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第三章

第一九八話 何故まだ生きているか①

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「一体どういうことじゃ!?」
「閣下! ぶっ叩き過ぎたんです! 魔堰は丁寧に扱うのが基本! きっとイカレたんです!」
「「大使殿!」」
「わかりませーん! もうなんにも、わかりませーん!」

 ビクトリア号組の鑑定が終了した。意味不明の結果にブリエ翁も教皇大使に詰め寄るが、大使はとっくの昔にキャパオーバーだった。

 途中で理解が及ばなくなったゼクシィは、とりあえず各自の魔力容量再鑑定の結果をメモした。


――――――――――

ゼクシィ『000.00』

メリッサ『000.00』

甲板部
ジョジョ『038.54』、ダット『018.93』、ボラド『019.18』、チック『000.00』、ロブ『005.64』、レット『015.36』、ブル『015.35』、イーロ『000.00』

航海部
ゼヨン『017.67』、ヨンパ『017.36』、パゼロ『019.25』

管理調査部
トム『000.00』、クロル『018.26』、ブレスト『021.68』、タフラ『021.63』

事務部
ラック『007.77』、ザッカー『008.88』

司厨部
チェスカ『000.00』、ボリス『012.55』、ベイカー『012.48』

定員外
ナツ『000.00』、ムヅキ『000.00』

――――――――――


 ほとんどのメンバーが魔力容量を大きく伸ばしていた。平民ではまず居ないと言われていた10超えが多かった上、ブレストとタフラに至っては20を超えていた。

 その中で以前とあまり変化が無かったのはロブ、ラック、ザッカーの三名。

 そして特筆すべきは、メリッサと同じ異常な結果を出した者が八名も居たことだ。

 ジョジョの魔力容量はミーレスを超える結果になったのだが、多くの『0』のせいで霞んでしまっている。

「おい! なんでおれが『0』なんだよ!? 絶対なんかの間違いだぜ!」
「「クソ雑魚イーロ! ゼ~ロ!」」

 教皇大使に食って掛かるイーロをレットとブルが小馬鹿にして囃し立てる。ヨハナとのラブラブっぷりに、妬みが限界に達していた二人は、ここぞとばかりに揶揄からかう。

「今日からお前はゼーロだ!」
「ゼーロ! 魔力ゼロで結婚なんて無理だ!」

 性感染症が完治したヨハナはアルローでの新生活をスタートさせたが、事実上、籠の中の鳥だ。遊女が若くして梅毒に侵されるには、それなりの理由があり、例え病気が治ったとしても過去が消えるわけではない。

「そもそもEDじゃ結婚なんて無理……ぐっ!?」
「ぐはっ! 馬鹿レット! ブーメランに巻き込むな!」

 遊郭での記憶を想起されると他者とのコミュニケーションが一切取れなくなる。彼女が恐怖する対象に男女の別は無く、そこにはイーロやチックも含まれた。他ならぬイーロ自身もヨハナの客の一人だったのだから、当然の帰結と言えるだろう。

 彼女を守ると同時に苦しめてもいる事を自覚した時、彼は己のEDに感謝し、プラトニックな関係からのんびりと始めることにしたのだ。桟橋でのラブラブっぷりは、ヨハナにとってはリハビリのようなものだった。

「EDでも出来ることはあるぜ?」

 その辺りの現実と向き合う覚悟を決めたイーロからすれば、この台詞はヨハナの内面を見てのものなのだが、親友であるはずの二人はそうとは受け取らず、お馴染みの罵倒が木霊する。

「「ゼーロ死すべしぃ!」」

 教皇大使は八人にタダで再々鑑定を許したが、何度繰り返しても結果は変わらなかった。

「甲板長。ちょっとこの棒切れ、折ってみてくれますか?」
「あん? ああ……そういうことかぁ」

 チックから受け取った木の棒をジョジョが折ろうとするが、薄っすら光る棒は折れず、傷一つ付かない。

「魔力容量がゼロでも魔法は使えるってことだぁ」
「だから、イーロも心配するな。ちゃんとやってける」
「お、お義父さん!」
「お義父さんじゃねぇ……まだ」

 ブリエ翁も頭を抱えていた。レギオン保有者の二人も『0』だったからだ。魔力容量とは魔女との繋がりの深さであるとは穂積の言だが、これが正しいとすると現状は明らかにおかしい。

「ゼークよ。お主ら、なんで生きとるんじゃ?」
「そうですよ先生! 私は魔力ゼロでレギオンを飼ってるんですか!?」

 ゼクシィにも分からなかったが、医師としての頭をフル回転させて自分たちの症状について考えた。

 最初に変化が起こったのはクリスだ。

 クリスが普通の後天性魔力不全症候群だったことは断言できる。しかし、穂積の指導の下で魔法を使うようになると、徐々に症状は落ち着いてきていた。トビウオ事件以降はまったく違う。レギオンの魔力消費など意に介さなくなった。

