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Capitolo5…Miniere
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しおりを挟む「…それ、『避妊しなくて良いから楽』、って言ってたやつ?」
「うん、閉経されてるお姉さまとはそのままスるよ」
「それはさぁ……若い女だと妊娠しちゃう、それは困る、けどゴム着けたくないから年増の女を選んでるってこと?」
「違うよ、僕の性癖。同年代とか30代くらいの女の人には興奮しないから……妊娠する恐れが無いからってのも理由のひとつだけど、それが全てじゃない。熟女のお姉さまが性対象で、それなら生で出来るから嬉しいなってだけ。シラトリさんはまだ現役でしょう?スるとすればskinは着けてたよ」
「………」
「面倒っていうか…最低限の礼儀でしょ?それに1回だけの割り切った仲だもん、用心した方がお互いのためだよ」
「面倒…ね…つまりはセックスは娯楽で…快楽を追求するための行為で…妊娠という事象は君にとっては邪魔なものなのね」
なんだろうこの詰められて言質を取られていく感じ。
もしかしてシラトリさんてば僕との子供を設けたいのかな?ならば最終的にセックスまで辿り着くのだろうか。
多感でヤリたい盛りの男子高校生だもの、セックスは下半身の欲求を満たすための行為であって当たり前…もちろん相手に敬意と情くらいは持たなきゃ失礼だとは思うけど。
「そりゃ、僕まだ未成年だし養えないもん…sexは子作りのためだけじゃないじゃん、気持ち良いからスるんであって…だから妊娠させないように年齢に関係無くみんな避妊もするでしょ」
「でもセックスはしたいのよね、我慢するっていう選択肢は無い訳でしょう?分からないでもないけど…それがガキなのよねぇ」
「わがままってこと?」
「それもだし……あの日君が言った『余計なこと』っていうあの言葉……私、あれも許せなかったわ」
「……」
「あれが地雷よ。このマセガキ、早く帰らせようって思った。そして今も…『面倒』、ふふっ…女を何だと思っておいでなのかしら」
「なに…」
やっぱり不機嫌だったんだ。
表立ってそれをアピールしなかったけどあの時険しくなった眉は滲み出た嫌悪感から来るものだったんだ。
でも何で怒るんだ、ワンナイトの一見さんな僕と子供が欲しい訳でもあるまいに。
いややはりそうなのか、シラトリさんはセックスをとても神聖なものとして崇めている信心深いタイプなのか。
口を噤み考えていると彼女は「ふぅ」と息をついて、
「私ね、子供が出来ないの」
と僕から目線を逸らした。
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