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6章…心が生まれて
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しおりを挟む「いいえ、こっち…ですわ、そう、そのまま…和臣さま、来て、」
「……!」
ちゅぷっと先端を挿れてお出迎え、両手を広げて待ち構えれば和臣さんは感極まったのかダイブするように勢い良くこちらへ倒れて一気に奥までズドンと挿した。
「きゃアっ」
「聖、良ッ…きよらッ、あ、気持ち良いッ、あー、最高だ、聖良、僕の、ものだッ」
「あッ、かず、オみざまッ、激しッ、あ、」
重ね重ね生身の比較対象はしたことが無いのだけれど、おそらく和臣さんのイチモツは日本人男性の中ではご立派な部類なのではないかと思う。
長いと言うより太い、そして硬い…足りない所が充填されて満ちていくような感じ、胎いっぱいに和臣さんの肉が満ちていく。
艶っぽい演技をしようと思っていたのに押されて下品な声が漏れ出る、仕切り直そうと手で口を押さえたら彼はその手を掴んでベッドへと貼り付けた。
「聖良、声を、聞かせてくれ、隠すな、」
「いや、ですわッ、アっ、和臣さまッ、あ、ひゃんッ」
「可愛らしい、本当に、聖良、何度も、夢見たッ、僕の、運命の人だッ」
運命だなんて大袈裟だこと。
仕組まれた出逢いで、しかも私が選定されたのだってその時期に適齢の女児が私だったという理由だけ。
私たちが結ばれたのは偶然でしかない。
だからこんなに胸が熱くなるのも膣が子宮がきゅんと締め付けられるのも作為的な偶然の賜物、私が和臣さんに特別な感情を抱いているからではない。
ひぃ様の教えによって体が順応しているだけ、防衛本能で濡れているだけ…それしか考えられない。
和臣さんが和臣さんでなくたって同じ仕事をして同じだけ上手に出来ているはず。
ヨボヨボのジジイでも油ぎったキモオタでも同じこと、金で買われれば誰にだって同じ仕事をするだけだ。
なのにどうして、
「聖良、はァ、好きだ、気持ち良いッ…あ、聖良、」
この人が私の名を呼ぶ度に胸がきゅうと狭くなる。
そうかきっと罪悪感ね、騙してごめんなさいという僅かながら存在する罪の意識…まぁ私はただの商品だから責任は無いのだけれど。
「和臣さまァ、あ、」
「聖良は、気持ち良いか?」
「ッはい、とても、あ、蕩けそう、れすッ」
「あは、あー、堪らない…クセになってしまう、すまない、嫌わないでくれ」
「大丈夫ですわ、私も、クセになってしまいそうです」
「聖良ッ…あ、もっと、奥に入りたいッ、あ、あ、」
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