28 / 74
Capitolo5…Miniere
28
しおりを挟む「じゃあ受験生か」
「うん…シラトリさんが先生ならここ受けようと思ったのに」
「あらあら…不純ねぇ」
「何だって良いんだ、死なない程度に生きていられるだけの経済力があれば…そのためにはとりあえず大卒の肩書きは欲しいから」
「ふーん…」
カチャカチャとベルトのバックルを外して呼吸が楽になる。
仰向けになり下も全部脱いでフルヌードで妖艶な裸婦の如くソファーへ横たわった。
モノは下向きにぷらんと垂れて太ももにちょんと先が当たる。
側位で片膝を立てればまるでポルノ男優みたいな気分で弛んだ目つきに生気が宿った…気がする。
「ドーゾ、キレイに描いてね」
「ありがと……均整が取れたいい身体ね」
「興奮する?」
「残念ながら…モデルさんにそんな気持ちは抱かないわ。石膏像と同じよ……ん…顔、もう少しこっち、そう…カッコいいわ」
僕を測るその瞳にゾクゾクする、お世辞だろうと褒められれば嬉しい。
ここ最近はシラトリさんにご執心だったからめっきりご無沙汰なんだ。
今日のラフなポロシャツとジーンズもなかなか良いね…潤った喉がごきゅんと鳴って元気が起ち上がってきた。
「触りたくならない?」
「さっきも言ったでしょう、セックスに関心が無い女だっているのよ…レオくん、勃たせないで」
「シラトリさんがsexとか言うから」
「あなた、そんなことばっかり考えてるの?」
「そうでもないけど…シラトリさんを探したのはほぼそんな…気持ちだよ。雲隠れされて悔しかったし…チンコの絵描かれたのに身元不明だし怖かったし」
「身元が分からない相手にペニス見せちゃダメよぅ」
「そうだけどさ、あんたが言うなよ。元々が好みでナンパしたんだから……悔しくて…会いたかったんだ…」
すんなり初日でセックスしていればここまで執着しなかったはずさ、逃した魚だと思うからその味が気になったんだ。
イヤよイヤよで手籠めにして具合を確かめて、それがどんなに不味かろうが僕は去り際まで紳士然と振る舞ってお姉さまを淑女として返すことができると自負してる。
だからシラトリさんがどんなにマグロだろうがガバガバだろうが二人で居る間は貶したり自信喪失させるような表情だってしない。
いつだって誰にだって「貴女はこれまでの女性で一番だよ」と囁くようにしていた。
でもシラトリさんは下品に振る舞って…これはこの人の本性かもしれないけど…抱く気を削いで裸も見てさらに逃げたから僕は追わざるを得なかったんだ。
もったいぶるから貴女の価値は僕の中でどんどん高騰していくんだ。
実に腹立たしくて…ワクワクする。
「ふーん…つまりは私が下手に逃げちゃったから君の狩猟本能を刺激しちゃった訳ね。私もまだまだ捨てたもんじゃないわね」
「だから言ってるじゃん、シラトリさんは超美人、好みだから…抱きたかった」
「都合良く抱かれるなんて勘弁よ。身勝手な子ね」
「双方の同意の元に、だよ…そこそこ若いお姉さまにはちゃんと避妊もするし」
「……」
鉛筆を持つ手がピクと疼いて止まる。
シラトリさんは芯の先でスケッチブックを数回ノックしてまた描き始める。
何か不機嫌スイッチを押してしまったかな、ホルモンバランスとかのせいかな。
なんて理解のある風を装いつつ
「シラトリさんも…まだ生理あるでしょ?妊娠したら困るだろうしきちんとすることはするつもりだったよ。下品なことばっか言うから萎えて捨て台詞みたいに言っちゃったけど」
とフォローしたつもりだったがそれきり彼女の手は止まり、その美しい瞳がギンと丸腰の僕を睨んだ。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
女ハッカーのコードネームは @takashi
一宮 沙耶
大衆娯楽
男の子に、子宮と女性の生殖器を移植するとどうなるのか?
その後、かっこよく生きる女性ハッカーの物語です。
守護霊がよく喋るので、聞いてみてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる