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第二章
第一〇八話 指輪? 石は貴重品です
しおりを挟むメリッサが連れてきてくれた酒場、『マーメイド・ラグーン』は酒だけでなくオプシーの地魚を使ったフィッシュ&チップスが名物の粋な店だった。
三五人の遺族への弔問で昼食を摂る暇も無かったので、サクッと揚がった白身がとても美味しい。
「落ち着いた良い店だな」
「そうでしょう? 自分もここの魚料理が大好きなのです」
「メリッサ。今日はありがとな。付き合ってくれて」
「何を仰います。自分は嬉しいのです。にいさんに更に惚れ込みました」
「なんか照れるなぁ」
「ちゃんと娶ってください。必ずお爺様を説得して、すぐにアルローへ参ります」
メリッサは随分と柔らかくなった。以前の勇ましさも残しながら、持ち前の正義の幅が拡がったと言うべきか。
実家に戻ることも恐れず、通過点の一つと割り切っているようだ。穂積は律儀な笑みを浮かべつつ、メリッサの旅路の無事を祈る。
「……気をつけてな。内海を北上するんだったか?」
「はい。直轄領を通って行けば危険はありません。パゼロさんも付いて下さいます」
「出発は明日だったか?」
「パゼロさんが張り切ってしまって。足の速そうな船を徴発してくると言ってました。ノーマンの紋が入った懐剣を預けましたので問題ないでしょう」
ゼヨンとヨンパは悔しがっていたが、パゼロなら間違いなくメリッサを無事に送り届けてくれるだろう。もちろん、アルローにたどり着くまで。
「げひゃひゃひゃ! 苦しゅうないぞ! もっとこっちに来い!」
「もう! いやだぁ~! マリオ様ぁ~ん!」
と、店の雰囲気をぶち壊す下卑た笑いが響いた。
先ほどから五月蝿かったが、酒が回ってきたのか、給仕の女性を抱き寄せて尻を撫で回している小太りの男がいた。
ただ、女性がセクハラ被害者かと言えば、そうでもないようだが。
「……まったく。ああいう手合いは何処にでもいるものですね。おそらく貴族でしょう。嘆かわしい」
「まあ、酒の席でのことだ。給仕の人も嫌がっては無いようだし、放っておけばいい」
女性は科を作って、男に媚びている。随分と胸の大きな女性。おそらくゼクシィと同じくらいあるだろう。
(ゼクシィのは、もっと張りがあって上を向いてるけどな)
穂積が垂れ気味の乳をそう品評していると、
「にいさん? なんでしたら自分の乳を揉まれますか?」
「メリッサのおっぱいはアレとは違って美しい。張り合うまでもないだろう?」
「にいさんに揉んでいただければ、もっと大きくなります。お好きにこねくり回してください。むしろ早くしてください」
「ボタンを外して突き出すんじゃありません。はしたないよ?」
混浴風呂で何度か揉んでしまっていたが、意外と大振りで素晴らしく弾力のあるいい乳をしているのだ。
「メリッサはそのくらいでちょうどいい」
「ありがとうございます。お褒めに預かり光栄です」
小太りの男がエスカレートしてきた。爆乳をガッツリ握って揉みしだいている。少しやり過ぎかと思われたが、女性は相変わらずベタベタと、『ホテルに行け!』と言いたくなる感じだ。
「どうだ? ヒッチよ? 我の妻になる気はないか?」
「えーっ!? マリオ様ぁ~! ホントですかぁ~! ヒッチうれぴい!」
(ん?)
「そなたには婚約の証にこの指輪を贈ろうぞ。ヒッチのような美しい女には、このくらいの宝石でなければ釣り合わん」
「えっ!? え~っ! すっごぉ~い! おっきくて綺麗~! マリオ様ぁ! ヒッチうれぴいィ!」
(んん~?)
