9 / 85
3月
8
しおりを挟むこのぞわぞわする快感をずっと続けられる?それは朗報か悲報か、可愛がりと銘打った虐めのようなものにも感じた。
「イかんまま、気持ちいいんやろ?一番ええやん♡ほれ、鳴きな、」
「ひン♡あふ…フぁ…無理ッ…あ、擦れてッ…」
「ん、ええな?ええよな?感想は言うて、」
「ア♡んッ…ぎもぢ、い…ハ…」
事後ならきっと答えてくれない、千早はローションを結合部に指で塗り付けて潤いを足し、知佳の顎を掴んで口付ける。
「ええ子や、チカちゃんッ…もっぺん、イってみたいな、な?」
「やらッ!も、おねが…い、ぐちゃぐちゃ、で…分かんない、の、」
「ん、感覚無い?そらいかんね」
擦り過ぎたか、千早が腰を止めれば
「ちが、う、頭、ぐちゃぐちゃでッあ♡イげるかッ…分がンないッ…」
と知佳は自信無さげに繰り返し告げた。
「考えで制御出来んの?ほなさっきはどうやってイけた?やって見してよ、ん、ん?」
「ぢはやさんが…笑ったの…ガっ…♡♡えっちで…ぞわぞわって、したの、……ぃあ♡な、ア♡」
伝え終わる前に激しい突き上げに遭い、達そうで達せないもどかしさと高水準にキープされた気持ち良さに頭がぐらぐらと沸き立つ。
「ほーか、でも顔、見られた、ないんやろッ?ん?あ、もしかして、虐められたい?」
「ぢがッ…あ‼︎」
「違わへんな、今締まったもん…虐めたろ、チカちゃん♡」
激しいばかりが虐めとは限らない。
千早は奥へ上へ下へと密着させて自身を扱き、数回尻をペチと叩いて強引さを表した。
子宮が降りてきている…仕組みは分からないが奥が近付いている感触、そこをコツコツとノックすれば知佳が狂的に吼える。
「ひッ…あ…やめ、ッく…♡あ…あ♡」
「ぐりぐりすンの好きやな?な?」
「す、キぃっ…うあ♡あ、」
「ひひっ♡…よっしゃ、チカちゃんがイくまでシよ、こっち向いて、ちゅーしよ、ん、」
「千早さ、ンっ♡んん⁉︎」
再び顎を持って唇に蓋をして、もう片手で頭を動かぬよう固定され。
息ができずぷはと口を開ければ舌が入り込んで、知佳の尖った八重歯をなぞる。
「蛇みたい」…体にぐるぐると巻き付かれているような心象風景が知佳の目蓋の裏に広がって、目を開ければ凶悪な顔つきをした男が瞳を爛々と輝かせてこっちを見ていた。
「ムは…これやっぱ、ポルチオちゃう?やるね…イく時は言える?」
「な、に?分かんなイっ…ムりッ…やだっ♡あッ…あ、ぢはっ…や、さ、」
「キッツイ♡ん、ぼちぼちやな、な、」
イくのが上手なプロのお姉さんは寸前はこのような圧迫感だった気がする、もちろん個人差はあろうが千早は経験からなんとなくの算段をつける。
「自信ッ…ナイ、わがんな、イっ…あ、あ、」
もうそこまで来ている、そこを突破する決定打があるのか、それは何なのか、知佳はシーツを掴んで拳を丸めた。
その上に千早は手を重ね…しかしすぐさま手首を押さえつけ、
「ええねん、ん、もう近いよ、ほい、うらッ♡チカちゃん♡逃げられへんよ、チカ♡」
と責めると、捕えられた腕を瞳に映した知佳は今日イチの喘ぎ声を発して抵抗し…まんまと手籠にされた自分を認識し自覚し理解して、興奮の臨界点を超える。
「ゔあ♡ら、めェ…あ、それッ♡いや、ア♡またッ、イっ…あ、ひゥ♡♡」
「おわッ♡」
きゅうきゅうと締め上げる感触が一気に上限へ、シーツへ擦り付けた顔を仰け反らせ、知佳は艶かしく2度目の頂点へと達した。
「んッ♡んーッ♡あ、あア♡…も、らめッ!抜いデっ♡ひッ♡」
「おー、チカちゃんッ♡イき易いんとちゃう?…おあッ♡キッツ…チカちゃん♡優秀やん…あ、俺はまだかかんで、辛抱よ、」
「ひグ♡あはァ…そこッ♡やめ、あ♡離じ、てッ…おねが…は、ムリっ♡もォ、ひァあ♡」
自我を失くしたように頭を振り乱し、痙攣が治まらず悲痛に請い願い、自分史上最も酷い醜態を恋人に晒す屈辱感。
知佳の自己評価は地に落ち、涙が頬を伝う。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる