恋を知らないセクレタリー・ドール…心が無くても雇っていただけますか?

茜琉ぴーたん

文字の大きさ
上 下
26 / 85
5章…大願成就の第一歩

26

しおりを挟む

「(見てみたい……やだ、こんなこと思うなんて)」

作られた感性の中でひょいと好奇心が顔を出す、「はしたない」と思われるだろうが早くトランクスをめくって中身を見たくなった。

 そんな気持ちが手の動きに乗って指を動かせる。

 ここが鬼頭、これがカリ首、竿があって陰嚢いんのうはたぷたぷとして…布地がしっとり湿るくらいに汗と熱気がそこに渦巻く。

「聖良…いやらしい触り方だな…」

「…すみません、あの」

「いや、気持ち良い…聖良も…脱いでくれ」

「はい、」

 今夜のドレスはサイドファスナータイプ、ちぃっと開いてシリコンブラが現れると和臣さんは目を見開いて口もぱかっと開きっぱなしになった。

 立て膝になってドレスを脱ぎ落とし座り直す、アウターに響かせないティーバックショーツからこぼれ出た尻肉が和臣さんの太ももに載る。

「わあ…聖良、そんなの穿いてたのか」

「はい、パンティーラインが見えると不恰好なので」

「ひ、昼間もか」

「はい、仕事でもだいたいこんな…パンツスーツの時などは重宝しますね」

「…そんなの穿いて父さんと働いてるのか…」

「あの、やましい関係はございません」

「当たり前だ、議員が秘書とそんな…なる訳ないだろう」

「……」

そうなって頂いて時空を超えたブーメランが和臣さんに後々刺さることになるんですけどね。

 私はついクスッと笑ってしまい慌てて乳房のシリコンブラに手を掛けた。

 ペリペリ剥がせばそれなりの大きさの乳房がぽよぽよと揺れ出て和臣さんの目を奪う。

「…お触りになります?」

「え、あの……コホン……わ、柔らかいんだな…あー…気持ち良い…」

両手を伸ばして乳を触るその姿はご立派な公務員とは思えない滑稽こっけいさ。

 悦びを押し殺して逆に険しくなった眉間が行動とアンバランスで面白い。


 調子が出て来たから早めにエア処女喪失しておくか、私はショーツをよいしょと脱いでトランクスの腰に指を掛ける。

「失礼しますわね………わッ…あ、あ…」

ずらした腰ゴムの上からびよんと、まるで飛び出すギミック付きの絵本のように和臣さんのモノが元気よく立体的に現れた。

 肉肉しい、触れてないのに温かさが感じ取れるこの赤さ、言葉を失うほどに素で興奮してしまっている。

「驚き過ぎだ…見るのも初めてか」

「初めて、ですわ…わ…あ…逞しいんですのね…こんな…わぁ…ご立派ですわ…和臣…」

「なんだ急に」

「あ、そんな気分で…あの、この時だけは様付けを許して下さいませんか?」

「…良いけど…」

 荒くなる息、初めての生イチモツに知的好奇心と性欲が理性を押し退けて弾けそうだ。

 触りたい、舐めてみたい、味は?硬さは?感情に呼応して股もじゅんと潤い準備万端だった。


「…和臣さま、女性の…ココ、見たことは?」

「無い、あの……聖良、後で落ち着いて見せてくれ…」

「そう、ですわね、では先に…」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』

コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ” (全20話)の続編。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211 男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は? そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。 格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語

六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

処理中です...