上 下
42 / 117
6

42

しおりを挟む

「歩夢さま、欲しいですか?」

 ずん、ずん、と圧が肉を裂く。

 歩夢嬢はよだれ塗れの指を自身の腹で拭いて、

「ちょうだい、橘」

あごを上げた。

 ならば参りましょう、柔らかい尻に手を当て持ち上げて、腰を入れる。

 そして最奥までじ込むように突き刺すように、根元までしっかりと収めてやった。


「ハっ……たち、ば、ナ…あ、なに、あ、」

「ここが、歩夢さまの奥、少し痛いでしょうか?子宮に近い所です」

「は…は…」

「初めてですか?如何ですか?」

 小僧っ子と比べてどうだ、ここを刺激されたことはあるか。

 ポルチオは人によっては痛いと聞くがどうなのか。

 はらを犯されている気分はどうだ。


「(キツ……良いま◯こだわ……好き勝手動けりゃ気持ち良いだろうな…)」

 にしても彼女は良い体と感度をしている。

 幼少期から数々の習い事をして来たらしいが、小股で歩く着物も頻繁に着ているから筋肉の締まりなんかも優れているのかもしれない。

 突けば崩れる表情、思う存分鳴いて乱れても良いものを今のシチュエーションがそれを許さない。

 派手に喘げはお手伝いさんが飛んで来るだろう。

 そして絶えず高梁くんへの自責の念が蔓延はびこるから脳内はモヤモヤと霧が晴れないことだろう。

「ひ…ん……ふ…ぅッ…」

「お辛いですか?」

「ちが、う…気持ちいの、ダメ、なのに、気持ち、良くて…私、最低、」

「歩夢さま、これは指導、貴女にお願いされて私は腰を振ってるんです、私は貴女が高みに上がるための練習台、これは業務の一環です」

 言ってみれば花嫁修行みたいなもんだ、未来の殿方を悦ばせるための訓練だ。

 さぁ憶えろ、俺の形を、動きを圧を。


「橘ぁ…あ、あ♡」

「叱られてしまいますね…主人とこんなことを…いえ、失礼」

「言わ、ないでぇッ」

「歩夢さまのご命令で私はしているんですよ、貴女の要望で、」

 従者は主君の命には絶対だ、だからしているんだ。

 俺が歩夢嬢を好きだとかそんなことは知らない。

 勃つのは本当だがここに愛があるかなんて知ったことじゃない。

 興味を惹かれる匂いがする、それはひどく俺の好みだ。

 でもそれだけ、歩夢嬢は可愛い短大生で俺の主人で将来の上司で他の男の女だ。

 人のものだからそそられるんだ、それだけだろう。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

教え子に手を出した塾講師の話

神谷 愛
恋愛
バイトしている塾に通い始めた女生徒の担任になった私は授業をし、その中で一線を越えてしまう話

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

パート先の店長に

Rollman
恋愛
パート先の店長に。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~

ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。 2021/3/10 しおりを挟んでくださっている皆様へ。 こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。 しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗) 楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。 申しわけありません。 新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。 修正していないのと、若かりし頃の作品のため、 甘めに見てくださいm(__)m

処理中です...