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ステージ14
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しおりを挟む「かず、まさ、お迎えに来たよ!」
「…あ⁉︎お父さん、お父さんだぁ、え、なんで、」
「ただいまぁ、今日から一緒に住めるんだよ」
「やったぁ、わぁ、やった‼︎お母さんは知ってる?ずっと?いいの?」
「うん、落ち着きな…ずっと…かは分からないけど一緒だよ」
しばらくはあっても転居無しの近隣店舗への転勤に限られるだろう。
その先は分からないけれど隣県くらいなら時間を掛けてでも電車で通うつもりだ。
日本一になりたいとかそこまでは考えていないので都内の大型店でと打診されても断るかもしれない。
まぁ僕の野心もそこまで続かないかもしれない、33歳若輩の僕は早くも人生の折り返しを意識した。
・
「…岳美くん、移動疲れたでしょ」
「んー?んー…そうだね、でも子供たちと帰って遊んだのが一番キテるかな…明日は片付けと実家周りするよ」
自宅が完成した折に両親たちには既にお披露目済みなのだ。
明日はお世話になった泉家にお礼をしに行く予定で…仕事は明後日から、緊張と期待で胸が躍る。
「…岳美くん大丈夫?」
「ん?なにが?」
「あんまり…根詰めすぎないで、周りを頼って…私も」
「うん……ありがとう…そうだリカちゃん、新居で1発どお?」
「ばか……こ、子供たちが寝たら…ここでね…」
「ふふ♡」
その夜は宣言通り子供が寝静まってからリビングのソファーで励み、久々の妻の感触に溺れていつもより早く達してしまった。
「疲れてんのかな…」
「ちゃんとご飯食べようね、岳美くん…痩せたし目付きが恐い。揉まれて来たんだね…頑張ったね、3年も…頑張ったよ、」
「うん、うん…」
なんて良い香りだろう。
どんな高級な寝具だって里香ちゃんに包まれるこの幸福感に勝るものは無い。
思ったことを口に出せば彼女は照れて笑う。
「愛してるよ、リカちゃん」
「うん、愛してる」
2発目は比較的保った。
しっかりと扱いて妻の中へ…スキン越しだけどそれは堪らない快感だった。
つづく
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