「さあ、今宵は婚約を祝して飲み明かそうぞ!」
「はぁ~い! ヒッチはマリオ様のモノぉん!」
(あっちゃあ~)
聞いたことがある名前だが、どうやらヒッチではなくて、ビッチだったようである。
ちょうど追加のエールを持って来てくれたソバカスがチャームポイントの給仕の女性に尋ねてみた。ネームプレートを見ればソフィーと言うらしい。
「ありがとう。あの~、ソフィーさん、でいいのかな?」
「はい。ソフィーと申します。お客様、料理のお味は如何でしょうか?」
「とても美味しいよ」
「ここの料理はいつも良い味です」
「ふふっ。お二人とも、ありがとうございます。素敵な旦那様ですね。羨ましいです」
ソフィーはメリッサにそう言って素朴な笑顔を向けた。
「おおっ! やはり、そう見えますか? にいさん、旦那様ですよ」
「あっ! 失礼しました。ご兄妹でしたか……」
「いえいえ! 自分とにいさんは将来を誓い合った仲です。ご慧眼です」
「ええっ!? 兄妹で!? き、禁断の関係というヤツですね? ……ちょっとだけ憧れます」
「いやいや。憧れちゃダメでしょ?」
「し、しかし、妹さんと、その、そういうことですよね!?」
ソフィーの食い付きが予想の斜め上だった。本当にその手の願望があるのだろうか。
「それはそうと……あそこのテーブルのアレは……?」
「従業員がお見苦しいところを……申し訳ございません……」
「ヒッチと言いましたか? どこかで聞き覚えがあるのですが……」
「クロルの……どうやら勘違いだったようだが……」
「あー。トリオの亀……。不憫な……」
二人でデバ亀トリオの一角を憐んでいると、
「あのぅ、お二人は、ビクトリア号の方ですか?」
ソフィーが少し悲しそうに問うてきた。
「はい、そうです。どうやら仲間の一人が勘違いしてしまっていたようです」
「ち、違います……! クロルさんの告白は、ちゃんと受け入れられました……!」
「ん? クロルをご存知で?」
「クロルさん、ブレストさん、タフラさんの三人は常連なんです。以前、クロルさんはヒッチに告白して、ちゃんと成功しました。でも……」
要するに、ヒッチはやはりビッチであり、クロルのことはキープしていただけ。
あの小太り貴族は第五艦隊の一隻の艦長であり、最近、通い始めたご新規様。ヒッチの乳狙いでアプローチを続け、今宵、デカい宝石付きの指輪で落とした、ということだ。
(そして、どうやらソフィーさんは……)
その時、間の悪いことに、店に三人組の亀が現れた。
「「あっちゃあ……」」
メリッサと声がハモった。ちょっと嬉しそうだ。
「い、いらっしゃいませ! こちらの席へどうぞ!」
ソフィーは即座に反応して、件のテーブルから離れた席へと三人を誘導する。
三人は商人組合での宴の二次会なのか、少し顔が赤らんで機嫌がいいようだ。
声にも張りがあり「今夜こそ決めてやる!」「「頑張れクロル!」」なんて盛り上がっていた。
「ほ、本日のオススメは! タコのカルパッチョ! 手長エビのムニエル! ホタテのサラダ! 旬のマダラを使ったフィッシュ&チップス! あとは……!」
ソフィーは一生懸命に意識を逸らそうと頑張ってくれているが、男クロルの決意は固いようだ。
小太りの男性に給仕していると思ったのだろう。ヒッチへ向かって一直線。男らしさが逆に残念である。
「「あっちゃちゃあ……」」
メリッサはまたハモれて嬉しそうだ。ちょっと可愛い。
男クロル、一世一代の大勝負 (負け確)が始まろうとしていた。
「ヒッチちゃん!」
「……あら。クロルさん? どうかしましたか?」
「おれ! おれと! け、けけ! 結婚してください! よろしくお願いしまーす!」
「…………」
男クロルは誠に男らしく、ストレートなプロポーズの言葉を叫び、小さく光る石の付いた指輪を突き出して頭を下げた。
素晴らしい。漢気溢れる素晴らしいプロポーズだ。相手がビッチで無ければ。
ビッチの乳を掴んでいる小太りの男が目に入っていれば、結果は違ったかもしれないが、残念ながらクロルはギリギリのテンパった状態だった。
「「あ~あ。やっちゃった……」」
メリッサが可愛いので頭を撫でながらクロルを見守っていると、二つの指輪をチラチラ見比べたビッチの、無慈悲で、知性を欠いた、辛辣な声が店内に響いた。
「ごめんなさぁい、クロルさぁ~ん。アナタとは無理でぇ~すっ。ヒッチはぁ~、こちらの素敵な紳士と幸せになりま~すぅ。だからぁ~、あっち行ってくださぁ~い」
店内が静まり返る。他の客たちはクロルに対して同情を禁じ得ない感じだ。
しかし、そんな空気をまったく意に介さない貴族が続けて追い討ちを掛ける。
「貴様ぁ~! 我のヒッチに身の程も弁えず! なんたる無礼か! そも、そのような豆粒の如きクズ石で女の心を得ようとは片腹痛いわ! ヒッチのような美しい女には相応の輝きが無ければならぬ! 見よ! 我が妻に贈りし宝石の輝きを! 本来ならば手討ちにするところだが、今宵は記念すべき夜ゆえ、特別に見逃してやろうぞ! このマリオ・ブラドに感謝して、今後は亀のように縮こまって生きるがよい! げぇ~ひゃひゃぴゃ!」
「クロルさぁ~ん! ホントにごむぅえんあそばせぇ~! お~ほほほほほほぉ~! ゲホゲホっ!」
ちゃっかりビッチも乗っかった。クロルが指輪を突き出し、頭を下げた姿勢のままでプルプル震えている。憐れ過ぎて見ていられない。
「しょ、しょっかぁ~。ヒッチちゃん。お幸せに……ぐす……」
クロルはトボトボとソフィーの前を通り過ぎ、大人しく亀のように縮こまって着席した。
ブレストとタフラも焚き付けた手前、どうすればいいか分からないようだ。一緒に亀になっている。
「「ぐすっ……」」
穂積とメリッサの涙腺がハモる。嬉しそうだ。
そこで、空気読み人知らずの貴族様が公爵令嬢に声を掛けてしまう。
「おい! そこな女! ヒッチには劣るが我に侍ることを許す! さような気色の悪い黒髪の男なぞ捨て置き、こっちへ来い! 特別に妾にしてやろう!」
「…………あ?」
「メリッサ……待とうね? 落ち着いて? ね?」
「にいさん……。ふぅ~。……すまんな! 『ブラド卿』! 貴公に侍るわけにはいかぬ! 自分には心に決めたお方が既におるでな!」
「……この女郎! 我を誰だと心得る! 我はブラド子爵家が嫡男! マリオ・ブラドなるぞ! わかったら、とっとと来んか! ……そうさな。服をすべて脱ぎ捨てて参れ! さすれば命までは取らん!」
「…………ああ?」
「メリッサ……! メリッサ……我慢だよ……!」
「にいさんが脱げと仰るならば! 何処だろうと脱ぎましょう!」
「馬鹿エロッサ! 脱がんでいい!」
穂積はメリッサを連れて遠くの席へ移動した。店の客が気絶しかねない。トリオは気付いてすらいない。
「ふん! つまらん男だ! 腰抜けめぇ!」
「ああん!?」
「メリッサ……! あとでいい事……! ね?」
「なら仕方ありません」
トリオの席を見れば、ソフィーがクロルにお酌をして懸命に話しかけている。
「「クロル……ホント節穴」」
メリッサは落ち着いた。
「クロルさん達は、あのビクトリア号の乗組員なんですよね!? クジラ狩りのお話! 聞かせてください!」
