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Capitolo2…Avventura
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しおりを挟む「おヘソもキレイよ、レオくん」
「……ありがと」
「鼠蹊靭帯見せて、おヘソの下のそう、ベルト緩めて良いわよ、骨張ったところ…あー、良いわね」
鉛筆の走る音と時計の秒針が進む音しか聞こえない。
でも僕には僕の心臓の音もばくばくと耳に響いている。
脇の毛とか生えてるけど良いのかな、ゴリゴリのマッチョじゃないけど見栄えがするかな。
セックスなら考えないことがあれやこれやと脳裏に浮かんだ。
「…gravuremodelって、こんな気分なのかな」
「そうかもね、褒められるとその気になっちゃうものね…うん、キレイよ。窓の方向いて、少し仰け反って…うん、首も鎖骨もセクシーね、良いわよ…」
「(変な気分…)」
カメラマンに褒められて乗せられて水着だけのつもりがヌードになっちゃった、そんな話も聞いたことがある。
彼女があまりに期待を込めた目で見つめるのでその顔を歓喜に染めたくなった、露出狂ってこんな気分かな。
もじもじ揺れる手はスラックスのボタンを外す。
「あら、良いの?」
「見たいんでしょ?…見てよ、」
「ありがとう、作品の参考にさせてもらうわ」
「……」
スラックスを下ろしたらボクサーと靴下という間抜けな格好になってハッと我に返る。
しかしシラトリさんの手はサカサカ動いていてこのパンツの奥を描いてやろうと待ち構えていた。
ここからセックスできる?できなくても良いか。
ポージングするなら徹底的にと靴を脱いで靴下もスラックスごと足から抜いて…ボクサーを下ろす。
「……シラトリさん、何か言ってよ」
「…あ、うん…ごめんごめん…やっぱ色素が薄いのね」
「そこかよ」
「さっさと描いちゃうわね。ありがたいわ……うん、うん…」
僕の茶髪の陰毛を一本一本丁寧に模写しないでくれ、手っ取り早く握って咥えるとかで気持ち良くしてくれよ。
僕が勝手に視姦されてる気になってるだけ、美人の熟女にただ凝視されるだけなんてその筋の人は嬉しいんだろうけど僕の趣味じゃない。
触って、しゃぶって、欲してくれよ、若い男のモノだぞ。
誘うようにむくむく大きくなるのを制御せず放っていると、シラトリさんはさらに
「あら、ここからまた大きくなるのね、見せて見せて、」
とスケッチブックを持ち身を乗り出す。
こりゃ駄目だ変態だ、僕の興奮はすぅと治まりしおしおと元のサイズに戻っていった。
「あら、まぁ良いわ…平常時の姿の方が自然だものね」
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