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しおりを挟む「好きにシていいの?」
「あ?ほうじゃ、出て行…おい、なん」
「好きにスるよ?」
真波は伊東のシャツをまくり上げ一時的に視界を塞いで後ろへ引き倒し、
「いってぇ!マナ、おい、あ、」
と後頭部の衝撃に悶える彼の胸に跨りジャージをずらす。
「んっ…ヒロアキ、包茎だったんじゃね」
「だまれ、放せ」
復活した伊東は引き剥がそうとするも腹の上にどんと乗られては身体が動かせず、かと言って暴力になってはいけないと力に任せることもできない。
髪を躊躇いがちにパサパサ触られながら真波はペニスを観察し、
「んッ…勃たせてあげようね、」
と身体を倒し口に含んだ。
「おい、お…あ、あ、」
伊東の視界にはむっちりとしたジーンズの尻、悔しいがそれが目前で揺れるもんだから嫌がおうにも反応してしまう。
「んっ…フェラチオ、も、ふ…シてみたかった♡ふ…ん…ヒロアキくん、楽にしとって、私が全部、スるけぇ♡んッ」
「おーい…おいぃ…あークソ、あー…」
「んふ…きもちい?」
「あぁ…されるがままでサイコー…」
そうかされるだけならこちらの体力は関係無いのか、いやそれでも勃起させるにはそれなりの元気と集中力と精神力が要るんだけどな。
疲れた身体に真波の肌が当たるのが心地良くて、伊東は彼女の尻をペチペチ叩いては調子を取った。
「ふふ♡んッ♡ん…」
合意と見た真波はそこから奮い、四つ足でじゅぽじゅぽと深い抜き挿しをして遂に…伊東の興奮を開放させる。
「うあッ♡あ、出る、マナ、離れッ、あ、あ♡♡♡あ、ッあー…」
「♡」
ぴくぴく疼く伊東の足先を見ながら真波はやっと萎んだペニスを放し、クイと顎を上げてから
「んッ……は…こんな味するんだ、知らんかった…」
と空になった口で笑った。
「おいぃ…飲むな、吐け、うがいせぇ」
「平気だよ、毒じゃないし…タンパク質だよ」
「…不潔じゃ、洗うて来い」
「はーい」
そうして観念した伊東に再度跨り騎乗位で2発目を、日付が変わる頃に背面騎乗で3発目を搾り取って真波は穏やかな顔で眠りにつく。
そして翌朝はそのまま出勤、夜になるとまた伊東の部屋へと帰って来た。
「…おい、」
「はーい」
「…お前、家に帰らんのか」
「うん、好きにしろって言ったじゃん」
「…はぁ……あ、あー…」
当然この夜も真波は伊東を襲い、あんな事こんな事をしては話題を逸らして立てなくして居座り…数日後に住民票を移して本当に居候してしまう。
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