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「あのさ、お前らそういや彼女とかいるの?」
ファミレスで注文したものがそろってから、俺はおもむろに切り出す。
夕方4人で集結して、俺は律の卒業前夜祭と称して外食を提案した。
夕飯前にアウトレット家具屋で4人の男が並んで座れるソファを購入した後の話だ。
テレビ見るのにずっと床に座るのもどうかと思ったので。俺と朔と公平の金で買った。
その時「ソファよりベッドが必要では?」と公平が言ったが、誰も賛同しなかった。
いつまで4人で床で寝る気だって話なのはわかってる。
だが一階のリビングで寝ないとなると、2階の部屋で寝ることになるが。なんと2階には部屋が3つしかない。
4人住まいなのに何故に3部屋しかないのよ。
その答えは誰も知らない。
そもそも俺たちが住んでる一軒家は今回の同棲生活にあたってあてがわれた家だ。
おそらく画家をしていた白井家の今は亡きじいちゃんがアトリエとして買った家だと思う。
だから昔はどこかの家族が住んでいたんじゃないか。こぢんまりとした白い家にはなんの痕跡も無いが。
それで、だ。
二階でそれぞれ分かれて寝るとして1人余る。余った者は1階で寝ることになる。
その1人をどう決めるか、という空気になって誰もこうしよう、と意見を提案できなかった。それでご破談、ベッドはまた今度考えることにして4人の寝るスペースを圧迫するソファを買ってしまった。
全員なんかおかしいだろ、とわかっていて、公平はちゃんと口に出して「おかしいだろ」と言っていたけども。
だってもしも律が公平を好きだとしたら、別々に寝るのは嫌なんじゃない?
という謎の気がまわって俺は口を閉ざしたのだ。
まずは意思の確認。それが最優先。
というわけで冒頭に戻る。
俺の世間話には誰も目を輝かせることはなかった。普通もうちょっとくいついてくる話題ではないかと思うが。
俺は空気を取り繕ってへらりと笑ってみせる。
「俺はいないんだよねえ。これでも大学では結構モテたんだけどね?」
「聞いてない。全然聞いてない」
朔が至極つまらなそうにパスタをフォークに巻きつけている。
口調は冷たいが乗っかってきてくれるだけ優しいのかも。
「なんだよ、じゃあどうなの」
「もちろんいない。そんな暇は無いからな」
「でも学生の時は結構声かけられてたよな」
「くだらん。知り合いでもないのに話しかけられては迷惑だ」
「つまんねえなあ」
天津飯を俺は食べながら向かいの律と公平に目を向ける。
公平はチキン南蛮を食べていて、メニューのところにたてかけてあるなにかをじっと見つめている。
子ども向けの間違い探しだった。全然話聞いてねえ!
「なんでそんなこと聞くんですか」
じっとりとなにか恨みがましい視線を律は送ってきてぼやいている。
俺はどこ吹く風だ。
「え、なんとなくだけど。なんで?」
「……」
質問に質問で返したからか質問の内容がそれだからか律は不満そうに一度口を閉ざして。でも根が優しいので答えてくれるのだ。
「付き合ってる人なんていません。好きな人は、いますけど」
「そうなんだ、えー誰? 学校の子?」
いよいよもって律は俺を睨んでくる。
なんでそんなに不機嫌そうなんだ。やっぱり本当に隣の男が好きだからなのか。
と思ってたら急に足を強く踏まれた。
「っでぇ!」
飛び跳ねかけて膝が低い食卓にがつんと当たる。
律は目を丸くしてるので犯人は隣の、なにも起きてませんよという顔をしてる兄だ。
どうあれ弟をこれ以上いじめると兄からの仕返しがもっとひどくなりそう。
俺の悲鳴のおかげか、間違い探しが終わっただけなのか公平がやっとこっちを見たので矛先を変えてみる。
「公平は?」
「なにが」
やっぱ聞いてねえー!
「彼女だよ、いないの?」
公平はぽかんとする。
それから3人の視線が自分に集中していることに気がついて目線を落とした。
「いるわけねえだろ」
その答えは予想通りだがひっかかる。
いない、ではなく、いるわけない、とはこれいかに。
公平だってモテないわけではない。
学生時代もマイペースに過ごしていたこいつだが、そういう群れない、我のあるスタンスが評価されていたのかただ見た目が悪くないからか女子には結構人気だった気がする。
「好きな人もいないんですか」
律が聞くと公平は首を傾げた。
「お前らかな」
ん?
「ふぇ?」
律が変な声を出す。
俺も思わず固まってしまった。
「お前らと遊んでるの、好きかな」
「そ、そっかー」
あはは、と俺のから笑いがむなしく響く。
仲が良いと思っている相手に、俺もそう思う、と告げられるのはなかなか嬉しいものだ。同時に気恥ずかしい。
だが本人は恥ずかしいことを言った自覚などないのだろう、平然と食事をしている。
律は石になったのか? というくらい動かないしそれを眺めて朔がため息を落としていた。
結局判然とはしなかったが律が公平を好きかも、という色眼鏡で見るともう全部それを裏付けるように見えてくる。
やはりこれははっきりと聞くしかないのかもしれない。
ファミレスを出ると外はもう暗かった。
ここから家まで徒歩でそう遠くない。
風が涼しい中俺たちはだらだらと家へと歩いていた。
前を歩く朔と公平から俺と律は少し距離ができた。お、これは話すチャンスだなと思っていたら律のほうから声をかけてきた。
「修十さん、さっきのなんなんですか」
「え? なにが?」
しらばっくれてみると律はむっと口を尖らせる。
「好きな人、とか」
「ああ、いやほんとそういやそんな話してなかったなあってだけだけど。男4人一緒に住んでて、彼女持ちがいたらなんかほら、いろいろあるかなって」
「そうですか……」
納得してないな。
「兄上から聞きました?」
律が一歩切り込んでくる。
瞬間俺は迷った。本当のことを言うべきか言わざるべきか。
でも言ったら朔の口が軽いって思われちゃうかなあ。
「なにが?」
「いえ……」
ここは悪いが嘘をつかせてもらう。
律は足元を見下ろしながらとぼとぼ歩く。
「お前こそ、朝なんか言いかけたよな」
「あれは……その」
「言いにくいことなの?」
「いえ。別に。ただちょっと、勇気は必要ですけど」
「卒業式に関係あること?」
「いいえ……」
「なんだよ。言ってみろって」
「はい。……あの、その、明日私、告白しようと、思って」
とぎれどぎれだが言ってくれた。
やはり朔が言っていたことだ。
「え、告白。すげえな、頑張れ!」
前の2人に聞こえないよう声をひそめて応援すると、律は頷きながらも釈然としない。
「不安なの?」
「……はい、多分。フラれるので」
「俺はお前がフラれるとこ想像できないけどな」
正直に言うと律はぱっと顔を上げた。どこかすがるような眼差しだ。
「応援してくれるんですか?」
「いや普通にするけど。でも俺の応援に効果があるか? 相手が誰かも知らないし、見込みがあるかとかわかんねえよ。ただお前ならモテモテかなあって」
「兄上は応援してくれないんです」
「え。なんで? 朔が知ってる相手なんだ?」
「あ、いえ……」
言葉を濁す相手が逃げないよう俺は問い続ける。
「けっこう前から好きな相手なの?」
「えっと、はい」
「相手は律のこと知ってるんだよな」
「知ってますね」
「朔が応援しないのは珍しいよな。あいつは絶対お前の味方だろうから。言い方悪いけどその相手はお前に不利益な相手なんじゃね?」
「そんなこと! ないです!」
断固否定する。
荒げた語調が聞こえたのか前の2人が立ち止まり振り返っていた。
はっとして律は申し訳なさそうにうなだれる。
なあこれほんとに、もしかするともしかするのか。
「朔には誰だか言ってないんだ?」
「はい……」
前方の2人は待ってくれている。
もう秘密の会話は時間切れだ。
だから最後に俺は律にささやいた。
「それ朔も俺も知ってる奴だろ」
律が目を見開いて俺の顔を仰いだ。
その表情はまるで罪をあばかれた者のそれだ。
聞いといてなんだが俺もそんな顔をしていたかもしれない。
こりゃそれだわ。朔、やっぱお前はブラコン。決定。
だってお前の思ったとおりだもんきっと。
律が口を開きかけた時、
「あ」
と公平の声がした。
ファミレスで注文したものがそろってから、俺はおもむろに切り出す。
夕方4人で集結して、俺は律の卒業前夜祭と称して外食を提案した。
夕飯前にアウトレット家具屋で4人の男が並んで座れるソファを購入した後の話だ。
