれたか」

 砲魔堰の砲弾が埋めてあったらしく、タイミングを見計らって放たれた『圧縮火球』で誘爆し砂利道に大穴が空いた。

 逃げ道を塞がれた格好だが、本来なら駆け抜けて終わるだけのこと。遊女など皇室紋の前を横切っただけで無礼打ちだ。

「二人とも車内へ入れ」
「しかし殿下!」
「アレらを打てば済みましょう!」
「――死ぬよ?」
「「――っ! はっ!」」

 ハンバルは二人を車内に引き入れると扉を閉め、座席のクッションを切り裂いて綿を引っ張り出し目張りを始めた。

「隙間を全て塞げ。ブラド卿、のちに車体ごと強化せよ」
「「ははっ!」」

 ナツとメリッサもハンバルの指示に従い、扉の隙間に綿を詰め込み密閉した。車体をルイージの強化魔法の光が覆う。

「そも殿下、これはどういうことです? 直轄領の目と鼻の先でこのような狼藉、許されません」
「裏切り者は僕の方だったってこと。カルタは任務を賜っただけだ」
「なんと! バルカ卿が皇帝に寝返ったと!?」

 ハンバルは配下の女参謀に騙し討ちを受けた。

(なるほど……そういうこと)

 先ほどの無慈悲な殺害指令から大凡の事情は察せられるが、今は彼女の心情よりも現状への対処が優先だ。

「ハンバル様、あの遊女たちは何者です? 情報部の変装でしょうか?」
「アレはね……ドロシーだよ。ニイタカ閣下の情報にあったのにねぇ。でも、ちょっと投入が早すぎる。油断した」

 ドロシーの行使する魔法は使い処が難しい。当人の異常性もその要因だが、最も厄介なのはソレを戦術に組み込み有効に作用させること。

 その魔法は極端にねじれたイメージの産物という説が有力だが、共通する性質は常人には理解不能な現象を顕現させる点にある。

「ふぅ……陛下は本気か。いやはや、参ったね」

 まんまと皇帝の策略に嵌まった自分の迂闊さを省みるのも一瞬のこと。帝国随一の天才軍略家は脳みそをフル回転させて打開策を模索し始めた。

(野暮ざんす……可哀想に)

 ハンバルの頭の中にカルタのことは欠片も残っていなかった。

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