自己評価低めの彼女は俺の自信を爆上げしてくれる。

茜琉ぴーたん

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3月

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 このぞわぞわする快感をずっと続けられる?それは朗報か悲報か、可愛がりと銘打った虐めのようなものにも感じた。

「イかんまま、気持ちいいんやろ?一番ええやん♡ほれ、鳴きな、」

「ひン♡あふ…フぁ…無理ッ…あ、擦れてッ…」

「ん、ええな?ええよな?感想は言うて、」

「ア♡んッ…ぎもぢ、い…ハ…」

 事後ならきっと答えてくれない、千早はローションを結合部に指で塗り付けて潤いを足し、知佳の顎を掴んで口付ける。

「ええ子や、チカちゃんッ…もっぺん、イってみたいな、な?」

「やらッ!も、おねが…い、ぐちゃぐちゃ、で…分かんない、の、」

「ん、感覚無い?そらいかんね」

 擦り過ぎたか、千早が腰を止めれば

「ちが、う、頭、ぐちゃぐちゃでッあ♡イげるかッ…分がンないッ…」

と知佳は自信無さげに繰り返し告げた。

「考えで制御出来んの?ほなさっきはどうやってイけた?やって見してよ、ん、ん?」

「ぢはやさんが…笑ったの…ガっ…♡♡えっちで…ぞわぞわって、したの、……ぃあ♡な、ア♡」

伝え終わる前に激しい突き上げに遭い、達そうで達せないもどかしさと高水準にキープされた気持ち良さに頭がぐらぐらと沸き立つ。

「ほーか、でも顔、見られた、ないんやろッ?ん?あ、もしかして、虐められたい?」

「ぢがッ…あ‼︎」

「違わへんな、今締まったもん…虐めたろ、チカちゃん♡」


 激しいばかりが虐めとは限らない。

 千早は奥へ上へ下へと密着させて自身をしごき、数回尻をペチと叩いて強引さを表した。

 子宮が降りてきている…仕組みは分からないが奥が近付いている感触、そこをコツコツとノックすれば知佳が狂的に吼える。

「ひッ…あ…やめ、ッく…♡あ…あ♡」

「ぐりぐりすンの好きやな?な?」

「す、キぃっ…うあ♡あ、」

「ひひっ♡…よっしゃ、チカちゃんがイくまでシよ、こっち向いて、ちゅーしよ、ん、」

「千早さ、ンっ♡んん⁉︎」

 再び顎を持って唇に蓋をして、もう片手で頭を動かぬよう固定され。

 息ができずぷはと口を開ければ舌が入り込んで、知佳の尖った八重歯をなぞる。

 「蛇みたい」…体にぐるぐると巻き付かれているような心象風景が知佳の目蓋の裏に広がって、目を開ければ凶悪な顔つきをした男が瞳を爛々らんらんと輝かせてこっちを見ていた。

「ムは…これやっぱ、ポルチオちゃう?やるね…イく時は言える?」

「な、に?分かんなイっ…ムりッ…やだっ♡あッ…あ、ぢはっ…や、さ、」

「キッツイ♡ん、ぼちぼちやな、な、」

イくのが上手なプロのお姉さんは寸前はこのような圧迫感だった気がする、もちろん個人差はあろうが千早は経験からなんとなくの算段をつける。

「自信ッ…ナイ、わがんな、イっ…あ、あ、」

もうそこまで来ている、そこを突破する決定打があるのか、それは何なのか、知佳はシーツを掴んで拳を丸めた。

 その上に千早は手を重ね…しかしすぐさま手首を押さえつけ、

「ええねん、ん、もう近いよ、ほい、うらッ♡チカちゃん♡逃げられへんよ、チカ♡」

と責めると、捕えられた腕を瞳に映した知佳は今日イチの喘ぎ声を発して抵抗し…まんまと手籠てごめにされた自分を認識し自覚し理解して、興奮の臨界点を超える。

「ゔあ♡ら、めェ…あ、それッ♡いや、ア♡またッ、イっ…あ、ひゥ♡♡」

「おわッ♡」

 きゅうきゅうと締め上げる感触が一気に上限へ、シーツへ擦り付けた顔を仰け反らせ、知佳は艶かしく2度目の頂点へと達した。

「んッ♡んーッ♡あ、あア♡…も、らめッ!抜いデっ♡ひッ♡」

「おー、チカちゃんッ♡イき易いんとちゃう?…おあッ♡キッツ…チカちゃん♡優秀やん…あ、俺はまだかかんで、辛抱よ、」

「ひグ♡あはァ…そこッ♡やめ、あ♡離じ、てッ…おねが…は、ムリっ♡もォ、ひァあ♡」

自我を失くしたように頭を振り乱し、痙攣が治まらず悲痛に請い願い、自分史上最も酷い醜態を恋人に晒す屈辱感。

 知佳の自己評価は地に落ち、涙が頬を伝う。
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