テレビ見るのにずっと床に座るのもどうかと思ったので。俺と朔と公平の金で買った。
その時「ソファよりベッドが必要では?」と公平が言ったが、誰も賛同しなかった。
いつまで4人で床で寝る気だって話なのはわかってる。
だが一階のリビングで寝ないとなると、2階の部屋で寝ることになるが。なんと2階には部屋が3つしかない。
4人住まいなのに何故に3部屋しかないのよ。
その答えは誰も知らない。
そもそも俺たちが住んでる一軒家は今回の同棲生活にあたってあてがわれた家だ。
おそらく画家をしていた白井家の今は亡きじいちゃんがアトリエとして買った家だと思う。
だから昔はどこかの家族が住んでいたんじゃないか。こぢんまりとした白い家にはなんの痕跡も無いが。
それで、だ。
二階でそれぞれ分かれて寝るとして1人余る。余った者は1階で寝ることになる。
その1人をどう決めるか、という空気になって誰もこうしよう、と意見を提案できなかった。それでご破談、ベッドはまた今度考えることにして4人の寝るスペースを圧迫するソファを買ってしまった。
全員なんかおかしいだろ、とわかっていて、公平はちゃんと口に出して「おかしいだろ」と言っていたけども。
だってもしも律が公平を好きだとしたら、別々に寝るのは嫌なんじゃない?
という謎の気がまわって俺は口を閉ざしたのだ。
まずは意思の確認。それが最優先。
というわけで冒頭に戻る。
俺の世間話には誰も目を輝かせることはなかった。普通もうちょっとくいついてくる話題ではないかと思うが。
俺は空気を取り繕ってへらりと笑ってみせる。
「俺はいないんだよねえ。これでも大学では結構モテたんだけどね?」
「聞いてない。全然聞いてない」
朔が至極つまらなそうにパスタをフォークに巻きつけている。
口調は冷たいが乗っかってきてくれるだけ優しいのかも。
「なんだよ、じゃあどうなの」
「もちろんいない。そんな暇は無いからな」
「でも学生の時は結構声かけられてたよな」
「くだらん。知り合いでもないのに話しかけられては迷惑だ」
「つまんねえなあ」
天津飯を俺は食べながら向かいの律と公平に目を向ける。
公平はチキン南蛮を食べていて、メニューのところにたてかけてあるなにかをじっと見つめている。
子ども向けの間違い探しだった。全然話聞いてねえ!
「なんでそんなこと聞くんですか」
じっとりとなにか恨みがましい視線を律は送ってきてぼやいている。
俺はどこ吹く風だ。
「え、なんとなくだけど。なんで?」
「……」
質問に質問で返したからか質問の内容がそれだからか律は不満そうに一度口を閉ざして。でも根が優しいので答えてくれるのだ。
「付き合ってる人なんていません。好きな人は、いますけど」
「そうなんだ、えー誰? 学校の子?」
いよいよもって律は俺を睨んでくる。
なんでそんなに不機嫌そうなんだ。やっぱり本当に隣の男が好きだからなのか。
と思ってたら急に足を強く踏まれた。
「っでぇ!」
飛び跳ねかけて膝が低い食卓にがつんと当たる。
律は目を丸くしてるので犯人は隣の、なにも起きてませんよという顔をしてる兄だ。
どうあれ弟をこれ以上いじめると兄からの仕返しがもっとひどくなりそう。
俺の悲鳴のおかげか、間違い探しが終わっただけなのか公平がやっとこっちを見たので矛先を変えてみる。
「公平は?」
「なにが」
やっぱ聞いてねえー!
「彼女だよ、いないの?」
公平はぽかんとする。
それから3人の視線が自分に集中していることに気がついて目線を落とした。
「いるわけねえだろ」
その答えは予想通りだがひっかかる。
いない、ではなく、いるわけない、とはこれいかに。
公平だってモテないわけではない。
学生時代もマイペースに過ごしていたこいつだが、そういう群れない、我のあるスタンスが評価されていたのかただ見た目が悪くないからか女子には結構人気だった気がする。
「好きな人もいないんですか」
律が聞くと公平は首を傾げた。
「お前らかな」
ん?