「「「船長命令でクジラの鼻先を泳がされました」」」
「え~!? クジラの近くを泳いだんですか!? 生身で!? なんでぇ!?」
「「「囮でぇーす」」」
「おおおっ! すげぇ!」
「兄ちゃん達! 男だなぁ!」
「てことは、クジラは兄さんらのおかげかぁ!」
「すっげぇ~! さすがは傾奇姫の認めた船乗りだ!」
「マスター! お兄さん達に一杯やってくれ!」
「オレからも出してやってくれ! 手長エビ! 三人分な!」
「おい! ソフィー! クロスのほっぺにチュウしてやれ~!」(穂積)
「いいぞ~! チッスです! 口にチッスです!」(メリッサ)
「「ふはははははっ!」」(穂積&ご機嫌メリッサ)
焚き付けられた店内が盛り上がる。
「「「キッス! キッス! キッス! キッス!」」」
頬を赤らめながら、穂積をチラリとみるソフィーにサムズアップしてやると、コクリと頷いた。
「クロルさん! 元気出して! ちゅう~!」
なんと、ソフィーは口にいった。
「ヒュー! ヒュー! いいぞー! ソフィー! もっと! もっと! だっ!」
「クロルさん! がんばれ~! ぶっちゅうぅううう~!」
「「いったぁ~!!」」(穂積&ご機嫌エロッサ)
「こら! エロッサ! 股間を弄るんじゃありません!」
女の子の健気なキッスにクロルの純情が再び目を覚ます。
「ソフィーさん……。ありがとうございます……ぐす……」
「いいえ! クロルさんはカッコいいですよ!」
「ソフィーさん……」
「クロルさん……」
「「クロルぅ~」」
トリオの絆にヒビが入ったようだが、知ったことではない。
そして、自分たちを置き去りに盛り上がるのが許せない子爵様。
「女ぁ~! 黒髪のキショい男のモノを弄るんじゃない! 女郎! こっちは来て尺をせんかぁ! それで勘弁してやろう!」
「自分が咥えるのはにいさんの巨砲のみぃ! 『ブラド卿』の豆粒など! 誰が! 見るのも穢らわしい!」
「キィ~! こぉんのぉ~女郎がぁ!」
「黙れ! 貴公はとっとと領地に引っ込んで伐採でもなされよ! 樹海に呑まれかけとるだろうがぁ!」
「なぬ!?」
そこに新たなる珍客が。艶やかな遊女のお姉様方だ。
「あっ! ナツさん! いらっしゃいませ!」
「ソフィー。おてきのおゆかり様はいんす?」
胸元の大きく開いた美しい衣装に身を包み、しゃなりしゃなりと亀テーブルへ。
ブレストとタフラも元気になって、更に盛り上がる。
ナツは明らかにビッチよりもいい女。子爵様が放っておかない。
「おい! 女郎! こっちへ来て尺八をせい!」
もう、ハッキリと欲望を口にする子爵様。
「あの人さんは?」
「ビッチの旦那様です。ブラド卿です」
もう、ハッキリとビッチと言っちゃうソフィーちゃん。
「ほんにか。樹海ん呑まれかかってんす。大変でありんす」
「なぬっ!?」
「いい雨だっけね」(早く帰れ)
遊女の登場によって分が悪くなり、我慢出来なくなったビッチ。大粒の宝石をあしらった指輪をギラギラ光らせて見せびらかしながら、
「マリオ様ぁ~ん! こんな場末の酒場はマリオ様に相応しくないわぁ~ん! ヒッチとぉ~、もっといいところに行きましょ~!」
「……場末で悪かったなぁ。オマエはもうクビだ」
温厚なマスターが、ついにキレた。
「ひっどぉ~い! まぁ、ヒッチはぁ~子爵夫人になるからぁ~こぉんな店なんか潰してやるぅ~!」
「ふん! 本当に酷い店ぞ! 我が妻ヒッチになんたる言い草! 手討ちにしてくれようぞ!」
ナツはソフィーの給仕を受けつつ、クロルが手に持つ指輪を見やり、周囲の注目を集めるように覗き込みながら、
