上 下
71 / 463
第一章

第七一話 叔母さんの説教

しおりを挟む
 穂積は目覚めた――。

 隣には眠り姫。恋人の寝顔を眺め、顔にかかった髪をそっと梳いて流す。

 虚空を睨み、遥かな過去に失われたものを思う。

 イソラから聞かされた大災厄の真実。

 異常な進化を遂げた『レギオン』も恐ろしいが、真に嫌悪すべきは悪辣極まるその用途。

(ラクナウ神国。暴走因子。プリンケス・ゼナトゥス)

 太古の昔に終わったこと。犯人を知ったところで後の祭りに過ぎる。

 その男が何を考えていたのか。その後、どう生き、どう死んだのかは、イソラにも分からない。

 イソラは泣いていた。穂積に分かるのはそれだけだ。

 その男の所業によって母は消え、父はソレを抱えて逝き、娘は願いを託されて永劫の時を引き篭もった。

(どうにかならないか。これじゃあ、あんまりだ)

 イソラは母の思いを、父の願いを捨てられない。

 しかし、既に時計の針を進めてしまった。

 穂積との出会いが、彼女の揺蕩う虚ろな時間を叩き壊した。

(俺との繋がり……か。それが、時空結界を無意味なものにした)

 イソラは待っている。穂積が訪ねて来るのを心待ちにしている。『待つ』ことを自覚した彼女が背負うものは、途轍もなく重い。

「一緒にいてやることくらいなのか。ちくしょう……」

 答えは出なかった。今となっては、穂積にはどうする事も出来ない問題。容赦なく進む時間の流れが、それを許さなかった。

 腕時計を見ると、時刻は午前五時――。

「うわっ!?」

(悩んでる場合じゃねぇだろっ! 海賊は!? 夜襲は!? 『バリスタ』は~!?)

 ビクトリアのベッドがふかふか過ぎたのか、完全に寝過ごした穂積は船橋に走る。もうすぐ夜明けだ。

(焦るな。落ち着け。寝ちまったもんは仕方ない。こういう失敗をしたときは、サラッと流す!)

 覚悟を決めて船橋に入る。

(こういう時は可愛げが大切だ。愛嬌があれば、許してやろうという気になるもんだ)

「おはよーうございまーす! すみませんでしたぁ~。あははっ」
「…………」

 船橋は薄暗い。ビクトリアと同じ瞳がギロリとこちらを向いた。セーラだ。

「あー。えーと。すみません。魔女の眠りに誘われてしまって……」
「…………」

(めっちゃ睨んでる。セーラさん怖い。ビクトリアより怖いかも)

「ごめんなさい」
「はぁ――――」

 長い溜息を吐かれた。操船中のセーラが厳しいのは知っていたが、やはり賊の襲撃前に寝てしまったのはいただけない。緊張感に欠けると思われても仕方ないだろう。

「このまま距離を維持! 怪しまれない程度に食い付かせ続けな! 四隻の船影! 絶対に見逃すな!」
「「「アイアイ・マァ~ム! (ざまぁ~!)」」」

(くっ! 副音声が聞こえるぅ~!)

「ホヅミ。そこに座んな」
「えっ? ここに? あのぉ、そういうのはパワハラ……」
「座れ」
「イエス・マム」

 船橋の床に正座する穂積の前に立つセーラ。薄暗くてよく見えないが、船橋配置の面々が満面の笑みでこちらを見ているのが分かる。

(ちっ! 前見とけや! 航海士っ!)

「ホヅミぃ」
「はいっ!」
「アンタってやつは――」

 それから長い長い説教が始まった。すべてがおっしゃる通りの内容ばかり。足が痺れ、耳にタコができる。乗組員から偶に聞こえる「ぷっ」と噴き出す音が神経を逆撫でする。

(こういう叱り方は良くない。結局、なんにも覚えてないパターン。部下のモチベーションが下がるだけ)

 偉そうに脳内でセーラの指導方法を批評する穂積。反省していない訳ではないのだが、どうにも納得できない。

 だが、ここで反論したり、不貞腐れたり、逆ギレしたりしてはいけない。

 この手の上司は腐るほど見てきた。特になんちゃって治外法権の船上ではパワハラなんか当たり前だ。

 最近は過剰に『ハラスメントはダメ絶対』な風潮があるのでマシになってきているが、それでも長年の癖になっている人は治らない。船に乗ると性格が変わる人もいる。

(基本はヨイショと太鼓持ち。相手の言いたいことを把握して、気持ちよく怒ってもらおう)

