自己評価低めの彼女は俺の自信を爆上げしてくれる。

４月

40

　そして月末の歓送迎会の後。


「チカちゃん、さっきアパートでチカちゃん待ってる時に見てんけどな、」

「は、いぃ…？」

「松井くんとこに、女の人が入ってったぞ」

「え、うそ、ッあ…んッ…彼女、ですか、ね、」

「あの背の高い人よ、アイツやるねぇ」

「あ、そう、なん、だ、あ♡」

それは知佳も目星を付けていた松井の「いい人」で、どうやら良い方に進んだのだろうと…下の口で千早の指を咥え込みつつそんなことを考えた。

　ここは知佳宅から一番近いラブホテル、今夜はその一室でのお泊まりデートである。

「今頃、松井くんもちんちんハメてんのかな」

「ッ知らな、い、あ、アっ♡」

「チぃカ♡想像した？松井くんのちんちん、彼氏様の前戯中にんなもん想像したらアカンよ、」

　知佳にとっては色恋の心配皆無な松井の話題など潤滑剤にもならない。

　いい加減変な嫉妬は止めろと

「ばか‼︎」

と叫んだ。

「阿呆♡ひひっ…挿れんで、力抜いて、な、んッ♡」

「あ、あ♡ぢはや、さ、ぁあッ♡♡♡」

「諒介、やろがッ」


　この夜は知佳が自然に名前を呼べるまで、たっぷりと時間をかけて虐められることとなる。

「俺の、やからなッ♡」

「なに、ひゃあ、ア♡」



つづく