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Capitolo9…Complimenti
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しおりを挟むさて、専属モデルとしての活動が始まった。
メールで呼ばれてポージングをして作品完成まで付き合って、手直しが要ると言われれば放課後でも馳せ参じて僕は肌を見せ彼女の手助けをする。
やはり写真を見ながらより実物を置いた方が捗るらしい。
作業中は話をしたり無言だったりと日によって対応も違った。
相変わらず彼女の作品は僕の裸像ばっかりで、落成式や納品に同伴するよう強いてきたりと色々試練も多い。
台車に乗せた作品を下ろして梱包材を剥がせば作業する僕と同じ顔が中から現れるんだ。
客の立場なら僕はきっと吹き出してる。
都内のホストクラブのオーナーから頼まれた時は本当に投げ出して帰ろうかと思った。
バレエダンサーみたいなポーズだけ綺麗な裸像の横に立たされてたくさん写真を撮られて恥ずかしかった。
そしてやはりシラトリさんとの仲を尋ねる質問も多く、2年半経った頃には面倒で「I'm just a model」と答えるに留めていた。
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