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第四章
第二三三話 数多を名乗る
しおりを挟む「とりあえず、魔力容量の鑑定魔堰。アレの正式名称と役割からご説明しますね?」
『……ふむ。私は認めていただけたのかな?』
これまでも何度か通信魔堰越しに話をしたが、どうもこの人は苦手だ。フィーアに口止めしていた諸々も、何を隠していたのかも、すべて見透かされているような怖さがある。
「そんな畏れ多いことは考えてません。ただ、トティアスを背負ってるのは猊下ですから、俺も乗せてもらおうと思っただけです」
『ふぉふぉふぉ! 老人には荷が重すぎますよ……。出来れば肩を貸していただけるとありがたい』
「…………随分と弱気ですね。例の不死男のせいですか?」
『それもあるのですが、アレの相手は気が滅入るだけで、実害は無いので。頭が痛いのは別件ですよ』
「別件? 不死男と、魔女の使徒と、まだ何か抱えていらっしゃる?」
『何かは分かりません。ですが、そのせいで人手が足りなくなって困っています』
デント教皇は『本当に残念な事ですが……』と前置きして、自身の至らなさを咎める悔恨の声を発した。
『ヴェルフが殉教しました』
「――っ! どういう事よ!」
それを聞いた瞬間、フィーアは通信魔堰に向かって大声で怒鳴った。以前の彼女なら軽く流していたであろう同僚の死亡通知を聞いて、瞳に怒りの炎が燃えている。
『フィーア。貴女は本当に良いご縁に恵まれたようだ。身体を労わり給えよ?』
「はぐらかさないで。どうして死んだの?」
『私も驚いている』
無人島でのスローライフを夢見ていた彼から連絡が途絶えて、間もなく三ヶ月が過ぎようとしていた。既にこの世にいないものと思われる。
オプシーでフィーアと別れた後、南方砂丘で数人の異端者を捕らえて聖都に戻るや、教皇の命を受けてトゥトリ近郊にアジトを持つ大規模な闇組織の討伐に向かった。
今時、珍しい事だったが、聖都の総本山へ巡礼に訪れた男がいた。彼は何日も教会に通い詰め、司祭たちと親しくなったところで、教皇への面会を求めた。
不審に思った教皇は敢えて会うことにしたのだが、汗が滲んで萎れた封筒を手渡すと、すぐに帰ってしまったという。
『その中に構成員の詳細とアジトの情報もあってね。『黒虎』と呼ばれる集団だ。ブラックリストの上位にあるから知ってるだろう?』
「そんなのに殺られるわけないじゃない。ヴェルフを殺すのは私でも難しいわ」
『左様。彼は強かった。対人戦では特にね。実際、その組織はキッチリ片付いたよ』
下っ端と呼ばれ、魔法適性は強化魔法のみではあったが、ヴェルフは強者だった。
近接戦闘、しかも徒手空拳のみで戦うジョジョと似たような戦闘スタイルで、彼が強化するのは己の肉体。拳、足、頭など、全身どこでも瞬時に不壊の魔法が付与され、無敵状態になる。
フィーアとの戦闘訓練では蒼流炎を食らって何度も全裸にされたが、傷を負ったことは一度も無かったほどの使い手だ。
「なるほど。射程と殲滅力には欠けるけど、攻防一体の体術使いか。全身強化されたら殺しようが無いよな?」
「でもヴェルフは粗チンだったから、剥けば戦意を喪失したわ」
『……フィーア。貴女は母親になるのだから、そういうところは治しなさい。それはそれとして、ニイタカさんの言う通り、ヴェルフを殺傷するのは困難を極める。寝ていても一晩中付与し続けることが出来たからねぇ。その彼が砂丘で消息を絶った』
異端審問官の空席を埋めるため、彼は異端者の捕縛任務を優先的にこなしていた。人口が多い帝国では異端者も多く生まれる。
各町のスラムはもちろん、南方砂丘北部や樹海外縁に隠れている場合もあるため、任務の合間には必ず立ち寄るようにしていたという。
『彼はスフィア群島も兼務していたからね。最近は東に怪しい動きも見られたし、余計に忙しかっただろう。彼には申し訳なかったが、誰も試練を突破出来ないんだから仕方がない』
「砂丘でって……ドジったの?」
『彼が遭難するとは思えないし、定時連絡ではいつも通りだったよ。知っての通り、あの地域に彼の敵になり得る者はいないはずだ』
運動魔法適性が生えてこなかった彼には長距離用の通信魔堰が使えず、予め魔力をチャージ出来る通信魔堰を複数持って任務に臨んでいた。
