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2022…ヒーローと奥さま(最終章)
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しおりを挟むやれやれおねだりが上手だな。
少し休憩したらおかわりといくか…と思ったのだが彼女は意外や控えめだった。
「また、いつでも良いから抱いてね?私、待つから」
「なんでそんなお別れみたいなこと言うのよ。明日でも明後日でも…なんならこれからだってしてやるよ」
「え…おちんちん、そんなに早く復活するの?」
「……元カレは…」
もう比較が止まらない。
聞けば聞くほど酷い男だしそれと比べりゃ平凡な俺だってハイスペック男子だ。
とことん労って大事にされるということをされなかった美晴はこんな俺でもハイパー良い男として扱ってくれるようだ。
「1週間に1回くらいかな、疲れるからって。だからおフェラしたりして手早く…させられてた、かな。『オナホ』とか言われたりした。後で調べて意味を知って…悔しかった。でもこんな私を好きでいてくれるのはタッくんだけだと思ってたし…お金も入れてくれないし家事もしないしギャンブル狂で足臭くて…今考えたら絶対無理なんだけど…それでも、地元から私を連れ出してくれたから…王子様みたいにキラキラしてたの。最初だけだけど」
「ふーん…その、タッくんとやらも同じ高校?なんか、話聞く限りだとアホっぽいんだけど」
「ううん、小・中の同級生でね、頭は良くなかったかな。少年っぽくてでもオラオラ引っ張ってくれる感じに惹かれて…避妊とかも知識は無い人だった。だから『妊娠したかも』って言ったときに『ゴムしてたんだからデキるわけねぇだろ!他の男のタネだろ!』って激昂して…うん、アホな人だった。……親はね、ある程度の学歴を付けたんだからあとは自己責任、みたいな感じ。兄弟は優秀だから…私は要らない子みたいで肩身が狭かったの。私、人の感情とか読めないし馬鹿だから、後から後から思い出すのね、『あの時あぁ言ったから怒らせちゃったのかな』とか『あぁしておけば嫌われなかったかな』とか。もっと人生経験を積んだら…人並みに生きられるのかなぁ」
「そのアホを養ってたんだから立派な大人だよ」、常夜灯のオレンジを反射した涙を拭いて口付けて、2回戦目は初戦よりもよりじっくりしっとりと抱いた。
絶頂時に美晴は派手に悶えては吠えて、「すごい」「気持ち良い」を連呼するもんだからこちらも張り切ってしまった。
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