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戦略的結婚(下)
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モブ姦/強姦/キモモブ/69/結腸責め/淫語/無理矢理/ねっとり/シリアス
Fragment一部作目 第百節閲覧後推奨
戦略的結婚(上)の続き
毛穴からも汗が滴り落ち、しっとりと濡れながら熱を呼び起こされるような感覚。早まる呼吸にも、心なしか艶が帯び始めた。
「あッ……やめ、触んなぁ……ッ!」
「おほっ、気持ちいいでしょ?気持ちいいよね?だってこんなにビンビンなんだもの!」
「あァっ!?」
男に不意に胸の飾りをしゃぶられ、レイは上ずった悲鳴をあげる。舌で全体を舐め回され、甘噛みされ、吸い上げられる。もう片方は胸に埋め込むかのように指で突き刺し、そのままぐりぐりとほじられた。痛みすら感じる刺激は甘い疼きとなって、先端から体全体へ巡るように広がっていく。
「あぁアん!やだっ、ア、離せよぉ……!」
「おっぱいで感じてるんだね、可愛いなぁさすがぼくのお嫁さん!」
「やぁア、だ……や、めぇろよぉ……!」
「まだ母乳は出てないけど、でも大丈夫!ぼくがこってり種付けすれば、きっと沢山出るからねぇ」
千切れそうなほどに抓り上がられ、レイは身悶えた。強すぎる快感のせいか、それとも薬の効果のせいか。レイの体には着実に快楽が芽生え、彼の意思とは関係なくくねりを見せている。その媚態が男を煽っていることに、レイは気付くことが出来なかった。
「でもそろそろ、ぼくのことも気持ちよくしてほしいなぁ。旦那さんを気持ちよくさせるのは、お嫁さんのお仕事だからねぇ~」
男はそう告げると、レイと寝台の間に体を割り込ませる。頭と足がレイとは逆方向になるように寝転ぶことで、力強く勃起している肉棒がレイの眼前で存在感を露わにした。
天を仰ぐ赤黒い剛直の姿が視界に入り、レイは硬直する。竿の部分には太い血管がいくつも浮き上がり、どくどくと呼吸しているかのよう。先端の亀頭からは先走りのような透明な蜜が溢れ、つぅ、と垂れている。あまりに卑猥でグロテスクなそれに思考が停止してしまい、目を逸らすことすら出来ない。
「ひっ……!」
「ぼくのおちんちん、気持ちよくしてくれるよね?ぼくもレイたそのこと、もーっと気持ちよくしてあげるよ?」
「ゃ……ぃや、そんな……!」
「大丈夫!お風呂は毎日ちゃんと入ってるから!ここも丁寧に洗ってるよぉ?」
「ちが、そうじゃ……ない……!」
「別にずっとこのままでもいいよぉ?その分ぼくは、レイたそのえっちな穴を気持ちよくさせてあげられるからね~」
さわさわ、と太腿から尻肉を撫で上げられると、びくりと体が反応する。こんなグロテスクな屹立、絶対に咥えたくない。しかしどこか話の通じない男だ、本当に永遠にこのままの姿を晒される可能性がある。
薬の影響でまとまらない思考をどうにか掻き集め、残り僅かとなった理性で考える。悔しいが今自分はこの男一人に、立ち向かえる術がまるでない。ならば抵抗を続けるよりも、さっさと行為を終わらせてしまった方がまだ脱出の希望はある。意を決して、男の雄を口に含み始めた。
「おほぉお……!いいよぉレイたそ、その調子だよぉ」
「んン、うっ……ぷ、ぇ……」
「あぁ……レイたそのお口おまんこ、とぉっても気持ちいいよぉ……おふぅ、最高……」
恍惚に震える男の声を背中に受けながら、まず亀頭を咥え、舌を這わせる。ちろちろと擽るように鈴口を刺激すると、その愛撫に悦んで粘着質な蜜が溢れた。
「ぅ、ふぁ……んん……」
蜜を掬い、幹に塗りたくる。下から上へ、射精を促すように強弱をつけながら舐めていく。ぱくりと喉奥に突き刺ささるまでしゃぶり、口を窄めて扱きあげれば男の腹が揺れ、質量が増していく。蕩けた吐息を吐きながら、満足そうに男が声をかける。
「うふぅ、凄くお上手だねぇレイたそ。じゃあぼくも、もっと気持ちよくしてあげる」
「んァ!?ひゃ、ぁンんんッ」
男の眼前に晒された窄まりを、ざらりとした感触が走った。生温かく湿った何かに後孔の縁をなぞられて、腰骨から背筋まで、快楽が一閃に駆け抜ける。それが男の舌ということは、ふぅっとそこに息をかけられたことで理解できた。
「やだァあ、そ、んなとこッ……な、舐めんなよぉっ……」
「うふふ、ヒクヒクしてるよ!えっちな穴だねぇ。そんなスケベな穴には、えいっ」
「ふァああッ、はぅ、ぃやあぁンッ」
あろうことか、ぐに、と舌がレイの後孔をこじ開けて侵入してきた。つぷつぷと浅く出し入れされ、ピクピクと痙攣する肉襞を丹念になぞるように蠢く。肉の壁からとろりと分泌される愛液を味わうように、男の舌が円を描くように蠢いて蕾がこじ開けられる。
掻痒感がやがて淫靡な快楽へと変化して、レイ自身の先端から溢れる淫蜜が男の胸を濡らしていく。咥えていた肉棒から口を離し、甘い悲鳴を喉から溢れさせる。
「あ、ァあ、やっ、イきたくない、イくの、やだァあん!」
痺れを切らした快感はレイの全身を駆け巡り、蕩かされた肉体は飛沫をあげてその波に飲まれていった。尻を弄られただけで達してしまったという事実に、レイは羞恥で消え入りたくなる衝動に駆られる。
「凄いねレイたそ、お尻だけでイッちゃったの?そんなにぼくとのエッチが気持ちいいんだね!?うふふっ!旦那として嬉しいなぁ」
追い込みをかけるように実況する男の言葉に、レイの矜恃はズタズタに切り裂かれた。嫌だと心が叫んでも、体は貪欲に男の舌技から齎される快楽を貪っていた。
そんな現実を認められるわけがなく、しかし実際に男の胸に迸りを撒き散らした事実は変わらない。
「うっ……うぅ……」
嗚咽を漏らしすすり泣く。自分の体がこんなにも淫乱だなんて、知りたくなかった。男は一人涙をこぼすレイから離れ、彼を仰向けにさせる。
「泣くくらい感動しちゃってるんだねぇ?ぼくもだよぉ。レイたそが、ぼくとのエッチをそんなに楽しんでくれてるなんてって!」
「ちが……この、変態野郎……!離れろ、よ……!!」
「ダメだよぉ。まだ大事なことが残ってるじゃないか!」
爛々と目を輝かせた男に、もはや恐怖感しか湧かない。言葉を裏返しに取られ、都合のいいように解釈される事実にレイは絶望する。
涙で濡れている頬をざらりと舐められ、生温かい息を吹きかけられる感覚すら、快感として拾い上げる。それはひとえに男から飲まされた媚薬が、レイの体を流れる血流に沿って巡っているからだ。ぐい、とレイに覆いかぶさった男の体重で潰されそうになる。汗と熱で濡れた肌をぴっとりと合わせられ、身動きも取れない。男はレイの耳を甘噛みしてから、吐息混じりに囁く。
「ゃあ……やめぇ……」
「それじゃあ、いよいよお楽しみの貫通式のお時間だよぉ」
「かんつ、う……?ぇ……!?」
男の言葉はすぐに理解できなかったが、股を広げられ再び凶暴なまでの肉棒が視界に入ったことで、言葉の意味が否が応でも理解してしまう。しかしレイの肢体は気怠さを覚えているのか、些細な抵抗すらできなかった。
ぬらぬらと濡れたそれが淫猥に輝き、やがてひくひくと呼吸を繰り返すレイの後孔に、ぴとりと宛がわれる。
「ひっ……!や、だ……ぃやあ……!!」
「でゅふへへ、レイたその下のお口がぼくのおちんちんとチュッチュしてる!ああもう、可愛いなぁ!!」
「やめ、て……!おれ、こんな……やだぁ……!」
「それじゃあ、いただきまーすっ」
ブチュンッ。
既に愛液で濡れていた蜜壺を突き壊さんばかりの勢いで、男の肉欲塗れの雄がレイの中へと一気に埋め込まれた。本来なら体が股から裂けてもおかしくない痛みに襲われるが、そこは媚薬に蕩かされたお陰か、強い快楽となってレイの脳天まで突き刺さる。
内臓を押し上げられ、腹の奥の狭い通路の壁にまで到達した男の肉棒は、レイの腹の肉すらも押し上げていた。その影響でレイの腹の部分は少し歪み、突き刺さった男の形をうっすらと表している。
息が止められてしまったかのような衝撃に、レイは体を逸らして絶叫に近い悲鳴をあげた。目を見開き、腹の中に埋め込まれた雄をきゅうっと締め上げる。
「ア……ァあ、あッ……!」
「うふふふふ!処女貫通おめでとうレイたそ!」
「や、ぁ……!やだぁ……!」
「ほらぁ。ぼくのおちんちん、こんなところまで届いてる!男の子にもね、子宮があるんだよぉ。それがここで、とんとんってされると気持ちいいんだって!ぼく、レイたそをちゃあんと女の子にしてあげるからねぇ」
厚い肉の手のひらで腹の歪な部分をさすられ、レイはいやいやとかぶりを振ることしかできなかった。目の前の男はもはや己の世界に入り浸り、レイを孕ませる気でいる。まだ冷静になれる理性があったのなら、そんなことはないだろうと考えられるのに。
今のレイは無理矢理体を開かされた衝撃と、腹の中で内臓を押し上げられる圧迫感と、言葉が通じないことへの恐怖と、淫らに反応している己の体への恥辱で、何もかもが塗り潰されていた。
「いやァあ……おれ、女の子になん、てッ……なりた、くない……!」
「いいやなれるよ!レイたそなら、立派な女の子になれる!それを今から証明してあげるねっ!」
「ひぅうっ!」
ぐりゅ、と突き立てられていた肉棒がずるずると引き抜かれていく。肉襞を容赦なく捲り上げられる感覚が、レイの身体が溺れるくらいの快楽を呼び覚ます。背中をぞわりと駆ける喪失感は痺れるくらいの甘い疼きとなって、レイの股間を中心に広がっていく。
そして再び、肉棒が淫液に塗れながら最奥まで捻り込まれる。
腹を突き破られるかのような衝撃に、レイはわなないた。
「あぁァあっ!あッ、ぁが、はぁアうッ」
「ンン~。レイたそのキツキツおまんこ、最高だよぉ~!もっと食べて、ほらほらぁ!」
「ひぐぅ!あぇアう、やぁらッ、ぬいてぇえ、ぉンぅ!」
「ヌいてだなんて、レイたそってば本当にエッチ大好きなんだねぇ!任せてぇ、ぼくが旦那さんとして沢山ヌいてあげるよぉ!!」
もはやレイの言葉は正常な意味合いとして聞き入れてはもらえず、男の興奮をさらに煽るだけ。腹の贅肉を揺らしながら、男は一心不乱にレイの淫孔に腰を打ち付けて内腔を抉っていく。抽挿が繰り返されるたびに縁の肉が捲り上げられ、摩擦の熱で肉壁が一気に蕩けていった。
「や、らぁッ、こん、なァあん、ンぉお」
がつがつと穿たれるたび、レイの肉壺が男の雄の形に馴染むように変えられていくように蠢く。体は齎される喜悦に震え、肉襞は掻き回されるたびに、淫靡で粘着質な愛の証拠を男の肉棒に塗りたくる。
ある程度一定速度を保っていた抽挿が、男の腰の動きに合わせて早まる。ふっ、ふっ、と短く息を吐きながら、男は満面の笑みでレイを見下ろす。
「いよいよ、初受精のっ、時間だよっ。たっぷり、受け止めてっ、ね!」
興奮冷めやらぬ様子で男はレイの膝裏を持ち上げると、彼の胸の位置まで持ち上げる。その上で腰を突き出し、レイの体内に埋め込む肉棒の深度をより深くした。
先程よりも大きく膨らんだ肉棒の感触に、嫌な予感が胸を掠めた。しかし、もはやレイにはどうすることもできない。待ち受ける残酷なその時を待つことしか。せめてもと、喉を震わせながら助けを求めるように悲鳴をあげる。
「やら、やぁアん!な、なかッ、なかは、やめへぇッ!」
「おほぉう!そんなにぎゅうぎゅうされちゃうと、もう我慢できないよぉ!イクよぉ、レイたその初受精イクよぉお!」
男は恍惚に震える声で「おっ」と声を漏らすと、身震いをする。その直後に夥しい量の迸りを、レイの腹の底にぶち撒けていく。蜜壺内や腹の奥で暴れ回る男の肉竿を前に、レイは限界まで体を逸らして打ち震えた。
男の射精は長く、白い肉欲で腹が強制的に満たされる感覚に陥る。それでも雄を締め付けたレイの肉壁に、男は一層悶えた。
「あふぅ……レイたそのおまんこが、ぼくの精子を飲み干したいって、ぎゅうぎゅうに締め付けてくるぅ……」
「あ、ひッ……も、もう、とまっへ……!」
「待っててねぇ……今、最後の、一滴までッ!全部、押し込んで、あげる、よぉっ!」
一区切りごとに言葉を途切らせながら、男は腰を回しながら股間をさらに奥へと沈める。
もう腹が限界で、はち切れるとすら恐怖を覚えた頃。ようやく射精を終えたらしい男の雄が、ずるりとレイの淫孔から引き抜かれた。飲み干しきれなかった精液が後孔から垂れ落ち、実に卑猥な光景を男に目撃された。
ようやく離れた重量感と、入れ替わるようにのしかかる絶頂感。この二つに脳髄すら麻痺させられ、レイは放心状態で肢体を晒していた。
「……ぁッ……は、ぁ……」
「ウフフフッ!これでレイたそも立派な女の子だね!でもごめんねぇ。ぼくまだ、全然足りないんだぁ」
耳に届いたその言葉に、いよいよレイは戦慄する。震える瞳で男を見上げれば、先程迸りを解き放った物とは思えないほどそそり勃つ肉竿の姿が、目に入る。
「だからね、またレイたその子宮ちゃんに種付けさせてほしいなっ!そうしたら今日だけでレイたそ、妊娠しちゃうかもねっ」
「ゃ……もぅ、むり……やめ……」
「でも大丈夫!レイたそが妊娠しても、ぼくはずぅうっとレイたそのこと愛してあげる!いっぱい種付けして、たくさん受精して、ぼくのこと忘れられないようにしてあげる!うっふふ、レイたそぉ!大好きだよぉ~!!」
「やっ……ぃやぁあ……!だれ、かぁアッ……た、たふけ、てぇえ……!」
本能を剥き出しにした男が、再びレイに覆いかぶさる。男の肉欲が溢れないようにとレイの淫孔は巨根で栓をされ、凶暴に揺さぶられていく。声はすでに枯れ果てて、意味を持たない言葉ばかりが溢れる。レイの蹂躙地獄はまだ、始まったばかりであった。