 次は自分だが、残念ながら当時の記憶は無い。

 穂積の血を与えられたことと、血中にレギオンが存在していることは確かだが、瞳の色はそのまま、伸びてきた髪は金髪、魔力の搾取も感じない。自分が魔力不全症候群だとは思えない。

 最後はチェスカだった。

「――これだ」

 ゼクシィはレギオンの影に怯えるチェスカに怜悧な視線を送り、彼女だけが見舞われた症状、現状を分析するための鍵について問診を始めた。

「チェスカ。まずは落ち着いて」
「は、はい」
「あなたはホヅミンがホヅェールに与えた血の一部を自ら取り込んだ。そうね?」
「……そうです」
「なんじゃと? 貴様、死にたかったんかのう?」
「いいえ。眷属になれば私も……と」

 当初はクリスとゼクシィが喰われないのは、穂積が一人で三人分のレギオンの魔力搾取を受け持っているからだと考えられていたし、その事はクルーも知っていた。

「眷属のう……。レギオンを介して婿殿の魔力を得ようとしたと言うことかの?」
「はい。浅ましい行いだと自覚は有りましたが、私には必要でしたから」

 レギオンに苦しむ者たちの姿を多く見てきたブリエ翁の目には、チェスカが欲に駆られて軽々しく命をドブに捨てる愚か者に映った。

 必要だと言うが、誰だってより多くの魔力が欲しいに決まっている。ギロリと見開かれる目の迫力は相当なものだが、チェスカは悪びれもせず真っ直ぐに見返した。

「お爺様。その辺でお収め下さい。覇気が漏れております」
「メリッサは良いのかの? 此奴こやつは相当な性悪じゃぞ? 婿殿も物好きな男じゃ」
「お爺様。チェスカさんは入港当日に遊郭に押し入り、隠れていた十四人の重篤じゅうとくな梅毒患者を完治させています」
「梅毒患者? 重篤患者の治療は数ヶ月は掛かるわい! しかも十四人じゃと? 大概にせい! 馬鹿者がっ!」

 ブリエ翁は重厚な覇気を放ってメリッサとチェスカを押し潰そうとした。ホラ吹きに付き合ってやる気は無く、穂積への評価も改めようとしていたのだが――。

「ひひっ!」

 メリッサの肩越しに口を裂いて笑うアンナはブリエ翁の威圧をのらりくらりと受け流し、涼しい顔で宣った。

「性技だけじゃありんせん。性病治療はわちきの十八番おはこざんす」

 チェスカの生体魔法は性病治療、特に梅毒に対して特異な効力を発揮する。始めは魔力欠乏を心配して徐々に慣らしていたのだが、どれだけやっても魔力が減らない。先航のオプシーで、重篤患者全員の治療を終えられたのは彼女の活躍があったからだ。

「貴様……」
「梅毒は避けるもの、捨てるもの。遊女にとっては隠すものでありんす」
「覇気で抗するわけでもなく、ただ受け流すじゃと?」
「男が放つものをいちいち受け止めていては身が持ちんせん」

 ヨハナを始め、養生処にいた遊女たちから現在の遊郭を聞いていたチェスカは、どれほど体制が変わろうと変わらない連中もいることを分かっていた。女将に渡りを付け、門番のサモンを丸め込み、入港日に遊女のふりをして遊郭に潜入。しれっと怪しい女郎屋に忍び込み、禿や新造が匿っていた姉さんを問答無用で治して回ったのだ。

 ブラック・ホェールズの筋肉たちは目を見張り驚愕を露わにした。言葉遣いから元遊女だと分かるが、その女がノーマン前公爵の本気の覇気を受けて平然としている事が信じられない。

「間夫でも無いなら尚のことでありんす」
「ガハ、ガハハハっ! なるほどのう! これが遊女か!」
「すぐ股を開く者もおりんすえ? 紹介しんしょうか?」
「要らんわ馬鹿者! ムヅキを見ていて分からんかったがのう。ようやく得心とくしんしたわい」
「女遊びが足りんせん。でも、ムヅキを見てくれたこと、感謝申しんす」

 ブリエ翁は綺麗な礼をするアンナを見下ろして憮然としながら、ビクトリア号の乗組員名簿を思い出した。

「おい性悪。貴様、アンナ・チェスカじゃったか?」
「チェスカとお呼び下さい。私をアンナと呼んでいいのは、この世にお一人だけです」
「ふんっ、死んでも呼ばんわ。何をされることか……」
「ひひっ」

