自己評価低めの彼女は俺の自信を爆上げしてくれる。

茜琉ぴーたん

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4月

30*

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「無防備なこの尻、ひひっ」

「あ、ッあ…」

「普段からもっと脚出したら?細いのに」

「ひッ……ァ、ほぞぐッ…な、い、」

「自信持てよ、俺、スカート好きやで」

背中から尻を経由してふくらはぎへ、千早の自由な方の手はついついと知佳の体を踊って足首を捕まえた。

 うつ伏せで片足を掴まれ彼の指を呑み込んで…知佳は自身の不格好さを想像するまでもなく羞恥の涙を浮かべる。

 そんな彼女の涙の様子を知ってか知らずか、千早はクイと曲げて上向きになった彼女の足の裏に頬を付けた。

「や、」

「スカートでデート、したいなぁ、チカちゃん」

すりすりとザラついた男の肌が土踏まずに擦れて、股の刺激がおろそかになったと思えば足の指に濡れた感触が走る。

「ひひっ!」

「(⁉︎…舐め、たぁ、)」

 くすぐったさに勝るのは「私、汚いからやめて」という気持ち、もがけども掴まれた足は千早の口の中でぴくぴくと震えるだけ。

 しっかりと股を繋がれて、手ももう片脚も自由だというのに千早の暴挙を止められない。



「ひィ……や、だ、ぎだな、イ、」

「ん?俺が?」

「わだじッ…が!」

「風呂入ったやん、ん…」

千早はわざと指の股をレロレロと弄び、反応を見ては右手をナカで掻き回した。

「ゔあ、あ♡ッ……ぁ、あ♡」

「マルチタスク苦手やから、どっちかが適当になってまうなぁ…難し……お、これ、プニプニしてるココ、チカちゃんのええトコロやんな、違う?」

「ぎッ…あ、ア、」

指先で感じる弾力と締まり方で、千早はそれが知佳のイくときのポイントだと改めて確認する。

「なぁ、ちゃうの?コレ、なぁ?」

「ひッ♡ぅあッ…ら、めッ…」

「んん?ごっつぅ締まってんねんけど、ちゃうんかなッ♡」

「ひアっ♡わ、がんナ、いッ、あ♡や」

喘ぎ声と吐息の合間に言葉をのせて、知佳は産卵中のウミガメの如く…目に涙を浮かべて顔を持ち上げては、うつ伏せでぱたぱたと手足を動かした。

 なぜ手が彼を止めない?なぜ空いた脚で彼を蹴らない?なぜ体を起こして逃げて、「嫌だ」と言えない?それが不可能ではないはずなのに。

「(気持ちいい…やばい…)」

伝えられはしない恥ずかしさ、千早の愛撫に悶えながら、それでも知佳は「早く終われ」と念じていた。

「チカちゃん、グッショグショやん、なぁ?」

「あ、い…」

「挿れたら気持ち良さそうやなぁ……シたいなぁ?チカちゃん、」

「は、い、」

手首まで入っていると錯覚するほどに、千早に慣らされたソコは知佳の愛液で濡れてずるずると彼の手を滑らかに奥へ運んでいく。

「ほんならどう言うんや、あ?」

「!……あ、千早さ、ん、」

「うん、」

「シたい、です…」

「もうひとつやな、直接的に、なぁ、」

「ひ♡ッ…ぁ、まッ…て、ェ、あ、ア♡」

休んでいた手を動かせば、体もまた反応を返した。

「な、ぬるぬる、どう言うんや、なぁ、俺にどうして欲しい、なぁ、」

「ひッ…ぢはや、さんッ……ぃ、れテ、」

「聞こえへんなぁ、ん?」

「アっ♡ッ挿れ、て、」

「何をや?あ?」

「いじわるッ!ばかッ!」

「犯すぞコラぁ、ナマで挿れたろか?」

千早は腰を浮かせて、準備万端なモノをじりじりと栓がされた股座またぐらへ近づける。

 知佳から彼の表情は見えなかったが、高姿勢な言い方と暴力的なそのセリフにきゅんきゅんと萌えてしまった。

「い、やぁッ……千早、さん、……おち…ん………挿れ、て………もぉいいッ……やっぱシなくてい」

「キャンセル不可よ」

そう言うと男は右手を抜き、ふやけた指でスキンを触る。

「……」

そう仕向けられたとはいえ自分から要求するなんてはしたない、知佳は自らが発した言葉をぐるぐる思い出しては恥じて顔を上げられない。


「ん、チカちゃん…仰向けに」

「や、だ、」

「今さら抵抗すんの?」

「恥ずい、の、」

「ん?ほなこのままな?尻上げて、ん、ん…ん♡」

「は♡あぁあ♡♡♡」

 ぞわぞわ、ぞくぞく、何度経験しても慣れないこの感触。

 凸凹に段差に、その形に体が撫でられては過剰に反応する。

「チカちゃんが欲しがってたモンやで、な、しっかり、味わえ、な♡」

「ひグッ♡そん、な、コトっ…あ、あ♡」

「ちんちん欲しい言うたやんか、あ?」

「言っで、な、イっ!」

自分でも会話の整合性を疑うが、知佳は明らかに嘘をついて先程発した言葉を撤回した。

「うわぁ嘘つき、チカちゃん、だんだんと、エロく、なってるやんか、ひひっ♡」

「知らな、いッ……ゔぁッ♡ら、め、ア、ぢはッや、さ、」

「やっぱココやん、な、コレ擦ろな、ちんちんで、な、チカちゃんの好きな、俺のちんちんで、な♡」

 男の自信も増大…それは2つの意味でだったが、リアクションは期待できそうにないので千早は敢えて口に出さない。

 その代わりに深くポイントを叩いて削って、その力を誇示した。
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