Fragment一部作目 第百節閲覧後推奨
戦略的結婚(上)の続き
毛穴からも汗が滴り落ち、しっとりと濡れながら熱を呼び起こされるような感覚。早まる呼吸にも、心なしか艶が帯び始めた。
「あッ……やめ、触んなぁ……ッ!」
「おほっ、気持ちいいでしょ?気持ちいいよね?だってこんなにビンビンなんだもの!」
「あァっ!?」
男に不意に胸の飾りをしゃぶられ、レイは上ずった悲鳴をあげる。舌で全体を舐め回され、甘噛みされ、吸い上げられる。もう片方は胸に埋め込むかのように指で突き刺し、そのままぐりぐりとほじられた。痛みすら感じる刺激は甘い疼きとなって、先端から体全体へ巡るように広がっていく。
「あぁアん!やだっ、ア、離せよぉ……!」
「おっぱいで感じてるんだね、可愛いなぁさすがぼくのお嫁さん!」
「やぁア、だ……や、めぇろよぉ……!」
「まだ母乳は出てないけど、でも大丈夫!ぼくがこってり種付けすれば、きっと沢山出るからねぇ」
千切れそうなほどに抓り上がられ、レイは身悶えた。強すぎる快感のせいか、それとも薬の効果のせいか。レイの体には着実に快楽が芽生え、彼の意思とは関係なくくねりを見せている。その媚態が男を煽っていることに、レイは気付くことが出来なかった。
「でもそろそろ、ぼくのことも気持ちよくしてほしいなぁ。旦那さんを気持ちよくさせるのは、お嫁さんのお仕事だからねぇ~」
男はそう告げると、レイと寝台の間に体を割り込ませる。頭と足がレイとは逆方向になるように寝転ぶことで、力強く勃起している肉棒がレイの眼前で存在感を露わにした。
天を仰ぐ赤黒い剛直の姿が視界に入り、レイは硬直する。竿の部分には太い血管がいくつも浮き上がり、どくどくと呼吸しているかのよう。先端の亀頭からは先走りのような透明な蜜が溢れ、つぅ、と垂れている。あまりに卑猥でグロテスクなそれに思考が停止してしまい、目を逸らすことすら出来ない。
「ひっ……!」
「ぼくのおちんちん、気持ちよくしてくれるよね?ぼくもレイたそのこと、もーっと気持ちよくしてあげるよ?」
「ゃ……ぃや、そんな……!」
「大丈夫!お風呂は毎日ちゃんと入ってるから!ここも丁寧に洗ってるよぉ?」
「ちが、そうじゃ……ない……!」
「別にずっとこのままでもいいよぉ?その分ぼくは、レイたそのえっちな穴を気持ちよくさせてあげられるからね~」
さわさわ、と太腿から尻肉を撫で上げられると、びくりと体が反応する。こんなグロテスクな屹立、絶対に咥えたくない。しかしどこか話の通じない男だ、本当に永遠にこのままの姿を晒される可能性がある。
薬の影響でまとまらない思考をどうにか掻き集め、残り僅かとなった理性で考える。悔しいが今自分はこの男一人に、立ち向かえる術がまるでない。ならば抵抗を続けるよりも、さっさと行為を終わらせてしまった方がまだ脱出の希望はある。意を決して、男の雄を口に含み始めた。
「おほぉお……!いいよぉレイたそ、その調子だよぉ」
「んン、うっ……ぷ、ぇ……」
「あぁ……レイたそのお口おまんこ、とぉっても気持ちいいよぉ……おふぅ、最高……」
恍惚に震える男の声を背中に受けながら、まず亀頭を咥え、舌を這わせる。ちろちろと擽るように鈴口を刺激すると、その愛撫に悦んで粘着質な蜜が溢れた。