「ふぇ?」
律が変な声を出す。
俺も思わず固まってしまった。
「お前らと遊んでるの、好きかな」
「そ、そっかー」
あはは、と俺のから笑いがむなしく響く。
仲が良いと思っている相手に、俺もそう思う、と告げられるのはなかなか嬉しいものだ。同時に気恥ずかしい。
だが本人は恥ずかしいことを言った自覚などないのだろう、平然と食事をしている。
律は石になったのか? というくらい動かないしそれを眺めて朔がため息を落としていた。
結局判然とはしなかったが律が公平を好きかも、という色眼鏡で見るともう全部それを裏付けるように見えてくる。
やはりこれははっきりと聞くしかないのかもしれない。
ファミレスを出ると外はもう暗かった。
ここから家まで徒歩でそう遠くない。
風が涼しい中俺たちはだらだらと家へと歩いていた。
前を歩く朔と公平から俺と律は少し距離ができた。お、これは話すチャンスだなと思っていたら律のほうから声をかけてきた。
「修十さん、さっきのなんなんですか」
「え? なにが?」
しらばっくれてみると律はむっと口を尖らせる。
「好きな人、とか」
「ああ、いやほんとそういやそんな話してなかったなあってだけだけど。男4人一緒に住んでて、彼女持ちがいたらなんかほら、いろいろあるかなって」
「そうですか……」
納得してないな。
「兄上から聞きました?」
律が一歩切り込んでくる。
瞬間俺は迷った。本当のことを言うべきか言わざるべきか。
でも言ったら朔の口が軽いって思われちゃうかなあ。
「なにが?」
「いえ……」
ここは悪いが嘘をつかせてもらう。
律は足元を見下ろしながらとぼとぼ歩く。
「お前こそ、朝なんか言いかけたよな」
「あれは……その」
「言いにくいことなの?」
「いえ。別に。ただちょっと、勇気は必要ですけど」
「卒業式に関係あること?」
「いいえ……」
「なんだよ。言ってみろって」
「はい。……あの、その、明日私、告白しようと、思って」
とぎれどぎれだが言ってくれた。
やはり朔が言っていたことだ。
「え、告白。すげえな、頑張れ!」
前の2人に聞こえないよう声をひそめて応援すると、律は頷きながらも釈然としない。
「不安なの?」
「……はい、多分。フラれるので」
「俺はお前がフラれるとこ想像できないけどな」
正直に言うと律はぱっと顔を上げた。どこかすがるような眼差しだ。
「応援してくれるんですか?」
「いや普通にするけど。でも俺の応援に効果があるか? 相手が誰かも知らないし、見込みがあるかとかわかんねえよ。ただお前ならモテモテかなあって」
「兄上は応援してくれないんです」
「え。なんで? 朔が知ってる相手なんだ?」
「あ、いえ……」
言葉を濁す相手が逃げないよう俺は問い続ける。
「けっこう前から好きな相手なの?」
「えっと、はい」
「相手は律のこと知ってるんだよな」
「知ってますね」
「朔が応援しないのは珍しいよな。あいつは絶対お前の味方だろうから。言い方悪いけどその相手はお前に不利益な相手なんじゃね?」
「そんなこと! ないです!」
断固否定する。
荒げた語調が聞こえたのか前の2人が立ち止まり振り返っていた。
はっとして律は申し訳なさそうにうなだれる。
なあこれほんとに、もしかするともしかするのか。
「朔には誰だか言ってないんだ?」
「はい……」
前方の2人は待ってくれている。
もう秘密の会話は時間切れだ。
だから最後に俺は律にささやいた。
「それ朔も俺も知ってる奴だろ」
律が目を見開いて俺の顔を仰いだ。
その表情はまるで罪をあばかれた者のそれだ。
聞いといてなんだが俺もそんな顔をしていたかもしれない。
こりゃそれだわ。朔、やっぱお前はブラコン。決定。
だってお前の思ったとおりだもんきっと。
律が口を開きかけた時、
「あ」
と公平の声がした。
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