 覇気を収めたブリエ翁はゼクシィを見やり「邪魔したのう」と一言謝ると続きを促した。

「閣下、どうかご容赦を。チェスカは既に罰を受けておりますので」
「うむ。喰われたんじゃな?」
「はい。彼女の症例だけが通常のレギオン罹患者と同様でした」
「チェスカよ。貴様、元の魔力容量はどんなもんじゃった?」
「えーと、確かカゲロと同じくらいでしたから……1~2? だったと思います」
「……よう生きとるのう。それじゃと余命はほとんど無いと思うが」

 実際にチェスカは養生処で死にかけた。魔力の尽きかけた状態で生体魔法を行使し、ほとんど自殺に近いことを仕出かした。

「馬鹿者! どこまで愚かなんじゃ! わしゃ自殺がこの世で一番好かん!」
「年寄りは過去をほじくり返すからいけません。私は自殺のつもりはありませんでした。魔力の続く限り治療しようとはしてましたが、それは死ぬためじゃない!」
「魔力容量『1』のレギオン持ちがやることではないわい!」
「魔力容量『1』を舐めないでください! 魔力容量に大した意味なんかありません! 一瞬で『1』回復すればいいだけです!」
「魔力欠乏が一瞬で回復するわけないじゃろ!」
「本当に回復したんですよ!」
「あり得ん!」
「本当だぁ――――っ!」
「うるっさいんじゃっ!」

 ゼクシィは「この偏屈爺ぃ」と呟いているチェスカを黙らせ、ペコペコ頭を下げながら少し懐かしさを感じていた。

「要するに、チェスカが何故回復したのかが分かれば、今の状況に説明が付くかもしれないってこと」
「先生。そう言われても分かりません」
「その変わり目で意識があったのはチェスカだけ。普通に喰われて、突然、楽になった。何か切っ掛けや兆候は無かった?」
「うーん? ……んーん…………小指?」
「小指って、例のハルさんの?」
「……そうだ……そうですよ! ホヅミさまがハル姐さんの小指を放り投げたんです!」
「そんなこともあったけど……で?」
「それから楽になりました」

 ナツが十二年も強化し続け、チェスカがお守りとして肌身離さず持っていたハルの小指。今際いまわのチェスカが穂積への指切りに使い、野暮な穂積が対応を誤った一件だ。

「ナツ! 十二年ってなんだ!? 指切りってなんだ!?」
「ふふっ……野暮です」
「……ヤボ? どういう意味だ!」
「ふふふ……」

 ゼクシィもその場にいたが、確かにその前後でチェスカの症状はがらりと変わっていた。まるで何かから解き放たれたかのように顔色が良くなったのだ。

「……先生。そんな呪いみたいに言わないでください。ハル姐さんの小指は悪い物じゃないです」
「それは分かって……――呪い?」

 呪いや呪術なんてものはこの世界には無い。人間の気の持ち様でそのように見える症例もあるだけだ。ほとんどは医者の領分で片が付く。

 そして大抵の場合、家族や友人からの訴えで発覚する。呪われた本人はそれに気づかない。

 穂積が遺したスノーの文伝にはこうあった。

『一旦、呑まれなければパスは繋がらない』

 穂積は一旦は呑まれて魔力容量『100』を得た後、拒絶して『0』になった。これがスノーの言う特殊なコマンドに該当したのだが、ならば自分たちの場合は――。

「魔力容量『000.00』――そういうことか」

 呪いという表現は適切ではないかもしれないが、そういう視点に立てば見えてくるものがある。

 穂積の手紙には鑑定魔堰は契約魔堰に近しいとあった。魔女とパスを繋ぎ、魔力を得て、魔法という力を行使するための契約。

 そのために必要な手続きが、鑑定魔堰に触れて、『鑑定の儀』を受けるだけ。支払うコストは金とゲロ――、余りにもお手軽だ。

 穂積と出会って彼の感覚を知るからこそ感じられる違和感が、ゼクシィに新たな着想をもたらした。

「先生? なんなんですか? ブツブツと独り言を、ホヅミさまみたいに」
「チェスカ! あなたのパスは切れたのよ! 私も、ナツさんも、『0』の人たちは皆んな、魔女とのパスが切れたの! だから、魔力容量『0』で当たり前かしら!」
「パスが切れた? 解約魔堰みたいなことですか?」
「あっ。ちょうどいい例えかしら。この場合、魔女とのパスを切ったのは解約魔堰じゃなくて、ホヅミンだけどね! 流石はホヅミンかしら!」
「……はぁ? ホヅミさまの野暮にそんな力が?」
「おそらく、魔力欠乏症は魔法を使う人間が代償を支払った結果なのよ! 魔女との契約が最初にゲロ吐くだけなんてあり得ないかしら!」
「そう言われてみれば……確かに! なんせ相手はホヅミさまを独り占めする悪女ですからね!」

 呪いだの、契約だの、代償だの、おどろおどろしい二人の会話が聞こえて、たった今、魔女との繋がりを大幅に深めてしまった面子は冷や汗を掻いていた。

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