「ぅ、ふぁ……んん……」
蜜を掬い、幹に塗りたくる。下から上へ、射精を促すように強弱をつけながら舐めていく。ぱくりと喉奥に突き刺ささるまでしゃぶり、口を窄めて扱きあげれば男の腹が揺れ、質量が増していく。蕩けた吐息を吐きながら、満足そうに男が声をかける。
「うふぅ、凄くお上手だねぇレイたそ。じゃあぼくも、もっと気持ちよくしてあげる」
「んァ!?ひゃ、ぁンんんッ」
男の眼前に晒された窄まりを、ざらりとした感触が走った。生温かく湿った何かに後孔の縁をなぞられて、腰骨から背筋まで、快楽が一閃に駆け抜ける。それが男の舌ということは、ふぅっとそこに息をかけられたことで理解できた。
「やだァあ、そ、んなとこッ……な、舐めんなよぉっ……」
「うふふ、ヒクヒクしてるよ!えっちな穴だねぇ。そんなスケベな穴には、えいっ」
「ふァああッ、はぅ、ぃやあぁンッ」
あろうことか、ぐに、と舌がレイの後孔をこじ開けて侵入してきた。つぷつぷと浅く出し入れされ、ピクピクと痙攣する肉襞を丹念になぞるように蠢く。肉の壁からとろりと分泌される愛液を味わうように、男の舌が円を描くように蠢いて蕾がこじ開けられる。
掻痒感がやがて淫靡な快楽へと変化して、レイ自身の先端から溢れる淫蜜が男の胸を濡らしていく。咥えていた肉棒から口を離し、甘い悲鳴を喉から溢れさせる。
「あ、ァあ、やっ、イきたくない、イくの、やだァあん!」
痺れを切らした快感はレイの全身を駆け巡り、蕩かされた肉体は飛沫をあげてその波に飲まれていった。尻を弄られただけで達してしまったという事実に、レイは羞恥で消え入りたくなる衝動に駆られる。
「凄いねレイたそ、お尻だけでイッちゃったの?そんなにぼくとのエッチが気持ちいいんだね!?うふふっ!旦那として嬉しいなぁ」
追い込みをかけるように実況する男の言葉に、レイの矜恃はズタズタに切り裂かれた。嫌だと心が叫んでも、体は貪欲に男の舌技から齎される快楽を貪っていた。
そんな現実を認められるわけがなく、しかし実際に男の胸に迸りを撒き散らした事実は変わらない。
「うっ……うぅ……」
嗚咽を漏らしすすり泣く。自分の体がこんなにも淫乱だなんて、知りたくなかった。男は一人涙をこぼすレイから離れ、彼を仰向けにさせる。
「泣くくらい感動しちゃってるんだねぇ?ぼくもだよぉ。レイたそが、ぼくとのエッチをそんなに楽しんでくれてるなんてって!」
「ちが……この、変態野郎……!離れろ、よ……!!」
「ダメだよぉ。まだ大事なことが残ってるじゃないか!」
爛々と目を輝かせた男に、もはや恐怖感しか湧かない。言葉を裏返しに取られ、都合のいいように解釈される事実にレイは絶望する。
涙で濡れている頬をざらりと舐められ、生温かい息を吹きかけられる感覚すら、快感として拾い上げる。それはひとえに男から飲まされた媚薬が、レイの体を流れる血流に沿って巡っているからだ。ぐい、とレイに覆いかぶさった男の体重で潰されそうになる。汗と熱で濡れた肌をぴっとりと合わせられ、身動きも取れない。男はレイの耳を甘噛みしてから、吐息混じりに囁く。
「ゃあ……やめぇ……」
「それじゃあ、いよいよお楽しみの貫通式のお時間だよぉ」
「かんつ、う……?ぇ……!?」
男の言葉はすぐに理解できなかったが、股を広げられ再び凶暴なまでの肉棒が視界に入ったことで、言葉の意味が否が応でも理解してしまう。しかしレイの肢体は気怠さを覚えているのか、些細な抵抗すらできなかった。