「クロルさん。そん石、ほんに綺麗ざんす。バザールでござりんす?」
「はい……。クジラの儲け全部、注ぎ込みました……」
「大事にしておくんなんし。ソフィーのこともおがみいす。……あっちのおっきいガラス玉はようざんす」
「なぬっ!?」
貧乏貴族がバレそうになって暴れ出す子爵様。
「なんったる! なんたぁる無礼千万なぁ! 手討ちにしてくれるぅ~!」
「ブラド卿ぉ! 伐採されよ! 伐採ぃ!」
「この女郎! まだ言うかぁ!」
「それが陛下より賜りし使命でしょうに! 伐採貴族がぁ!」
「こなくそ~!」
店の扉をカランカランと開けてパゼロが入ってきた。
「メリッサ。一隻、徴発してきたぞ」
「パゼロさん。お手数をお掛けしました。ありがとうございます」
「可愛いメリッサのためだ。そら、懐剣を返そう」
「パゼロさん。お疲れ様です」
「ホヅミぃ~。メリッサにいかがわしいことをしてないだろうな?」
「まさか! メリッサの方がいかがわしいです!」
「貴様ぁ!」
その様子を見ていたナツは、ギョッとメリッサを見つめて、
「翠玉の瞳……そん懐剣の紋は……おてきはノーマン公爵家所縁のお方でありんす?」
「自分はメリッサ・ノーマン。ノーマン公爵は我が祖父に当たります」
「「「えええええ~!?」」」(店&客&遊女)
「「「そうですよ?」」」(トリオ)
「「ひぇえええええ~!?」」(子爵&ビッチ)
パゼロから懐剣を受け取ったメリッサがしれっと答えると、水戸〇門の『この紋所が目に入らぬかぁ~』の後のような展開になって、子爵様は亀のように縮こまる。
「パゼロさん。徴発した艦の出港は明朝でよろしいでしょうか?」
「ああ。ゴーイング・ブラド号という駆逐艦だ。早朝、〇七〇〇時には出港準備を整えておくと言っていた」
「ゴーイング……おい、ブラド卿。ひょっとして貴公の艦か?」
「徴発? え? なぜ? ノ、ノノ、ノーマン卿?」
「自分の乗艦の艦長に貴公のような男は相応しくない。下船を通告する。艦は用が済んだら母港へ戻らせる故、心配されずとも良い」
「え? へ? ――はぁ!?」
「即刻、領地に引っ込んで伐採なされよ! 奥方も共に伐採なされるがよろしい! 伐採貴族!」
「え? ばっさぁい? なにぃ? ねぇ~、マリオ様ぁ~。この店潰してぇ~」
「ゔううう、五月蝿いぞ! この垂れ乳がぁ~! オプシーなんて、二度と来るかぁ~!」
「「「おととい来やがれ!」」」
こうして、子爵様は夜のオプシーに消えていった。
ガラス玉をギラギラ光らせるビッチは、
「ねぇ~、クロルぅ~! さっきのは冗談よっ! テヘっベロン!」
「ごめんなさい。ビッチさん。おれはソフィーさんのことが好きになってしまった。君とは、もう無理だ」
「…………ちっ」
ビッチに氷点下の視線が突き刺さる。店も常連も助け船なんか出さない。お姉様方はこういう事に慣れているのか、我関せず優雅に飲んでいた。
「クロルさん……」
「ソフィーさん……」
見つめ合う若い男女が頬を染める。クロルがソフィーの手を取って、
「クロル。その指輪、使い回しはカッコ悪い」
「ソフィー。てもせわしのうざんす」(慌てるな)
「「…………」」
穂積の一言と、ナツの忠告により、クロルの指輪は大事に、みんなの酒代になって消えた。
「クロル! もう一頭狩ればいい! 今度は雄だ!」
「「「おがみいす」」」
「「「殺す気か!?」」」
雄クジラは雌の1.5倍はデカいらしい。
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