大陸内であれば、何処からでも教皇がいる聖都まで届く性能があるため、今まで不都合は無かった。裏を返せば、彼がムーア大陸担当として据え置かれる理由でもあった。
もし、彼の行く先が兼務任地のスフィア群島であったなら、三ヶ月間の音信不通もあり得たが、最後の通信は砂丘内からだった。
「……無人島に逃げたの?」
『何を言ってるのかね? それが出来ないから異端審問官であり、だからこそ私は、貴女たちを過度に束縛しないのだが?』
「任務で束縛してるじゃない。ヴェルフは嘆いていたわ。休暇をくださいって」
『『黒虎』については、知ってしまった以上は対処せざるを得ない。彼は仕事があると止まらなかったからね。終わらない仕事だというのに』
「ヴェルフの失敗に学ぶことにするわ。私は束縛する側に回るから」
『子育ても終わらない仕事だよ。私に実子はいないが、貴女たち全員が我が子のようなものだ。早く大人になってくれ給え』
「私は大人よ!」
『……子供は大概そう言うんだよ。まぁ、とりあえず孫の顔を見せに来なさい。子守りは私がやるから、貴女には任務を……』
「すぐに次が出来るから無理よ!」
『…………使徒の子で無いことを祈るよ』
「猊下! 産まれたらすぐ帰省させますから! 何卒! 何卒ぉ~っ!」
『ニイタカさん。彼女の情操教育をお願いします。それなりになったら大陸を任せ……』
「嫌よ! ノインを送り返すから! 私がアルロー担当になるわ!」
『…………』
「おまえ! もうやめなさい! 棚上げ! 本件は保留にします!」
そういうわけで、現在、教会の暗部は深刻な人手不足に陥っている。デント教皇の話を纏めるとこんな感じだ。
上位席次
アインス 祠内部にて殉教(未確認)
ツヴァイ 魔女の眠る地から帰投中 ズィーベンを庇《かば》って重症
ドライ 魔女の眠る地から帰投中 痛みに気付かず重症化
フィーア アルロー諸島担当を自称 穂積の首輪を自認 妊娠中
第五席 空席
第六席 空席
下位席次
ズィーベン ラクナウ列島担当 魔女の眠る地から帰投中 心的外傷あり
アハト 西南五島担当
ノイン アルロー諸島担当
第十席 空席
エルフ ムーア・ドラント中継島担当
ヴェルフ ムーア大陸担当 南方砂丘にて殉教(未確認)
「いや、空席が多くないですか? ていうか、上位席次ヤバくないですか?」
『そうなんですよ。ですから、ニイタカさん。試練、受けてみま――』
ブチっと通信が切れた。フィーアが魔堰に魔力を注ぐのをやめたのだ。
「あのジジイ……俺を異端審問官にしようってのか? 身内って、そういう意味?」
「「絶対ダメよ(かしら)!」」
いろいろと説明しそびれたが、穂積の『試練』受験には絶対反対のフィーアである。デント教皇はしつこく『試練』に誘って来ているが、これもおそらく、わざとやっているのだろう。
詳細を知ってしまったら対応せざるを得なくなるから、一方的に情報開示だけしてこちらの話は聞かずに、暗に『こっちは苦しいから、分かってるよね?』と言っているのだ。
(まったく……食えない爺さんだな)
ともあれ、本船が救助した先代ヴェルフの背景は分かった。聞いている限り、異端審問官というのは基本的に善人な気がする。任務が絡むと厄介過ぎる存在なのだろうが、個人的には好感が持てる。
嫁が異端審問官だから贔屓目に見てしまう部分もあるかもしれないが、彼女の同僚とは出来れば良い関係、理想的には付かず離れずの関係を築きたいと思う。
敵に回してフィーアに悲しい思いをさせたくはないが、あまり距離が近すぎると無私の献身を強要されてしまう。
(献身的な嫌がらせ……デディハラ(Dedicated harassment)と名付けよう。まぁ、フィーアのために、ほどほどに転がされるのも悪くな……――はっ!? も、もしや!? フィーアは教会が仕掛けたハニートラップだったのでは? 本人に自覚は無かっただろうが……嫌じゃない、決して嫌じゃないんだが……うーん、見事に引っ掛かった……しかも、後戻りできないところまでガッツリのめり込んで……これも思惑通りか……? 最初から全部、猊下の掌の上って事か……?)
いろいろと気付いてしまった穂積がオロオロしていると、ちょうどトムが船尾楼から出てきた。
男性が目覚めたそうで、特に暴れることもなく、大人しく身体を温めているらしい。
(すごいな……すぐ起きたじゃん。俺は二日も寝込んで、クリスの前で泣いちゃったけど?)