ぬらぬらと濡れたそれが淫猥に輝き、やがてひくひくと呼吸を繰り返すレイの後孔に、ぴとりと宛がわれる。
「ひっ……!や、だ……ぃやあ……!!」
「でゅふへへ、レイたその下のお口がぼくのおちんちんとチュッチュしてる!ああもう、可愛いなぁ!!」
「やめ、て……!おれ、こんな……やだぁ……!」
「それじゃあ、いただきまーすっ」
ブチュンッ。
既に愛液で濡れていた蜜壺を突き壊さんばかりの勢いで、男の肉欲塗れの雄がレイの中へと一気に埋め込まれた。本来なら体が股から裂けてもおかしくない痛みに襲われるが、そこは媚薬に蕩かされたお陰か、強い快楽となってレイの脳天まで突き刺さる。
内臓を押し上げられ、腹の奥の狭い通路の壁にまで到達した男の肉棒は、レイの腹の肉すらも押し上げていた。その影響でレイの腹の部分は少し歪み、突き刺さった男の形をうっすらと表している。
息が止められてしまったかのような衝撃に、レイは体を逸らして絶叫に近い悲鳴をあげた。目を見開き、腹の中に埋め込まれた雄をきゅうっと締め上げる。
「ア……ァあ、あッ……!」
「うふふふふ!処女貫通おめでとうレイたそ!」
「や、ぁ……!やだぁ……!」
「ほらぁ。ぼくのおちんちん、こんなところまで届いてる!男の子にもね、子宮があるんだよぉ。それがここで、とんとんってされると気持ちいいんだって!ぼく、レイたそをちゃあんと女の子にしてあげるからねぇ」
厚い肉の手のひらで腹の歪な部分をさすられ、レイはいやいやとかぶりを振ることしかできなかった。目の前の男はもはや己の世界に入り浸り、レイを孕ませる気でいる。まだ冷静になれる理性があったのなら、そんなことはないだろうと考えられるのに。
今のレイは無理矢理体を開かされた衝撃と、腹の中で内臓を押し上げられる圧迫感と、言葉が通じないことへの恐怖と、淫らに反応している己の体への恥辱で、何もかもが塗り潰されていた。
「いやァあ……おれ、女の子になん、てッ……なりた、くない……!」
「いいやなれるよ!レイたそなら、立派な女の子になれる!それを今から証明してあげるねっ!」
「ひぅうっ!」
ぐりゅ、と突き立てられていた肉棒がずるずると引き抜かれていく。肉襞を容赦なく捲り上げられる感覚が、レイの身体が溺れるくらいの快楽を呼び覚ます。背中をぞわりと駆ける喪失感は痺れるくらいの甘い疼きとなって、レイの股間を中心に広がっていく。
そして再び、肉棒が淫液に塗れながら最奥まで捻り込まれる。
腹を突き破られるかのような衝撃に、レイはわなないた。
「あぁァあっ!あッ、ぁが、はぁアうッ」
「ンン~。レイたそのキツキツおまんこ、最高だよぉ~!もっと食べて、ほらほらぁ!」
「ひぐぅ!あぇアう、やぁらッ、ぬいてぇえ、ぉンぅ!」
「ヌいてだなんて、レイたそってば本当にエッチ大好きなんだねぇ!任せてぇ、ぼくが旦那さんとして沢山ヌいてあげるよぉ!!」
もはやレイの言葉は正常な意味合いとして聞き入れてはもらえず、男の興奮をさらに煽るだけ。腹の贅肉を揺らしながら、男は一心不乱にレイの淫孔に腰を打ち付けて内腔を抉っていく。抽挿が繰り返されるたびに縁の肉が捲り上げられ、摩擦の熱で肉壁が一気に蕩けていった。
「や、らぁッ、こん、なァあん、ンぉお」
