恋を知らないセクレタリー・ドール…心が無くても雇っていただけますか?

茜琉ぴーたん

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5章…大願成就の第一歩

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 ずいずい膝立ちでモノに迫る、互いが触れ合ってやっと和臣さんは

「ご、ゴムをッ」

とジタバタし出す。

「あ、そうでしたわね…」

「脱いだズボンのポケットに…入ってる」

「まぁ、そんなものをお持ちになって食事を?」

「…い、いつ始まるか分からなかったんだ、」

スラックスを拾い上げれば確かに尻ポケットに四角い型が浮いている。

 抜き取って開封すればお互いに静かになってしまった。


「(男性側…こっち、)」

「わ、」

竿に手を添えて帽子を被せる、くるくると目深まぶかにしていく間も和臣さんはぴくぴく脈打ちながら見事に直立で待っている。

「…ご立派ですわ」

「変な褒め方を…うあ…」

「できましたわ、和臣さま、乗ります」

「うあッ」

 倒したモノに溝を当てる、ねちょっと音がして馴染んでいく。

 これをいじるだけでしばらく遊べそうだがまた今度、すりすり前後して粘度を移してまた勃ち上がらせて、ちょいちょい誘導すれば先端がまんまと膣口へとハマった。

「…先っちょだけ入りましたわね…和臣さま、手を」

「あ、あぁ…聖良、肝が据わってるんだな」

「…準備をしておりましたから…大願成就の第一歩、ですわ」

「うん?」

「和臣さま、これから…末永く、よろしくお願い致しますね……んッ!」

「あ♡」

「あア、」


 ずっぷりと迎え入れたらその摩擦の刺激に双方がもだえる。

 和臣さんにおいては初めての女陰なのだから当然だろうが、正確には非処女である私においても男根の感触は未知なるものだった。

 柔軟性のある硬さ、こちらに合わせて動く広い可動域、そして何よりこの触感と温かさ…張り型のそれには無い生命感に膣がうずく。


「きよ、ら…あ、痛く、ないかッ…」

「あ、そうでした…」

「へ?」

「あまり痛くありませんでしたわ、大丈夫です」

 私としたことが痛がる演技を忘れていた。

 処女膜を削っても痛みを感じない女性も居るらしいので私もそちらのタイプだったことにしよう、平気どころか私の腰はついついと和臣さんを奥へ奥へと吸い込んで放さない。

 騎乗位の練習ももちろんしたが張り型相手だと縦にずんずん跳ねて抜き挿し、しかし本物のソレは垂直には勃ち続けられないので前後の動きが自然だと気付く。

「あッ…聖、良ぁ…あ、気持ち良いッ…あ、あー、」

「和臣、さまッ、あ、これが、セックス、なんですね、んッ」


 上手にあえいで、ねっとりと身をよじって、思わせぶりに腹を押さえたり指をしゃぶってみたり…10分ほど経ったところで和臣さんは「んあ」とコミカルな声を上げて達した。



つづく
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