「ビクトリアの伴侶になろうって男がこの体たらくでどうするさね!」
「はい! まったくおっしゃる通りです! 自分が情けない限りぃ! 何故にあそこで寝てしまったのかぁ……。悔やんでも悔やみ切れません……。なんとしてでも、ビクトリアとの関係をセーラさんに認めていただくためにぃ! 此度の失敗を猛省しぃ! 粉骨砕身っ! 努力して参ります!」
「そうさねっ! まったく情けない!」
「はい~! 無い無い尽くしの浅学非才の身なれどもぉ! ビクトリアを愛しぃ! 慈しむ気持ちは誰にも負けてまてん! どうかぁ! どうか今後ともぉ、セーラさんには、ご指導ぅ! ご鞭撻のほどぉ! 何卒、宜しくお頼み申し上げますぅ~!」
「まぁ、アンタにその気があるなら、考えてやるわさ」

(よし。許す流れに乗った。ここで言われて嬉しいであろう部分を褒める)

「セーラさん……。なんてぇ、なんて寛大なお言葉ぁ~! セーラさんの優しさがぁ! ビクトリアやゼクシィを、あんなに素晴らしい女性に育てたんですねぇ~! ありがとうございますぅ~!」
「あの子らが立派なのは、本人たちの努力の賜物さねぇ~」

(よし。トーンダウンしてきた。後はこちらも過度に卑下せず、されど反省した風を出しつつ、穏やかに話を逸らす)

「いえ。いいえぇ~。セーラさんがいらっしゃらなければ、今の二人は無かったことでしょう。セーラさんの思いが、二人に通じているんです。なんて愛の深さでしょうか。まぁ、俺も二人への愛なら、負けるつもりはありませんがぁ」
「そうかね。あの子らの背負っているものは重いが、その覚悟はあるのかい?」
「俺はまだ一般常識程度しかトティアスを知りません。ですから、いい加減な安請け合いはできません。しかし、二人を手放すつもりもありません」
「そうだったさね。アンタは何も知らないんだわさ」

(よし。語らせよう。後は相槌を入れながら、聞きておけば終了だ)

「教えてください。トティアスのこと。二人の背負っているもののこと。なんでも聞かせてください」
「いいさね。良くお聞き――」

 セーラの異世界講釈が始まった。長い長い長い説話だ。

 要所で「ウンウン」と相槌を入れ、偶に驚いた風に「えっ!?」と顔芸を挟み、質問されたら考えた結果としての「わかりません……」、何かの答えを教えてもらったら「なるほどですねぇ~!」と感心してやる。

(ノリノリだなぁ。気持ち良さそうに喋ってくれてる。この説教は楽な方だな。セーラさんって意外と素直な人なのかも)

 セーラは身振り手振りで知識をひけらかし、含蓄のありそうな言葉を謳い、武勇伝を語り出す。

「――特に前回の諸侯会議の席でのアレは傑作だったさね! 精製魔法適性者の乗船規定を航路毎に細分化し、更に締め付けを厳しくしようと提起したサザーランド卿に、ビクトリアが食ってかかったんだわさ! 両者まったく譲らず平行線を辿り、覇気の応酬まで始まる始末! 最後にはトティアニクス・ゼト・ムーアが――」

「――『ゼト』だとぉ!?」

 大人しく話を聞いていた穂積が突然、大声で叫んだ。何事かと船橋がざわつき、セーラも狼狽えている。

「き、急に、な、何さね?」

 穂積の顔芸が唐突に終わり、阿修羅になっていた。

「『ゼト』ってヤツ! 何処《どこ》の何奴どいつだぁ!?」
「ホ、ホヅミ。アンタは何を言ってんだい。びっくりするだろぉ……」
「……うおっほん。すみません。セーラさん。突然、敵の『あだ名』が出てきて驚いてしまっただけです。それで、それはどちらの『ゼト』です?」

 セーラは意味不明と言いたげに、そして、穂積の台詞の不穏さにたじろぎながら、

「アタシが言ってるのは、神聖ムーア帝国の当代皇帝のことさね。皇帝は代々、即位と共に襲名するわさ。その皇帝の名前が『トティアニクス・ゼト・ムーア』だわさ」

(帝国の皇帝か。襲名……ということは、プリンケツ本人では無いな。だが、名を継ぐということは――)

「つまり皇帝は俺の敵ってことですねっ!」
「なっ!? 何を言ってんだ! 冗談でも馬鹿なこと言うんじゃないさねっ!」
「プリンケツは俺の敵だ!」
「プリン……? 誰だソレ?」
「皇帝の先祖はクソ野郎だぁ~!」
「やめろぉ! 死にたいのかぁ~!」

 セーラによると、歴代皇帝は世界のために尽力してきた偉人ばかりだと言う。時代を揺るがすような事態に対しての対応が異常に早く、すべての危機を最小限の被害で抑えてきたらしい。

 当代皇帝も自ら積極的に動くことは無いものの、並み居る貴族をまとめ上げて安定した治世を築いているとのこと。

「そうですかぁ? そうですか。そうなんですねぇ……」

 穂積としては皇帝も敵認定したかったが、相手が大きすぎることは分かる。不信感をムンムンと漂わせつつ、結論を保留することにした。

「じゃあ、イーシュタルだったらいいですか? 敵ってことで」
「――っ! ホ、ホヅミ、アンタなんで知ってんだい?」
「メリッサから聞きました。クソシュタルは俺の敵です」(クリスの無念! 恨み晴らさでおくべきか!)
「アンタって奴は……。そのためにイーシュタルを敵に回すと、自分で決めたのかい?」(ビクトリアのために、大貴族を敵と定めたのか)
「当然です。裏ルートは潰さなければなりません」(違法奴隷のな)
「なんて男だい……。あの子の無念をそこまで分かっているとは」(デッチの海賊を支援してきた裏ルートを潰して遺恨を断つと!)