がつがつと穿たれるたび、レイの肉壺が男の雄の形に馴染むように変えられていくように蠢く。体は齎される喜悦に震え、肉襞は掻き回されるたびに、淫靡で粘着質な愛の証拠を男の肉棒に塗りたくる。
ある程度一定速度を保っていた抽挿が、男の腰の動きに合わせて早まる。ふっ、ふっ、と短く息を吐きながら、男は満面の笑みでレイを見下ろす。
「いよいよ、初受精のっ、時間だよっ。たっぷり、受け止めてっ、ね!」
興奮冷めやらぬ様子で男はレイの膝裏を持ち上げると、彼の胸の位置まで持ち上げる。その上で腰を突き出し、レイの体内に埋め込む肉棒の深度をより深くした。
先程よりも大きく膨らんだ肉棒の感触に、嫌な予感が胸を掠めた。しかし、もはやレイにはどうすることもできない。待ち受ける残酷なその時を待つことしか。せめてもと、喉を震わせながら助けを求めるように悲鳴をあげる。
「やら、やぁアん!な、なかッ、なかは、やめへぇッ!」
「おほぉう!そんなにぎゅうぎゅうされちゃうと、もう我慢できないよぉ!イクよぉ、レイたその初受精イクよぉお!」
男は恍惚に震える声で「おっ」と声を漏らすと、身震いをする。その直後に夥しい量の迸りを、レイの腹の底にぶち撒けていく。蜜壺内や腹の奥で暴れ回る男の肉竿を前に、レイは限界まで体を逸らして打ち震えた。
男の射精は長く、白い肉欲で腹が強制的に満たされる感覚に陥る。それでも雄を締め付けたレイの肉壁に、男は一層悶えた。
「あふぅ……レイたそのおまんこが、ぼくの精子を飲み干したいって、ぎゅうぎゅうに締め付けてくるぅ……」
「あ、ひッ……も、もう、とまっへ……!」
「待っててねぇ……今、最後の、一滴までッ!全部、押し込んで、あげる、よぉっ!」
一区切りごとに言葉を途切らせながら、男は腰を回しながら股間をさらに奥へと沈める。
もう腹が限界で、はち切れるとすら恐怖を覚えた頃。ようやく射精を終えたらしい男の雄が、ずるりとレイの淫孔から引き抜かれた。飲み干しきれなかった精液が後孔から垂れ落ち、実に卑猥な光景を男に目撃された。
ようやく離れた重量感と、入れ替わるようにのしかかる絶頂感。この二つに脳髄すら麻痺させられ、レイは放心状態で肢体を晒していた。
「……ぁッ……は、ぁ……」
「ウフフフッ!これでレイたそも立派な女の子だね!でもごめんねぇ。ぼくまだ、全然足りないんだぁ」
耳に届いたその言葉に、いよいよレイは戦慄する。震える瞳で男を見上げれば、先程迸りを解き放った物とは思えないほどそそり勃つ肉竿の姿が、目に入る。
「だからね、またレイたその子宮ちゃんに種付けさせてほしいなっ!そうしたら今日だけでレイたそ、妊娠しちゃうかもねっ」
「ゃ……もぅ、むり……やめ……」
「でも大丈夫!レイたそが妊娠しても、ぼくはずぅうっとレイたそのこと愛してあげる!いっぱい種付けして、たくさん受精して、ぼくのこと忘れられないようにしてあげる!うっふふ、レイたそぉ!大好きだよぉ~!!」
「やっ……ぃやぁあ……!だれ、かぁアッ……た、たふけ、てぇえ……!」
本能を剥き出しにした男が、再びレイに覆いかぶさる。男の肉欲が溢れないようにとレイの淫孔は巨根で栓をされ、凶暴に揺さぶられていく。声はすでに枯れ果てて、意味を持たない言葉ばかりが溢れる。レイの蹂躙地獄はまだ、始まったばかりであった。
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