恋を知らないセクレタリー・ドール…心が無くても雇っていただけますか?

茜琉ぴーたん

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5章…大願成就の第一歩

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「(見てみたい……やだ、こんなこと思うなんて)」

作られた感性の中でひょいと好奇心が顔を出す、「はしたない」と思われるだろうが早くトランクスをめくって中身を見たくなった。

 そんな気持ちが手の動きに乗って指を動かせる。

 ここが鬼頭、これがカリ首、竿があって陰嚢いんのうはたぷたぷとして…布地がしっとり湿るくらいに汗と熱気がそこに渦巻く。

「聖良…いやらしい触り方だな…」

「…すみません、あの」

「いや、気持ち良い…聖良も…脱いでくれ」

「はい、」

 今夜のドレスはサイドファスナータイプ、ちぃっと開いてシリコンブラが現れると和臣さんは目を見開いて口もぱかっと開きっぱなしになった。

 立て膝になってドレスを脱ぎ落とし座り直す、アウターに響かせないティーバックショーツからこぼれ出た尻肉が和臣さんの太ももに載る。

「わあ…聖良、そんなの穿いてたのか」

「はい、パンティーラインが見えると不恰好なので」

「ひ、昼間もか」

「はい、仕事でもだいたいこんな…パンツスーツの時などは重宝しますね」

「…そんなの穿いて父さんと働いてるのか…」

「あの、やましい関係はございません」

「当たり前だ、議員が秘書とそんな…なる訳ないだろう」

「……」

そうなって頂いて時空を超えたブーメランが和臣さんに後々刺さることになるんですけどね。

 私はついクスッと笑ってしまい慌てて乳房のシリコンブラに手を掛けた。

 ペリペリ剥がせばそれなりの大きさの乳房がぽよぽよと揺れ出て和臣さんの目を奪う。

「…お触りになります?」

「え、あの……コホン……わ、柔らかいんだな…あー…気持ち良い…」

両手を伸ばして乳を触るその姿はご立派な公務員とは思えない滑稽こっけいさ。

 悦びを押し殺して逆に険しくなった眉間が行動とアンバランスで面白い。


 調子が出て来たから早めにエア処女喪失しておくか、私はショーツをよいしょと脱いでトランクスの腰に指を掛ける。

「失礼しますわね………わッ…あ、あ…」

ずらした腰ゴムの上からびよんと、まるで飛び出すギミック付きの絵本のように和臣さんのモノが元気よく立体的に現れた。

 肉肉しい、触れてないのに温かさが感じ取れるこの赤さ、言葉を失うほどに素で興奮してしまっている。

「驚き過ぎだ…見るのも初めてか」

「初めて、ですわ…わ…あ…逞しいんですのね…こんな…わぁ…ご立派ですわ…和臣…」

「なんだ急に」

「あ、そんな気分で…あの、この時だけは様付けを許して下さいませんか?」

「…良いけど…」

 荒くなる息、初めての生イチモツに知的好奇心と性欲が理性を押し退けて弾けそうだ。

 触りたい、舐めてみたい、味は?硬さは?感情に呼応して股もじゅんと潤い準備万端だった。


「…和臣さま、女性の…ココ、見たことは?」

「無い、あの……聖良、後で落ち着いて見せてくれ…」

「そう、ですわね、では先に…」
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