 セーラは勘違いしているのだが、目指す結果に齟齬は無い。イーシュタルが手広く裏ルートに根を張っている故のことだった。

「ホヅミぃ! 姪っ子たちのことはアンタに任せた! 必ず幸せにしておやりぃ!」
「はい! お任せください!」
「あの子らもいい年だわさ! とっとと孕ませな!」
「アイアイ・マ~ム!」

 船橋各所から歯軋はぎしりが聞こえる。セーラに認められた穂積を止められる者はいないのだ。

(あー。いい音だぁ~。航海士諸君。まぁ、励みたまえ。わはははっ)

「にいさん! 自分もいます! 自分にもお願いします!」
「「――っ」」

 いつの間にか至近距離まで寄ってきていたメリッサ。薄暗くて気づかなかった。

「でかい声出すなってんだわさ!」
「エロッサ! 耳元では止めろ!」

 見張り台で後方監視の任に就いていたメリッサ。セーラに向かってビシッと直立する。

「報告します! 現在、海賊艦隊は本船後方、約二マイルを追走中! 散開する様は認められません!」
「よーしよし。ちゃんと着いてきてるさね。ボチボチ夜明けだ。ちょいと距離を取るだわさ。――増速! 第四戦速!」
「増速! アイ! 第四戦そぉく!」

(なるほど。海賊船から逃げてる……いや、釣り出してる最中なのか。『バリスタ』の出番は近いなぁ~。しかも――)

「メリッサ。海賊艦隊って言った?」
「はい。にいさん。四隻の海賊船に追われています」
「四隻ね。ほうほう。見えさえすれば『バリスタ』の餌食だな!」
「はい! ついに! にいさんの巨砲が火を噴くのですね!」
「噴くのは水だがな!」
「はい! 液体には違いありません!」
「黙れエロッサ!」
「はい! 黙ります!」

 穂積とメリッサの仲良さげ、というか少々卑猥なやり取りに船橋の航海士たちが瞠目して、まさかの可能性に思い至る。

「まさか……メリッサまで?」
「あのメリッサを、――エロッサだとっ!?」
「し、しかも、メリッサが従順に……にいさん?」
「航海部の紅一点を毒牙に!?」
「ゆ、許せんっ! 俺たちの大事なメリッサを!」
「そんなに、きょ、巨砲なのか?」
「メリッサが壊れちまうっ!」
「今、紅一点って言ったやつ。出てくるさね。アタシのことを忘れたわさ? そうに違いないわさぁ~」
「ひぃ! ノー・マム! ノー! の、のの、ノォ~っ! ぶへぇ――っ!」

 口の滑った航海士が一人いたが、概ね穂積への悪感情が滲む。航海部には所帯持ちが多く、メリッサを娘のように可愛がっているのだ。メリッサが犯されたと思い込んだ者も少なくなかった。

「「「メリッサは渡さん!」」」
「やめてください! 頼んでません! 自分はにいさんの女となり巨砲に乗るのです!」
「やめろ! ホヅミだぞ? あの女垂らしだぞ?」
貧乳せんちょう爆乳せんせい幼乳クリスまで! あらゆるおんなに手を出すような奴にお前は渡せん!」
「メリッサ! 考え直せ。それとも、もう遅いのか?」
「もう、ガバガバにされちまったのかぁ~?」
「う、うううああぁぁ~。メリッサぁ~」
「か、可哀想に……。痛かっただろう……」
「ホヅミぃ。少しはいたわってやってくれんか? あんまりだぁ~」

 まだ、何もしていないのに、航海部の中で穂積はメリッサをキズモノにしたスケコマシになった。

「「「このクズがぁ!」」」
「……なんで?」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!

SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、 帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。 性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、 お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。 (こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜

仁徳
ファンタジー
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。 森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。 その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。 これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語 今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ! 競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。 まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。

異世界転生漫遊記

しょう
ファンタジー
ブラック企業で働いていた主人公は 体を壊し亡くなってしまった。 それを哀れんだ神の手によって 主人公は異世界に転生することに 前世の失敗を繰り返さないように 今度は自由に楽しく生きていこうと 決める 主人公が転生した世界は 魔物が闊歩する世界! それを知った主人公は幼い頃から 努力し続け、剣と魔法を習得する! 初めての作品です! よろしくお願いします! 感想よろしくお願いします!

処理中です...