馬鹿でミーハーな女の添い寝フレンドになってしまった俺の話。

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「ん…あ、直樹、」

「なに…」

「おはよ、朝だよ、シーツ洗って干さなきゃ…」

　２度３度と噴出した体液で二人の尻の辺りは地図のようにシミができていて、体温をもってしても乾ききらずひと晩経ってもまだしっとりとしていた。

「後でいいわ、んなもん…それよりハルカ、朝勃ち見て、」

「ん………わぁ♡」

「すげぇ？あ？」

「凄い凄い、モーニングフェラしようか？」

　にっこり笑った遥がサービス精神でそう提案すると、

「ん…モーニングセックスの方がいいな…そこ四つん這いになれよ、」

と長岡は強気に命令する。

「直樹、気を許したら容赦ないね」

「ねぇよ、…………いや、こういうの嫌いか？」

「ううん、いいよ、直樹の愛情表現だもんね、」

　スキンを開封して被せて白い尻の下に照準を合わせる、細い腰をがっちりと掴んだ男は

「馬ァ鹿、ただの性欲の発散だわ、」

と肉で肉に押し入った。

「ヒゃんッ♡アあ！」

「ハルカ、これで、俺たち、セフレ、だなッ♡」

「やぁだ、こいびとッ、が、いい、」

「嘘だよ、馬鹿、いいのかッ、おれ、で、」

「直樹が、いい、のォっ、あふゥ♡いっぱい、デートも、しよォ、エッチも、しよ、恋、しよ、ぉ、」

　ばっさばっさと髪が揺れて肩甲骨がくにくにと蠢うごめいて…遥の口から発せられる喘あえぎ声は昨晩のものよりも少し低く聞こえる。

　とすればやはり幾らか演技が入っていたのか。

　とはいえ離すまいとモノを喰らう遥の乱れ方は飾りっ気が無くて獣に近いような吠え方で、これはこれで本気が感じられて…長岡は満足げに嗤わらった。

「あぁ、恋、な、ふッ…トキメキ、は、もっと、して、みてぇなッ」

「できる、よ、」

「ッんとかよッ…あ、あー、」

「ひグ♡あ、きャんッ♡」

　慣れてくると取り繕おうと思うのか少しぶりっこが見えてきて、

「お前のそのテの声、俺好きだよ、」

と言いつつ激しく掘れば

「あ、やだ、」

とあからさまに照れる。

「子犬みてぇで…可愛い、でも演技はすんなっつったろう、」

「ひッ、あ♡なお、ぎッ、あ、そ、あ♡」

「キツいな、ん、ハルカ、なんだ？また漏らすのか」

「やらッ♡あ、なオきィ、あ♡ばかぁ、」

「ん？止めるか？」

「やめ、ないデぇ、」