トムを舷側まで誘導してこっそりと聞いてみた。
「彼の名前は分かりましたか?」
「いや、それが……いくつかあるらしいんだが、もう何者でもないとか言って、よく分からないんだ」
どうやら厨二病を発症してしまったようだ。ならば自分が相手を務めてみようと浴場へ向かう。
「おまえは念のため隠れておいてくれる?」
「あなた? さっさと尋問を済ませた方がいいと思うけど?」
「もしかすると、おまえを覚えているかもしれない。結果的にPTSDを発症して暴れ出す可能性もある」
「暴れるなら始末すればいいじゃない」
「彼は心に傷を負って、何者でもない自分に酔ってしまっている。そんな可哀想な人を放っておけないだろ?」
「あなたがそう言うならいいけど、ジョジョから離れちゃ駄目よ? いい壁になるから」
「はーい」
ジョジョを肉壁呼ばわりすると、フィーアは食堂区画へ消えていった。子供たちとジェンガでもして時間を潰すつもりだろう。
ゼクシィとトムに続いて公衆浴場へ戻ると、男性は湯に浸かりながら、ボーっと水平線を眺めていた。ジョジョとミーレスは男性の背後に距離を取り、浴槽の艏側左右に陣取って警戒を緩めていない。
「先せ……ゼクシィ船長」
「もう、先生でいいかしら」
問診を終えたらしいチェスカが駆け寄ってきて結果を報告した。衰弱しているもののバイタルは安定し、意識もはっきりしているようだが――、
「無気力……?」
「はい。いろいろ質問しても『私は何者でもない……』の一点張りです」
「重症だな」
ジョジョとミーレスに目配せして浴槽の艫側へ回り込み、しゃがみ込んで目線を合わせる。
(ん?)
一拍おいて、男性の双眸が大きく見開かれた。
先ほどまで遠くの水平線を見ていた瞳は穂積の顔、頭髪に焦点を結んでいる。これまでも初対面の人間は必ず黒髪に注目したが、男性の反応は他と少し違っていた。
(……なんだ? 『珍しい』でも、『キモイ』でも、『可哀想』でもない?)
『ミヨイさま』だと勘違いした瞬間のダミダ島民に近いだろうか。だが教皇ですら存在を知らなかった島なのだから、この男性がダミダ島の関係者である可能性は極めて低い。祠から現れた直後に捕縛された不死男の関係者でも、もちろん無いだろう。
「こんにちは。湯加減はいかがですか?」
「…………」
「急激な加温は良くないので、肌がピリピリするようなら言ってください」
「…………」
「白湯、飲みました? 中枢加温も大事ですし、水分補給も点滴だけだと不十分ですから」
「…………」
男性は固まってしまって、ウンともスンとも言わない。驚いているだけでもないようだが、その表情から彼の内心は読み切れなかった。
このままでは埒が明かないので、聞くべき事を聞くことにした。『何者でもない』では困るのだ。何かの拍子に調子が戻って、ヴェルフと名乗られると困る。
「俺は新高穂積と言います。あなたのお名前は?」
「…………」
すると、男性は無言のまま動き出した。身構えるジョジョとミーレスを目で制止して、じっと待っていると、点滴の管が繋がっていない方の腕、右腕の袖を捲って視線を落とした。
男性の野太い腕を見ると、手首から肘にかけてびっしりと刺青が彫られている。ぱっと見て何かの模様かと思ったが、どうやら細かな文字列のようだ。
マックス、アドルフ、ベン、エルンスト、ルッツ、イヴァン、ミヒャエル、ブルーノ、カール、ヒルベルト、ツェザール、オスカル、クリストフ、ケルト、ダニエル、ディータ、ヤン、ドミニク、ハルト、エッボ、オイゲン、フランク、ロレンツ、フリードリヒ、エルヴィン、ルーカス、ガストン、マテウス、ヴェルフ、ゲロルド、ギュンター、ユルゲン、ガブリエル、ゲオルク、グスタフ、ハンジ、オリヴァー、ヘンゼル、エドガー、バスティ、フーゴ、ヘルマン、エルマー、ベルトルト、イザーク、ヤコブ、アーロン、ヨシュア、ヘルムート、ダミアン、グイード、ユリウス、カイ、ハンネス、クルツ、ラース、レオン、ルドルフ、マルク、クラウス、モーリッツ、ニクラス、オットマー、フィリップ、ライナー、ザシャ、シモン、テオ、リヒャルト、カシム――、
腕いっぱいに彫り込まれた数多の名前だった。
よく見るとヴェルフの名もあるが、順不同に散りばめられた名前の森に埋もれている。
小刻みに揺れ動く視線は定まらず、徐々に息遣いが荒くなる。
指の腹で刺青をなぞりながら、必死に何かを探しているように見えた。
「一番大切な名前を教えてください」
「――バルト」
間を置かずにサラッと答えてくれた。
「バルトさん。ようこそ、ビクトリア号へ」
「――っ」
刺青の上に、涙がポタポタ零れ落ちた。
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